子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力 其の弐

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

前回紹介した「子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力」

今回はその続きです。

好奇心と知性と人生の相関を考えさせられた一冊だったのですが

一番印象に残ったエピソードがあります

それは、落ちこぼれ高校にいたある少年が、チェスに天才的な才能を見いだされ大会で優勝したが、その勢いで、次は難関大学に挑む、彼の頭の良さは折り紙付き!

という話から、通常彼がその才能を活かし大学試験に受かるかと思いきや落ちてしまうという話です。

その理由は本書に詳しくありますのでここでは載せません。
ただ網羅的な知識を覚えるには、隙間と遊びが非常に大事であり、そのために好奇心がなによりも大切だということだけをここに伝えておきます。

投資家として成功された方で金銭的には、もうゴールでも変わらず稼ぎ続ける方、何かを新しく始める方、引きこもりになってしまう方など色々と見てきましたが、その方向の差は好奇心の積み重ねだったのではと思う今日この頃です

以下その当りを学べた部分の備忘録的抜粋

イギリスでエリート養成校の学生を対象に長期間にわたる研究を行ったところ、試験の結果を左右する要因として、性格的な特質が知能より四倍も大きな影響を及ぼしていることが明らかになったのである。

 

インターネットの普及によって「これまで見過ごされてきた問題が顕在化し、問題は一段と深刻化している」。なかでも最大の問題は、誰もが知的好奇心を働かせることに関心があるわけではないということだ。

 

 アメリカの哲学者で教育学者のジョン・デューイは、好奇心には三つの段階があると一九一〇年の論文に記している。第一段階は、周囲の世界を探検したいという子ども時代の欲求――これは知性から生じる。第二段階では、好奇心は社会性を帯びる。子どもたちは他人が身の回りの物事に関する貴重な情報源であることを知り、「どうして」という質問を繰り返すようになる。ここで重要なのは質問の内容より、情報を集めて吸収する習慣を身につけることだ。そして第三段階では、好奇心は「観察と情報の蓄積から生じる疑問に対する興味へと発展する」。この段階では、好奇心は個人と外界との結びつきを強める力となり、人々の人生経験にはそれぞれの関心や機微、喜びが折り重なってゆくのだ。  ジョン・デューイは、誰もが最終段階に到達するわけではないと考えた。彼は好奇心を不安定なものと捉え、それを維持するには不断の努力が必要だとしている

 

ロススタインは、問題の本質を探り当てた。親たちは何を尋ねるべきかわからないのではない。 どうやって 尋ねればいいのかわからないのだ。彼らには中間所得層の人々にしてみれば当たり前の能力が欠けている。問いを発して情報を得て、行政から支援を引き出すことすらできないのだ。

 

ラローはこの詳細な分析に基づき、低所得層と中間所得層の家族では子育ての方法が大きく異なっており、それが目立たないながらも格差の恒久化に大きな影響を及ぼしているという結論に達した。中間所得層の親は「協同的子育て」の方針をとることが多い。子どもには才能があり、それを丹念に養うべきであると考え、多くの手助けをする。親は子どもにとって大切なことを中心に家族生活を組み立て、子どもの能力を最大限に伸ばそうと予定がいっぱいの英才教育を施している。

 

疑問は好奇心を武器に変える。好奇心によって行動を変えることができるのだ。『質問するリーダーシップ( Leading with Questions)』の著者マイケル・マーコードは、世界最大級の化学メーカー、ダウ・ケミカルの元CEOマイク・パーカーの言葉を引用している。「リーダーシップを発揮できないのは、質問する能力がないか、質問をためらっているのかが原因であることが多い。私は優秀な人々が――知能指数が私などよりはるかに高い人々が――リーダーとして失敗する姿を見てきた。彼らには素晴らしい話術と豊富な知識があるのに、質問するのがあまり得意ではない。そのため、上層レベルで起きていることはよく把握していても、システムの下層で起きていることには無頓着になる。彼らは質問することを恐れる。そして、どんなにくだらない質問でもきわめて大きな力になり得ることに気づいていない。

 

どの時代においても「実験的授業」より、大人が指導する昔ながらの方法のほうが子どもたちは多くのことを効率的に学んでいた。メイヤーは数十年にわたり同じ考えが名称を変えて提唱されたが(「発見学習」、「実験的学習」、「構成主義」)、有効性が証明されたことは一度もないと指摘する。

 

子どもに必要なのは、十分な情報を得て自分のなかの情報の空白に気づくことであり、そのためには揺るぎない指導が欠かせない。そういった指導がなければ、子どもは自分の無知にいつまでも気づかないかもしれないのだ。

 

二七〇〇人の子どもたちの成長を就学前から一〇年以上にわたって追跡した。すると、将来の学業成績を予測するもっとも信頼性の高い指標は、語彙力を含む一般知識であることが判明した(二番めは手先の器用さで、三番めは自己抑制、やる気といった性格的特徴だった)。

 

背景知識の幅が広いほど、新しい情報は脳に定着しやすい。情報をすくい取る網は大きいほど有利だ。

 

ジャーナリストのポール・タフは、アメリカの教育現場に関するデータと専門的研究によって示された証拠をもとに『成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか』[高山真由美訳、英治出版、二〇一三年] という説得力のある本を著した。そのなかで彼は、学習効果に対する知能の影響が過大評価され、「非認知的特質」――簡単に言えば「性格」――の重要性は過小評価されていると主張する。彼は学習意欲のなかでもとくに「粘り強さ」に注目し、心理学者アンジェラ・ダックワースの研究を重要視している。ダックワースは子どもの(大人も例外ではない)成績が「やり抜く力」の強さに依存していることを示す画期的な研究成果を発表

 

エリート校の試験で好成績を収めるには「長い年月をかけて身につけた知識や技能が必要であり、その大半は子ども時代を通して家族や文化から知らぬ間に吸収されたものである」。

 

「好奇心駆動型」の教育スタイルの致命的な欠陥は、好奇心が知識の獲得の原動力になるのと同じくらい、知識が好奇心を育む原動力になることを見落としている点である。人はそもそも、自分の興味の範囲外にある事柄を学ぶのが苦手だ。だから、とくに子どものうちは他人の力で適切な場所に導いてもらう必要がある。

 

中国人の支配者層は、西洋人がいくつかの優れた考えや技術をもっていることは認めていたが、基本的には興味がなかった。当時の中国は、明朝の統治下で史上稀にみる繁栄の時代にあった。世界の経済活動に占める中国の役割はヨーロッパをはるかに凌いでいた。自分たちには輝かしい伝統があり、経済的にも繁栄を謳歌しているのに、どうしてヨーロッパの成り上がり者たちの動向など気にかける必要があろう

 

教えるのがいちばん難しいのは、問うべき大事な問題を特定する直感です。知的好奇心と言ってもよいでしょう……教育を受けるなら、さまざまな筋肉をたくさん動かせるように、できるだけ多様な科目を学ぶべきです……専門的な技能はいつでも学べるし、そういうことは解決すべき問題に直面したり、現実的な必要性に迫られたりしたときのほうが学ぶ意欲が高まるものです。そういう意味で、あまり早い時期に分野を絞り込むのは得策ではありません

 

心理学者のフィリップ・テトロックは、このような心理的影響をもたらす取引を「タブー視される取引」と呼んでいる。交渉当事者は神聖と考えているものを世俗的なものや物質的なものと交換する提案を受けると感情的になり、態度を硬化させ、経済合理性に基づく議論に耳を貸さなくなる。実際のところ物質的な提案は火に油を注ぐだけになる可能性がある。金銭的な動機づけを絡ませることで、柔軟な交渉はより難しくなることもあるのだ。

 

 ビッグデータの恩恵については慎重な指摘もされている。ビッグデータは大きな可能性を秘めているが、それでもやはり「人間による判断を加えるプロセスは欠かせない。人間の直感や常識、セレンディピティが働くような余地を確保する必要がある」。「何か」を知ることは優れた判断や発見には欠かせないが、「なぜか」と問うことはいかなる場合でも重要なの

 

「私は退屈なものが好きだ」というウォードのブログのタイトルは、アンディ・ウォーホルの言葉だ。ウォーホルは思いつく限りもっとも退屈でありふれたもの――スープの缶――を題材に選び、何百万もの人々がそれを鑑賞する機会をつくった。ウォードは退屈なものとは、注意を向けないから退屈に 見える だけだと考えていた

 

教育を受けるということは、考えかたを学び、それによってもともとそなわっている自己中心的な発想から逃れることでもある

子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

昨年はお世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、新年最初の投稿は「好奇心」についての一冊です。

子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力

なぜ「好奇心」を取り上げようかと思ったのか?
それは投資で成功するのに、必要なことがなによりも「好奇心」だと思ったこと
また、投資で成功した後に人生を充実させるものもまた「好奇心」だと思ったからです。

順を追って説明します。

投資で成功したいと思う多くの人が陥るのが一体どの投資法をすればいいのかということです。
株式、不動産、FX、仮想通貨、オプションなど多くの分野があり、そこから手法も様々です。

ここで重要なのが好奇心を持って始めてみることの重要性と、それを継続する力です。
継続できるか、また失敗した場合にも新たに始められるか?
これもまた「次はこれなら面白いかも?」と思える好奇心の発露が求められます。

さて好奇心とはいったいどう生まれどうはぐくまれるのでしょうか?
この部分は本書を読んでいただきたいと思います。

長くなるので投資で成功した後にもなぜ「好奇心」が必要なのか?は次回に持ち越します。

端的に言って、年末に読めてよかった、今年を良い年にしてくれる一冊でした。

以下備忘録を兼ねて抜粋

西洋の歴史において、好奇心はよくても気晴らしと受け止められるのがせいぜいで、ともすれば精神と社会をむしばむ害悪とみなされてきた。  これには理由がある。好奇心には秩序がないのだ。好奇心と秩序は相容れない。少なくとも好奇心の裏には、どんな秩序も鋭い疑問の声が上がれば揺らぐものだという認識がある。好奇心は定められた道に満足せず、脇に逸れ、あてもなくさまよい、いきなり方向を変える。つまり、好奇心とは逸脱にほかならない。それを追求すれば、やがて権威との対立が待っていることは、ガリレオやダーウィン、スティーブ・ジョブズをみても明らか

コンピューターは賢い。だがどれほど高性能でも、今のところ好奇心旺盛なコンピューターは存在しない。

インターネットのおかげで大量の知識を暗記せずにすむようになれば私たちの創造性は向上する、という意見がある。ところがそうした意見は、科学者たちが精神の働きについて解明してきたいかなる事実とも相容れない。

文化のおかげで人は生物学的な制約から解放された。進化生物学者のマーク・パーゲルによると、人は文化を手にしたとき、「遺伝子と知性」の力関係を変えた。人は生きるための指針をDNAだけでなく、先人たちが積み重ねてきた知識からも引き出す唯一の種となったのである。

たしかに赤ちゃんは何でも知りたがる生き物ではあるが、大人と同じようにその好奇心は一定ではない。
学ぶ意欲に満ちているときもあれば、気乗りがしないときも、あるいは空想に耽っているときも、どうしようもなく眠いときもある。赤ちゃんの好奇心の度合いは環境によって大きく左右される。物理的な環境はもとより、世話をしてくれる大人たちの影響が非常に大きい。幼児の好奇心は大人に対して依存状態にある。

子どもが好奇心旺盛かそうでないかは、早い段階での非言語的な問いかけに親がどのように応じるかで決まる。好奇心とは、他者からの反応によって増幅するフィードバックループなのである。

私たちにとって質問をするのは当たり前すぎて、それがどれほど奥深い技術であるか(もしくは技術の組み合わせであるか)忘れている。
質問するには第一に、自分が知らないことを知る必要がある―つまり己の無知を自覚しなければならない。第二に、相反するさまざまな可能性を想像する能力を発揮しなければならない。幽霊は本当にいるのかと訊くとき、その子はすでにいくつかの答えを想定している。そして第三に、他人から学ぶべきことがあることを知らなければならない。霊長類のなかでこうした能力を持ち合わせているのは人間だけだが、それは人間の子どもにとっても自然に発達するような単純な能力ではない。環境しだいで花開くこともあれば、しぼんでしまうこともある繊細な能力なのである。

一般的に、好奇心は何も知らない事柄に対して湧き起こる心理であるかのように誤解され、少しだけ知識がある状態が好奇心に与える影響は見過ごされることが多い。実際には、人はまったく知らないことには興味を抱かないものだ。
好奇心を抱くには、つまり情報の空白を埋めたいという衝動に駆られるには、その前提として自分の知識に空白があることを自覚しなければならない。ところが困ったことに、人は自分が何でも知っていると思い込んでいることが多い。心理学者はこれを「過信効果」と呼ぶ

人は自分の考えに自信があるとき、ほかの情報にまったく無関心になってしまうのである。  ローウェンスタインは、このような過信効果のせいで私たちは日常的に非常にいい加減な推測をしていると指摘する。たとえば、他人を固定観念で判断しやすいのはその一例

自信過剰と自信不足の力学は大人にも同じように作用する。たとえば、職場について考えてみよう――社員がいつ仕事を失うか不安に怯えながら仕事をしている企業では、好奇心のあふれる風土は望めない。一方で、社員にとってすべてが順調で、気前のよいボーナスが保証されている企業でも、やはり好奇心はしぼんでしまうだろう。好奇心が花開くには絶妙な不確実性が必要だ。不確実性があまりにも大きくなると、好奇心は凍りついてしまう。

私たちはミステリーよりパズルを重視する文化のなかで生きている。学校はもちろん、大学でさえ科学とは明快な答えのある疑問の集合であると考えている。ダイソンならば自分の知らないことについて綿密に、そして粘り強く探究することと定義するだろうが、一般的にはそうは考えられていない。

一九九〇年代初頭、カリフォルニア大学の認知科学者ロバート・ビョークは、それまでの心理学者の常識を覆すような事実を発見した。突きつめて言えば、学ぶのに苦労したときのほうが習熟度は高い、ということだ。
心理学者は、学生に文章を読ませると、汚くて読みづらいフォントで印刷された文章を読んだときのほうが内容をよく覚えていることを突きとめた。

ロバート・ビョークは、学習のプロセスに困難が伴う場合に学習効果が高まるという予想外の発見を説明するため、「望ましい困難」という表現を使う。彼の研究は教育観に大きな影響を及ぼした

 

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る 其の弐

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

前回紹介した「アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る」の続きです。

今回は、企業がアフターデジタルになるために考え方をどう変えなくてはならないか
また、その結果がどういった形で私たちの利便性が増すか

そういった部分を紹介します。

今までの考え方をすべて捨て一からデジタルで今のビジネスを考える必要があるという点は、本書を読むと強い説得力を持っていました。

また西洋と中国では、データに対する考え方が、全く逆で
すべてのデータを基本個人の所有とする西洋型か、企業または国家で所有し管理する中国型
21世紀的人権的視点では西洋型であるべきですが、企業の成長、社会の安定に関しては中国的スタイルのほうが、実績を上げている点など理想と現実の乖離に頭を悩ますこともしばしばです。

他投資でいうと今年の株価を動かしたアプリの一つに「ドラクエウォーク」があげられますが、アプリの改善の速さやゲームスタイルは本書を参考にしたのではないかと思うことがあり、日本企業でも、アフターデジタルにうまく移行している企業もいることを感じました。

なお私はドラクエウォークをがっつりやっているのに、もろもろの関連銘柄の上げに乗れなかった残念な投資家であることを付け加えておきます。

 

以下抜粋

店舗は物理的制限からスタートしているため、それをデジタル側に持っていこうとすると、物理的制約をデジタル側に持ち込むことになります。
しかし本来デジタルは理想行動を作れるはずなので、デジタルを起点に考えるとより自由な発想ができます。

自分が正直に支払い、良い行いをコツコツ行えば、無駄な証明をしなくても自分が信頼できる人間だと理解してもらえる。近未来的なことが、「デジタル体験側に軸足を置いて思考する」という共通概念を持った人々によって既に生み出されています。

 

OMO型のビジネス発想はRPGゲームに非常によく似ています。
OMO型で成功しているビジネスの多くに存在する共通点として「ゲーム的にインセンティブ獲得が設計されている」という点が挙げられます。私(藤井)はRPGゲームの「ドラゴンクエスト」が大好きで、いつも思っていたことがあります。
「スライムを倒した時の経験値が分かったり、あといくつでレベル上がるか分かったり、毒の沼地を歩くと歩数に応じて一律にダメージを受けたり、ゲームって全部可視化されていて楽な世界だな…」と。

 個人主義の欧州では、個人データとプライバシーの保護は基本的人権の1つとして考えられ、欧州連合(EU)の基本権憲章でも保障されています。
2018年5月には、個人データを扱う事業者を対象にした「GDPR」(EU一般データ保護規則)の施行が始まったばかりです。

 

一方で、中央主権の中国では、
「国民はデータを提供し、国が一括管理をして国民のために使う」という考え方が当たり前になっています。実際14億人もの国民がいて、その全員が個人データを提供すれば膨大なデータがたまってAI技術の向上につながっていきます。
「データを提供することで、より良い生活、よい国にしていこう」という考え方が根付いているのです。

 

中国では土地は国有財産であり、国民に対して国から貸し出されるものと捉えられています。いまでは土地よりも、データが富や利潤を生む時代になったので、データも土地と同じように「市民が国に預けることで、国は効率よく活用して国民の利益を生み、国全体が豊かになる」という考え方はまったく不自然ではなかったのでしょう。

 

ソーシャルの時代は、人に教えたくなるような圧倒的な体験が“貨幣”になります。圧倒的な体験はほうっておいてもソーシャル上で流通し、流通している切り取られた情報に刺激された人は現地に出向き、現地で360度全方位、五感を刺激される体験ができればそれをソーシャルに投稿し、その投稿でさらにリアルへの訪問者が増えるというサイクルが起きます。

 

決済という作業は、商品を売る側と購入する人が仕方なくやらなければいけない行為で、もしこれを短縮したり不可視化できたりすれば、買い物という行為は本来の人間対人間のコミュニケーションや物語の交換に戻って、売りたい人と買いたい人の意識が一瞬でつながることができる」と話しています。

 

カーンが提案しているのは、生徒はまず自宅でユーチューブの授業を聞いて予習をして、学校では授業で分からなかった箇所を生徒同士で教え合ったり、教師に質問したりするという方法です。このほうがずっと効果的との指摘もあり、学校での学びも変わりつつあります。

 

ホスピタリティを徹底することで経済合理性が成り立つという従来奇跡のように見られていた事例が、中国平安保険のように、テクノロジーによって実現しやすくなっている と捉えることが重要

 

変革がうまく進んでいる企業は、会社全体に大号令をかけるのではなく、 社長以下、特定の役員・部長・現場が「変革ライン」として1本でつながっています。同じセミナーを全員で受けたり、重要メンバーでデジタル先進国への視察を行ったりして、変革ラインのメンバーで同じイメージを共有します。この目線合わせは非常に重要です。

抜粋ここまで

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

日本の成長率が諸外国に比べて低いのは、仕事の効率が悪い=生産性が低いとよく言われますが。それがさらに加速していきそうだなと暗澹たる気持ちになった本があったので、こちらでもシェアしてみます。

その一冊とは「アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る」です。
業界団体の圧力で印鑑すら公的関係で必要になる日本、一方共産主義と資本主義のいいとこどりで、世界を席巻しつつある(一部では席巻済み)の中国。

本書では、デジタル革命のその先に、人間の行動すら変えてしまうデータの蓄積とその活用方法がいくつも紹介されています。

日本のビジネスパーソンは「デジタルが完全に浸透した世界をイメージできていない」

とは本書の言葉ですが、私自身、全くイメージできていないことを痛感させられました。

タクシー配車アプリのDidiが中国から日本に上陸していますが、広告戦略や使いやすさなど日本発のアプリとは一線を画すのは、使ってみて明らかでした。

「三方よし」をビジネスで実践するのが、アフターデジタルという点で大いに参考になりました。
株式投資先を考える中で、本書のような考え方ができる企業を選ぶべきなのは言うまでもありません。

これからくるサービスの在り方、考え方がよくわかるオススメの一冊です。

以下抜粋

日本のビジネスパーソンは「デジタルが完全に浸透した世界をイメージできていない」

 

「次々とデータが生み出される」という状況が一番重要なポイントで、このようなデータを基にサービスが生み出されると考えるのではなく、社会基盤そのものが再構築され、ビジネスモデルもルールも抜本的に変わっていくと捉える必要があります。
つまり、「デジタルによる社会システムのアップデート」 が起きるのです。それは、 単体事例の先進性を見ていては分からないこと

 

中国では、モバイク買収のようにリアルを活用したオンラインサービスが発展したのですが、その背景には、オンライン上での顧客獲得単価が上がり過ぎてしまい、リアルの顧客データのほうが高効率になった、という事情があります。
実店舗や路上を活用したサービスを提供したほうがデータを集めやすい、というわけです。

 

(タクシー配車サービスで)最も満足度を高めるのは「安心して素早く目的地に行けること」です。
そこに直接的に関わるポイントのみデータを取得し、評価に反映させる仕組み を作っているのです。
ドライバーは「何をすれば点数が上がるか」が分かっているので、その評価スコアを高めるためにコツコツ善行を積むというわけです。

 

ディディがすごいのは、良くも悪くも徹底的に性悪説で、放っておいたら何をするか分からないので、「人は実利主義である」という認識の下、マナーの向上やサービス品質を一つひとつデータにとって可視化し、ドライバーに課題を課す仕組みを作って解決したこと

 

従業員からすれば、何をどう努力すれば評価されて昇進できるかが明確だとモチベーションは上がるものです。
データを活用した仕事の評価システムの導入で従業員が変わり、その広がりで社会全体が変わって民度が上がるという現象が起きています。
それが、今の中国の現状

 

ディディが構築したような評価システムを使ったサービスは、活用示唆にあふれています。
ユーザー側とビジネス側、双方の異なるインセンティブの体系を見極め、それらのデータを活用して厳密に評価することで、三方良しを実現しています。このようなシステムから日本企業は大いに学ぶべきでしょう。
中国の若い先進企業とこうしたアイデアを話すとき、いつも「それは、買い手と売り手にとってどんなメリットがあるの?」 という質問が出てきます。実利主義だからこそ、インセンティブ設計をしっかり行い、Win-Winの関係を作ろうとする

 

「なぜ企業側がそこまでデータを収集しなくてはいけないかというと、これからのビジネスはデータをできる限り集め、 そのデータをフル活用し、プロダクトとUX(顧客体験、ユーザーエクスペリエンス)をいかに高速で改善できるかどうかが競争原理になるから

 

アフターデジタル移行後の中国は、日本よりも「もっと社会を便利にしよう」「価値や利便性、インセンティブを相手に与えよう」と考え抜かれている ように思います。
O2Oとは「チャネルをつなげて送客する」という企業視点の考え方でしたが、OMOは「顧客から見たら融合しているほうが便利」という顧客視点の考え方です。そこが本質的に異なっています。

 

アリババは、中国国民の約半分にあたるユーザー数のオンライン購買データを所持しています。子会社が提供するアリペイも含めると、オフラインの購買データも国民の半分程度を所持しています。さらに、アリババの投資先や経済圏からのユーザーの消費行動や移動データを含めると、「どの土地にどのような人たちが住んでいて、どのような生活をしているか」を明らかにできてしまうほどの膨大なデータを持っていると言えるのです。まずはこのことを頭に入れておく必要があります。

抜粋ここまで

2019.09世界の成績

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

先月に続き、世界の指数データ、先月比を載せています。
みなさんのお役に立てば幸いです。

 

国際主要指標 2019/8/31 2019/9/30
NYダウ工業株30種 26403.28 26916.83
  先月比 1.95%
S&P500種 2926.46 2976.74
  先月比 1.72%
NASDAQ 7973.394 7999.34
  先月比 0.33%
ラッセル2000 1496.72 1523.37
  先月比 1.78%
FT100(イギリス) 7207.18 7408.21
  先月比 2.79%
DAX(ドイツ) 11939.28 12428.08
  先月比 4.09%
CAC40(フランス) 5480.48 5677.79
  先月比 3.60%
MIBTel(イタリア) 21322.9 22107.7
  先月比 3.68%
トロント総合(カナダ) 16442.07 16658.63
  先月比 1.32%
モスクワタイムズ(ロシア) 1284.94 1333.91
  先月比 3.81%
上海総合(中国) 2886.2365 2905.19
  先月比 0.66%
SENSEX(インド) 37332.79 38667.33
  先月比 3.57%
ハンセン(香港) 25724.73 26092.27
  先月比 1.43%
ソウル総合(韓国) 1967.79 2063.05
  先月比 4.84%
ST工業種(シンガポール) 3106.52 3119.99
  先月比 0.43%
KL総合(マレーシア) 1612.14 1583.91
  先月比 -1.75%
SET(タイ) 1654.92 1637.22
  先月比 -1.07%
Bovespa(ブラジル) 101134.61 104745.32
  先月比 3.57%
IPC(メキシコ) 42622.5 43011.27
  先月比 0.91%
リマ総合(ペルー) 19106.75 19602.71
  先月比 2.60%
PSI20(ポルトガル) 4887.63 4973.76
  先月比 1.76%
ISEQ(アイルランド) 5879.42 6244.37
  先月比 6.21%
Athex20(ギリシャ) 2143.25 2157.03
  先月比 0.64%
IBEX35(スペイン) 8812.9 9244.6
  先月比 4.90%

ご挨拶と10年間の運用成績

こんばんわ、ヘッタ・チャンです。

投資日記ステーション終了なので、日記記載中の自身の成績を調べてみました。

日記を書き始めたのが2009年の7月でしたので、2009年から記載してみます。

 

売買利益 枠リターン TOPIX TPX差
2019 ¥16,918,330 8.46% 6.27% 2.19%
2018 ¥18,916,425 9.46% -17.80% 27.26%
2017 ¥47,738,849 23.87% 18.06% 5.81%
2016 ¥44,089,809 19.18% -0.18% 19.36%
2015 ¥53,185,120 22.9% 10.9% 12.04%
2014 ¥57,242,860 23.3% 7.7% 15.56%
2013 ¥84,592,743 30.4% 43.5% -13.10%
2012 ¥42,681,848 21.3% 21.0% 0.37%
2011 ¥29,094,678 11.0% -20.0% 30.91%
2010 ¥22,515,476 7.5% 0.7% 6.82%
2009 ¥26,465,660 8.8% 6.4% 2.47%
合計 ¥443,441,798 186% 77% 110%
平均 ¥44,344,180 19% 8% 11%

*2019年は9/30時点
*2009-2017年はディーラー成績(半分以上、証券会社と税金で消えてます泣)
*2018年ディーラー半年、個人半年 2019年無職

 
いやはや、こちらで10年間書かせて頂いていたとは…

年を取るはずです(苦笑)

エンジュクさんとの出会いによって弱小ディーラーでも、なんとか生き残ることが出来、今は半分引退のような生活まで来ることが出来ました。

多くの投資仲間に会うこともできたのもエンジュクさんのおかげで、ただただ感謝しかありません。

今後のヘッタ・チャンのブログや運用成績は、ツイッターなどで確認していただければ幸いです。
@hettachan
年内までこちらが残るとのことなのでデータ移行なども可能であれば検討しています。

10年間本当にありがとうございました。
末筆ながらみなさまのさらなる爆益をお祈り申し上げます。

2019.09日本の成績

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

先月に引き続き、月末に取っている、日本の指数データ、先月比を載せてみます。
9月は日経平均、TOPOXがともに5%以上上げる好調月でした。

 

国内主要指標 2019/8/31 2019/9/30
日経平均株価 20,704.37 21,755.84
  前月比 5.08%
日経先物 20,690.00 21,720.00
  前月比 4.98%
CME日経先物 20,665.00 21,760.00
  前月比 5.30%
SGX日経先物 20,670.00 21,740.00
  前月比 5.18%
日経平均ドル換算値 194.69 201.76
  前月比 3.63%
TOPIX 1,511.86 1,587.80
  前月比 5.02%
TOPIX先物 1,510.00 1,589.00
  前月比 5.23%
東証1部単純平均 2,048.08 2,134.92
  前月比 4.24%
東証2部単純平均 1,263.36 1,288.60
  前月比 2.00%
東証大型株(TOPIX 100) 978.47 1,023.33
  前月比 4.58%
東証中型株(TOPIX Mid 400) 1,673.97 1,773.69
  前月比 5.96%
東証小型株(TOPIX Small) 1,896.48 1,987.49
  前月比 4.80%
日経JASDAQ平均 3,294.46 3,379.39
  前月比 2.58%
JASDAQ指数 146.13 153.82
  前月比 5.26%
NT倍率 13.69 13.70
  前月比 0.07%
東証マザーズ指数 841.19 876.00
  前月比 4.14%

 
これで今月の成績を振り返るとかなりアレですね、残念ですね(爆死)

10月は例年悪いイメージがあったのですが、昨年とリーマンショックをのぞくとむしろ良い方で、来月も期待したいものです

なのなの@けんぎょう投資家さんツイートより

好相場よ、永遠なれ・・・

消えゆくディーリング業界

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

エンジュクさんの投資日記ステーションもこのたび終了するわけですが、私の古巣だったディーリング業界も着実に終わりに向かって進んでいるようです。

【ビジネス】消えゆくディーリング業界 しがないディーラーのブログより

私が無職になってからも数社閉鎖を聞きましたが、ここにきてそれが加速しています。

運用の世界で、高学歴でも、既存の成績がなくてもいきなり運用者になれる道はもうなくなるのは時代の趨勢として仕方ないことですが

文系で経済や数学の勉強が出来たわけでもなく、個人での売買でも資産を溶かしまくっていた万年素人へたくそ投資家に、実践で勉強させてもらえたあの時代に生まれて、ラッキーだったと今改めて思います。

デイトレで食べていくといった風潮は最近全く聞かなくなりました

ツイッターなどをみると最近の若い投資家はバリュー投資や優待投資といった形がおおく、一攫千金を見る若者は仮想通貨に向かっているように見えます。

時代とともに、大きく資産を築ける場所、人気のある場所が変わっていくものですね

さて、無職の私の明日はどっちだ(苦笑)

2019.09成績

こんにちは、ヘッタ・チャンです

今月の成績はざっくり280万でした。

内訳
IPO・公募 149
スイング・デイトレ 131

今月は公募やTOB関連で動きが多かったので、そこで利益が積み重なりました
デイスイングは、まあいつも通りの売買が出来た感じで特段書くこともなく

下記の通り、今月は権利日まで上がり続けたので基本買いの自分には良い一月でした

チャート画像
今月のような感じが続くと良いのですが、今後どうなる事やら
来月も粛々と頑張ります

「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

昨年無職になり、エンジュクさんのこの日記があるおかげでぎりぎりライターと名乗れたものの、ついにこのご時世、投資日記ステーションも役割を今月いっぱいで終わることとなりました。

そうです、私は限りなく本物の無職となりました(爆)
先月のように月マイナスを出した日には、無職以下です、お金がヘッテルのですから

さて、そんな人としてかなりやばいところに足を踏み込んでしまったので、急いで読んでみたのが

「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方

今とても売れているようで、この出版不況でも既に5刷と絶好調のこの一冊

私の次の職探しだけでなく、投資に対する考え方にも役だったので、以下に参考になった部分を抜粋してみました。

以下抜粋

報酬水準の高低は、個人の頑張りではなく、利益がでやすいか否か、業界のビジネスモデルによるからです。
同じ人事の仕事でもTV局なら年収1500万円、ガソリンスタンドなら372万円と、年収差は4倍になります。
同じ仕事をするなら報酬水準が高い業界の方が得

本当に美味しいポジションは求人情報サイトや人材紹介会社に届く前に決まるのです。
・ヘッドハンター
・退職した上司、先輩、同僚、後輩
・友人知人の紹介
などが代表的です。
一番美味しいのは友人、知人などからの紹介 です。リファーラル採用と言います。社員が自分の知人を我社に紹介して入社してもらう「社内人材紹介」のことです。メルカリの中途採用の9割はリファーラル

好きなことを、ライフワークの趣味で楽しむか、仕事にできるかは、その業界の市場特性が一番影響 を持ちます。

どんなに儲かっても、そのビジネスの寿命が短いと、その業界の人たち全員に高い報酬を払い続けることは難しくなります。
ルーズソックス、白いたい焼き、ハイパーヨーヨーは覚えているでしょう。一時流行りましたが、今はもう見る機会はほとんどありません。
というように流行り廃りが激しいビジネスは一時どんなに大きく儲かってもボーナスを一時的に上げるくらいしかできません。
ミクシィは2017年発表の「一人当たり営業利益が高い企業ランキング」(東洋経済オンライン)で2位。一人当たり約1億4000万円も営業利益をあげていますが、平均年収は694万円なのはそれが理由です。

林修先生はビジネス書のベストセラーをいくつも出されていますが、ビジネス書を書くこと自体は好きではなかったとTVで発言されていました。
編集者に「自己啓発書」を書いて欲しいと言われて、「予備校講師なのに、編集者からみたら自己啓発書がかけるように見えるのか。なら、やってみよう」と手掛けたそうです。
結果、ベストセラー連発。今でも自己啓発書を書くこと自体は好きではないが、求められ、関わった編集者が喜び、読者が助かることなら、やりたいと自分の中で自己啓発書を書く意味合いを変えたそうです。

私の友人で「首切り屋」と呼ばれる人事部長がいます。彼の転職先では必ず3年以内にリストラが起きると知られているので名前は出せません。
彼は衰退・再展開期が得意なので、必然とリストラ担当となりますが、一発で成功させ、去る人、残る人にとって一番いい条件でおさえ、事業も再展開への道をあがり、再浮上が見えた段階で次の組織に移ります。
60 歳近くになりますが、今でも引っぱりだこです。 「誰もが嫌がるけど、実は向いていて得意」という業務分野で、未来永劫なくならないものが見つかれば、ある意味最強 です。

会社の経営理念を取り出し、それをYESとするなら、反対のNOは何かを書き出せば、会社のカルチャーの背骨がハッキリみえてきます。
何がYESかNOかがわかれば、それがあなたの資質とフィットするかみえてきます。

ビジネスの世界では、後者の相手の主観に沿って正しいかが一番です。ここでポイントがあります。   ありがとうの声=提供価値を示すとともに、その根拠となる実績をセットで示す必要があります。

今は、新入社員が入社日に転職サイトに登録するのが当たり前です。
すぐ辞めるのではなく、情報収集の意味合いがメインだそうですが、情報収集の前に身に付ける社会人として一番大事なスキルがあります。
それは「想定外の変化に慣れること」

2010年、ミシガン州立大学の心理学者、ジェイソン・モーザーの実験によると、失敗から学べない人は、失敗を受け止めず、失敗の理由を自分の知性や能力のなさにするそうです。
ところが、学習能力の高い人は、失敗を自分の力を伸ばす上で欠かせないものとして自然に受け止めることができるという結果がでたのですが、一つ盲点があるそうです。「できること」「うまくやれること」だけをやっていると、この勘がだんだんと鈍ってくるとのこと