【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2013年 9月号 負けない投資の優先順位

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の7回目アーカイブをアップです。
ツイッターやブログ、マネー雑誌を見ると、凄腕の投資家たちのきら星な運用成績がいやでも目に入ります。

そういった投資家たちにあこがれる気持ち、よくわかりますがここで一息ついて、以下の連載に目を通してみてください。
かくいう私も無職になって少し焦っている部分があったのだなぁと自分の記事を読んで気づかされた次第です。

当時の記事は以下の通りです。

前回の原稿を書いて、3ヵ月の間に日経平均は私の想定のはるか上の16,000円を付けた途端に急落、5月には13,000円を一旦割れて、この原稿を書いている時点では14,000円を境に行ったり来たりしています。

*寄稿当時のチャートはこんなでした。

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画像出典 経済&マネー セルインメイ(2013年)前後の日経平均株価チャート

この近年なかった異次元の急騰と急落で、相場に入れなかった方、入ってみたものの減らしてしまった方などいらっしゃるでしょう。
最近の相場上昇で投資を始めた方、戻ってきた方も読んでいると思いますので、いま一度「負けない投資家」のゴールについて再確認しましょう。

負けない投資家の第一のゴールは「長期的な生き残り」。
そして、第二のゴールとして、あるのが「自己資金の着実な増大」。
そして第三のゴールとしてあるのが「高い利益を上げること」です。
大半の投資家は、この第三のゴールを第一におき、第一、第二のゴールを意識していません。

去年の11月から今年の5月までの相場は、玄人があまり儲からず、素人ほど儲かる相場でした。

誤解を恐れずに言えば信用取引を全力で行える「馬鹿になった人間が勝つ相場」でした。

ただご存じの通りそういったシンプルな考えの人の多くは、5月~6月にかけての強烈な下げ相場で退場するなり、復帰に時間のかかる大やけどをしてしまいました。
100万円を1億円にしたのに気付いたら、マイナス、つまり借金になってしまったという話も聞きます。

これは、高い利益を上げることを第一目標にして、「長期的な生き残り」と「自己資金を“着実”に殖やすこと」を疎かにした結果です。
まわりが儲けている話を聞くと、トレードに飛びつきたくなる気持ちは私もよくわかります。正直今年の運用成績は市場と良い勝負か少し負けで、何十倍になった方々から見れば、へたれも良い所でしょう。
ですが、今後、何カ月、何年にもわたり、マーケットは存在し続けます。今回、準備不足でリターンを上げられなくても、またチャンスが訪れるのですから、今は投資の研究に十分な時間を費せばいいだけなのです。

今の株価は、将来の日本の復活を期待して買われています。ですので、今後起こりうるのは、

①期待以上の復活 → これ以上の株価上げ
②期待通りの復活 → 今の株価
③予想以下、復活できず → 株価下落

の3つのパターンのどれかになるのですが、単純な確率論で言うと、今の株価から上に行く可能性は1/3しかありません。つまり2/3は増えません。

中長期の運用を考えるなら、今は出動するタイミングではない可能性もあるのではないか?というのが私の考えです。
自戒も込めて、上げ相場を取り損なったすべての方に伝えたいのは「準備を怠るな」ということです。

下げ相場、もみ合い相場の中で、いつか必ず来る上げ相場に備えて準備しておくことの重要性については、みなさんも身にしみて実感していることでしょう。
中長期投資では、絶好の機会が現れるのを待つことが重要になります。そして、同じくらい大事なことが「準備しておくことで衝動的に投資を避けられること」があります。
衝動的に投資してしまうと今年の5~6月のような相場では、逃げることすら難しいでしょう。

サッカーの監督が相手によって、戦略を準備するように、負けない投資家になるためには、戦略プランを事前に立てることが必要なのです。
今年まだ儲けていない方、損を出してしまった方は、「今がチャンス!10年に一度の大型相場に乗り遅れるな!!」という言葉に惑わされることなく、今年取り返すことにこだわらず、チャンスが来るまで、「長期的な生き残り」「自己資金の着実な増大」を胸に秘めて、虎視眈々と準備をして待つという選択肢もあるということを忘れないでください。

抜粋ここまで

と書いたものの、以前書いたようにここから日経平均は年末にかけてさらに上昇する展開となり、機会損失で破産なのでした泣
とはいえ、当時に戻っても私は同じ投資法をしたと思います。将来の不確定な上げ下げより受給がある程度読めるイベント投資や優位性のあるシステムトレード的投資が、私の性には合っていました。
おかげで引退までここからだいぶかかってしまいましたが(苦笑)

この文章を紹介し直すことで、今私の基本的考えから少しずれていることがわかりとても有意義になってしまいました、ありがとうございます。

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2013年 6月号 TOB価格訴訟②

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の6回目アーカイブのサブ記事とその後の結果をアップです。
2012年にTOBで上場廃止になった東宝不動産へのTOB価格訴訟の結果は?

その前に、それまでのTOB価格訴訟ではどういった結果だったかをサブ記事で紹介していますのでご覧ください

以下、当時の記事より

今回取り上げた東宝不動産以外にも過去いくつかの同様の案件がありました。

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訴訟の一連の流れについても補足として書いてみます。
裁判の参加には株主総会までに株主であることが必要です。そして、株主として、議決権行使に対して、反対をする必要があります。
そして、この後は自分で株主総会に参加して反対をするか、先ほど議決講師で反対をした上で欠席するかのどちらかです。

次に気になる弁護士費用についてですが。これは交渉次第ですが、一般的に着手金は経費、成功報酬十数%という条件が多いです。
依頼された弁護士は対象企業の価値を算定して、TOB価格より高い理由を訴えると言う形になります。

公開買付に応じなかった株主は争いなしとして、株主総会後にTOB価格で強制取得されますが。この価格を争う裁判をするわけです。
過去の案件では、地裁は敗訴、高裁で逆転ということもあり、終わるまで資金を固定されるのがネックですのでその辺にもご注意を

抜粋ここまで

といった手続きを経て、裁判に挑んだのですが結果は最終的には、残念ながら棄却という結果でした。

しかも地裁では一部訴えが認められ、TOB価格を100円引き上げる判決がでたものの、
続く、高裁では、手続きが公正だという理由で、地裁決定の835円を取り消し、735円とする判決となり、最高裁で高裁の判決が確定し、抗告が棄却

結果的に敗訴、また前回記事に書いた年6%の金利についても、東宝不動産が裁判中に735円分について先に支払う対抗策をとったため不発となり、目論見が外れました。
(その後、法律が変わり、支払われない方向に改正されました。)

この辺の流れは以下のリンクを参照ください。
しかし、最高裁の棄却結果とかネットで本当に出てこなかったです、なにかグーグル対策してる気が。。。(私の探し方が下手なのもありますが)

2015/3 東宝不動産の株価100円引き上げる決定、東京地裁、市場株価を重視 – 法と経済のジャーナル Asahi Judiciary

2016/3 東宝不動産、地裁決定の835円取消、735円とする決定 証券非行被害者救済ボランティアのブログ

2017/2 東宝不動産事件高裁決定許可抗告審、株主側抗告棄却 「判例研究 一般に公正と認められる手続による公開買付け後に行われた全部取得条項付種類株式の取得価格」より

その後、TOBで価格訴訟が下火になると今度は、ソレキアで起きたような対抗公開買付になるのですが、これはまた別のお話、機会があれば書いてみます。

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2013年 6月号 TOB価格訴訟

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の6回目アーカイブをアップです。
当時は合理的戦略だったTOB価格訴訟について書いています。

ここから判例が積み重なり、TOB価格訴訟投資法は完全に息の根を止められることになるのですが、それはまた別のお話。
後日談はまた別途まとめてみたいと思います。

当時の記事は以下の通りです。

前回記事を書いたのが12月、今この記事を3月に書いていますが、相場は絶好調ですね。
この間に日経平均は10,500円から12,500円と20%近く上昇、この数ヶ月で資産を大きく増やされた方も多いでしょう。

もちろん、私もこの相場で恩恵を受けていますが、この上げ相場の恩恵をまったく受けない投資に資産の一割近くを割いています。

なぜかというとその投資がまさにこの連載のテーマである「負けない投資家の思考法」の考えを現す投資だからです。要は負けてもリスクがきわめて小さく、勝てた場合のリターンが大きい投資だからなのですが。

その投資手法とはTOBの価格決定に異議申し立ての訴訟を行うというものです。

いきなり訴訟?投資じゃないのと思われた方が多いますので順を追って説明します。
まず、そもそもTOBとは「株式公開買付け」のことで、会社の株式等を「買付け期間・買取り株数・価格」を公告し、不特定多数の株主から株式市場外で株式等を買い集める制度のことです。
通常、この買付価格は発表時点の株価に対して、プレミアというのを付けます。(だいだい数十%程度)。例えば、それまで100円で売買されていた株価を150円で買い取るとったものです。ですから、通常TOBをされた株主は持ち株を喜んで買付価格で企業に売却します。

みなさんが知っている会社で最近ですと、ソネットエンタテインメントをソニーが、パルコをJ・フロントリテイリング(大丸松坂屋)がTOBしています。

ところがこの買付価格に、投資家が納得しないケースがあります。提案してきた買付価格が不当に安いと思われるケースです。
この場合投資家と企業で買付価格に対して相違があるので、お互いの価格の根拠を示して裁判所に判断をしてもらうことになります。

詳細はここでは説明しきれないので書きませんが、企業側は安い価格でTOBをしたいと複数の価格決定方法からなるべく算定価格が安いものを。逆に投資家は少しで高く買い取ってほしいと考えているので逆に一番高い算定方法を選んで、自分の正当性を訴え、争います。

裁判結果は神のみぞ知るですが、この投資方法の重要な点は判決結果は、企業側が勝ってもTOBの価格で買い取り、投資家側の意見が通れば安くても10%から二倍以上上乗せされた買取り価格が判決で出ることがあるという点です。

つまり、TOB価格に近い値段で銘柄を仕込むことが出来たなら、リスクは限定、リターンは青天井なのです。(といっても10倍になるようなことはありませんが)

また訴訟は大変だと思う方も多いと思いますがこういった裁判は、集団訴訟という形を取ることがほとんどです。ですので、原告として参加することを申込めば、後は弁護士に委任手続きをして、いくつかの書類を送付すれば、裁判結果まですることはあまり多くありません。

しかもその間は、投資金額に年利6%が付くこともあるのです。

今、私が投資しているのは8833東宝不動産という銘柄です。
735円というTOB価格でしたが、この値段ではPBR(純資産価値)が0.6倍と解散価値以下の金額。本来の純資産価値であれば1,500円です。しかも最近のアベノミクスでの不動産価格の上昇を見込むのであれば、2,000円でもおかしくありません。私はこの東宝不動産の展開を興味深く見守っています。

負けない投資家でありたいならば、今回のようなリスク限定でリターンが見込める案件に資産を大きめにかけるというのもひとつの手なのです。

抜粋ここまで

次回の記事で当時の判例についてアップします。

 

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2013年 3月号 自民党政権復帰は郵政相場の再来か?

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の5回目アーカイブのサブ記事をアップです。
このときから連載ページが倍になり、記事が増えたのです。

執筆時は2012年の年末、民主党から自民党が政権を奪取。経済政策の転換で株価は上がるのでは?と予想した記事です。

結果は当たったのですが上がり幅を完全に読み違えて、あまり儲からなかったという悲しい思い出のある記事です。

当時の記事は以下の通りです。

長かった民主党政権が終わり、自民党が政権に返り咲きました。民主党の失策もあっての景気低迷も、来年こそ上向きになるという期待が溢れています。日経平均は野田元首相が解散を宣言した11月14日の8,664.73円から自民党が政権を奪取した12月16日から三日後の12月19日には10,160.4円とひと月で17%以上も上げ、期待の強さを実感させられました。

ところで昨年末の日経平均はいくらで終わったか覚えていますか?
答えは8,455.35円。

もし年末まで10,000円をキープしていた場合、今年の騰落率は約18%とここ数年ではかなり良い成績です。勇ましい投資評論家なる方々は「来年は12,000円だ、いや15,000円までいってもおかしくない!!」など仰っています。これは郵政解散総選挙と同じ流れだと。
小泉内閣組閣時は12,000円代だった日経平均は2年で一時18,000円台まで回復しました、2年で1.5倍です。

8,500円の1.5倍は12500~13,000円です。歴史は繰り返すのか、繰り返すなら天井はどの辺なのか準備しておくと良いかもしれません

2012-2013

抜粋ここまで

結果はご存じの通り、2013年の日経平均株価は16,291円と年末10,395から56.7%上昇。
年間の上昇率は1972年(91.9%)以来、41年ぶりの上昇率という快挙を成し遂げます。

2013225

この年のディーリング成績は日経平均に惨敗する一年と成りました。まさか一年で1.5倍になるとは。
相場は本当にちょこざいな予想を覆して上にも下にも行きますね。

当時の雰囲気を思い出す良記事を見つけたので以下にリンクを張ってみました。

2013年振り返り(その1)~東京株式市場~  SBI証券より

セルインメイ(2013年)とは? 経済&マネー ファンダメンタルズとチャートで資産運用より

2013年は本当に記録的な一年だったと今思い返すと感慨深い年です。

8月成績

こんにちは、ヘッタ・チャンです

先月の成績はざっくりマイナス100でした
敗因は中期のパクリ投資銘柄を投げそこなって決算で大幅ギャップダウンで投げたこととイベント投資の一発狙い外したことです。

それ以外はそこそこ堅調でイベント系のスイングでは含み益が80ほどあるのですが、こちらは利益確定日までどうなるかわからないので現時点での確定損益をとりあえず

今月はディーラー時代に出来なかったクロスでの優待取りやIPOを証券会社から配分取れるかなどを試す予定です。

また先月は色々と私事が慌ただしくあまり相場に専念できていなかったので今月は、もう少ししっかり向き合う時間を作りたいものです。

今月もよろしくお願いします

ケインズの「雇用・利子および貨幣の一般理論」が10円で読める!!

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

自分は最近ほとんどの書籍を電子書籍(Kindle)で読んでいるのですが、たまにお値打ちすぎる価格で書籍が買えることがあります。

普段はわざわざ紹介したりしないのですが、今回のキャンペーンは今までの中でもお値打ち度が高すぎるのでシェアしてみました。

なんと名著が10円で読めます。

雇用・利子および貨幣の一般理論 ─まんがで読破─ Kindle版

これが10円で読めるとか!と 速攻でポチってしました!

なお、マンガで読破シリーズの「君主論」、「戦争論」、「罪と罰」、「死に至る病」といった歴史的名著も10円です。

このキャンペーンがいつまでかわかりませんがお気づきの方お早めに~

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2013年 3月号 敵を知り、己を知れば百戦危うからず

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の5回目アーカイブです。
当時は、勝てるときに徹底的に勝てと書いたくせに、ここ最近は惰性でトレードをしてしまったのが悔やまれます。

また最近の記事ですが、バフェットの投資法もここ数年成績が芳しくないなど、投資の世界の変遷も速度を速めている気がします。

バフェット流運用の受難 2018/8/25  日本経済新聞朝刊

当時はバフェットはやり方を変えませんでしたが、今はバフェットが投資法を変えていること。
バリュー投資の受難の時代がこんなに続くとは思いませんでした。
過去記事を検証しながら紹介するのも面白いものです。

さて、当時の記事は以下の通りです。

今回はみなさん聞きなれているであろう諺「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」から負けない投資家について考えてみたいと思います。

さて、投資家にとって、敵とはなんでしょう。まず一つは「負けない投資家」の反対「負ける投資家」です。彼らの負け方を知ることは、「人の振り見て我が振り直せ」という諺にあるように、とても有意義なことです。

・気持ちが熱くなってしまい、冷静な判断が出来なくなって損失拡大。
・上手くいきはじめるとポジションをすぐ大きな勝負を始めてしまう
・勝ったら、成果を誰かに吹聴するけれど、負けた話は全然しない
・自分の立てたストーリー以外受け入れない
・相場にお願いするようになる

…と、少し思い浮かべるだけでいくらでも出てきます。こういった負けパターンを知っておく事は重要です

さて、実は負けない投資家を目指すのであれば、もう一つ敵として知っておくべき存在がいます。それは自分より利益を出している投資家そう「もっと負けてない投資家」です。

投資をする目的は、将来の目標額達成だったり、インフレに負けない運用だったり、とりあえず増えればいいだったりと色々ありますが、それは他人と比べてやるものではありません。ですが、自分よりも「負けないことが上手い投資家」がいるのであれば、それはなぜなのか、知っておくことはとても重要です。

というのは、自分が上手く行っていると思っても、それが実は最善手ではない可能性があるからです。

とある投資法で資産を一年で二倍にし、満足している投資家がいるとします。でも、そのやり方にもう一つ二つ手を加えていたら資産は二倍どころか十倍なっていたのにといったケースはままあります。

私の話で恐縮ですが、ある時、私は某企業が公開買付(TOB)を予定しているという情報を当の企業が出しているのに気付きました。当時の私は少しだけその銘柄を買って、1.5倍にくらいにして満足していました。 ところがその情報を伝えた知人投資家はその情報を基に徹底的に調べて投資妙味ありと確信して、その銘柄に全力投資をして、大金をつかんでいました。 その情報の価値に気付かなかった私は、資産増やす機会を上手く活かせなかったのです。

投資に限らず、なんでもそうですが、勝てる時には徹底的に勝ち、負ける時は被害を最小限することを多くの人はしようしません。自分の枠の中の勝ちラインを超えてしまうとそれ以上を追わない。ある意味でそれはとても謙虚なことかもしれませんが、こと投資の世界においてはそれは悪弊です。諺でいうと「水に落ちた犬は打て」です。

とはいえ、もっと負けてない投資家にも色々なタイプがいます。ある一定の相場にはめっぽう強いけれど、ほかの相場にはとても弱い投資家もいれば、いつも一番ではないけれど、どんな相場でも負けない投資家もいます。

かのウォーレン・バフェットもITバブル全盛時には運用成績が振るわず、バフェットは終わったとまでいわれましたが、ご存じの通りそのすぐ後ITバブルは崩壊、バフェットの一徹なまでのヴァリュー投資の長期での有用性が証明されました。
つまり、もっと負けてない投資家にも「まぐれ投資家」と「本当にもっと負けてない投資家」が存在するので、自分のやり方に近い方法でもっと負けていない投資家を知ることが一番だということです。ここでまぐれ投資家のやり方を真似てしまうと目も当てられません。

負けない投資家であり続けるためには、常に自分の手法をアップデートする必要があるか、そのやり方は正しいかも考えるべきだというお話しでした。本日はこの辺で

抜粋ここまで

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 12月号 負けない投資家の時間軸は?

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の4回目アーカイブです。

負けない投資家の時間軸というタイトルで、当時持て囃されていた某ファンドについて、疑義を申し立てた記事を書こうとしたのですが、そこは没にされた思い出のある記事です。

この記事を書くに当たって、当時から今までの成績を確認したところ、某ファンドは日経平均とほぼ同じパフォーマンスでした。
チャート画像

結果については、あれこれ言いませんが、これなら日経平均買って気絶してても変わらなかったとかだけ。

個人でしっかり学んでいた方はこれ以上の数字を出された方も多いことでしょう。
自分で運用するか、アクティブファンドに預けるか、はたまた別の手を取るか、投資法は無限ですね。

さて前置きが長くなってしまいましたが、当時の連載は以下の通りです

今回は負けない投資家の時間軸について書いてみます。
投資を何百回も行えば、百戦百勝も、全戦全敗も確率的にありえません。
(インサイダーや詐欺を除く)

しかし勝率が高いというのも、実はあまり意味がありません。9割で勝っても残り1割で全資産を失う負け方をすることは、ままあることです。

私が思う「負けない投資家」は長期間、資産を増やし続ける投資家です。

では、その「長期間」をどうとらえるか、少し考えてみましょう。投資に回した資産は日々予想以上に大きく増減します。一夜で倍になることもあれば、紙くずになることもあります。

理想は毎日資産が増え続けるというもの、これが文句なくベストです。次に日々増減はするけれど、月ベースで増え続ける。これもなかなかです。次に毎年増え続けるケース。一年間で冷や冷やすることはあったけれどトータルでは年の初めより資産が増えていた。これも安心です。

で、次あたりから、ちょっと怪しくなります、数年単位でマイナスもあったけれど、まあ最終的には増えていたという形。この辺になると、タイミング次第ではマイナスになってることがあります。投資手法にもよりますが定年近くで連続してマイナスの年が続くと資産が大きく減ったところで生活費を引き出す必要に迫られ、これならずっと貯金してた方が良かったとなっては目も当てられません。

資産が大きく減ることは、人生の可能性が大きく制限されることです。何年もマイナスが続く投資法でいつか勝つかもという発想はナンセンスです。
最近まで、そういったリスクを避けつつ、長期運用の果実だけを得る方法として積立投資という名のナンピン投資法がありました

これは、一定の決まった期間ごとに一定の金額を買い増していくもので、下げ相場が続いても、どこかで上げ相場が来れば、買い下がった分、平均単価が下がるため、利益になりやすく、長い時間軸では合理的なものでした。ただ、上げ相場がいつかきてくれればという条件の中では、ですが。

日本を除く、世界経済はリーマンショックまで一時的な下げはあっても、ずっと右肩上がりだったので、毎月積立投資は良い成績でした。
ところがリーマンショック以降、日本だけでなく、欧州一部諸国や、中国などでは数年立ってもほとんど上げ相場が来ないという状況に陥りました。一時は6000を超えていた上海総合指数は、ずっと下げ続け、ついには2000を割る有様です。中国株を毎月積立てで買っている人たちは、ナンピンで損を拡大し続けています。

常識だった右方上がりの世界経済の限界。私はこれが地価は下がらないと信じた日本と重なります。当時一時的な下げと思われた土地の下落は20年たっても底入れの兆しすら見せません。世界経済がまた右肩上がりの成長に戻るか、私にはわかりませんが、負けない投資家になりたいなら、ナンピンに頼らず長期で資産が増え続ける方法を模索し続けるべきでしょう。

決して孫の代に資産が増えていればご機嫌などと考え、ナンピンで資産を塩漬けにしてはいけないのです。

抜粋ここまで

結果は、ご機嫌にナンピンした方が数年間の上がり相場で全部勝てちゃった相場になりまして、賢しげに忠告した私の方が、慎重に行きすぎて利益を取り損ねたというオチがあります(爆
相場はこういった所が面白いですね(負け惜しみ)

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 09月号 「科学する麻雀」から株式投資家が学んだこと

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の3回目アーカイブです。

たまに投資家さんとマージャンを打つことがありますが、凄腕の投資家さんはマージャンが強い方が多いです。
投資とマージャンの共通点とは?

以下連載をお読みください。

「科学する麻雀」から株式投資家が学んだこと

今回は、株式取引で負けないための考えの一部を紹介します。

ここ数年で、負けないためにかなり参考になったのは、麻雀で負けないためにどうすべきかを検証した『科学する麻雀』 (とつげき東北・著、講談社現代新書)」という本です。

*ここ最近新版が出たので、こちらを紹介します

やったことのない方に簡単に説明すると、麻雀とは、4人で各自14枚の牌を集めて得点を競うゲームで、集めるのが難しい組み合わせ(役)ほど得点が高くなります。ポイントは、他の3人には良い牌が集まらないようにしつつ、自分は集めなくてはいけない点で、ここに熱い駆け引きがあります。

麻雀には、格言めいたものがいくつもあります。「ピンフのみはダマ」「裏スジは危険」等、一家言お持ちの方も多いでしょう。

『科学する麻雀』では、そのような格言が実際役立つか統計を取ってみたら、ほとんどが役に立たないことを実証。それよりも、統計的に正しいことを淡々とやった方が勝率がよくなるという身も蓋もない結論を得ています。
この結論の中に、株式取引にも使える内容があったのです。それは「当たり牌を読むな、降りるならベタオリ」です。

麻雀は勝つことよりも、自分が負けないことが大事なゲームです。だから相手がリーチ(あと一牌で上がり宣言)したら、残り一枚が何かを予想し、それを振り込まないようにしつつ、自分の牌を集めていくのが常識でした。

ところが『科学する麻雀』では、リーチされたら、その回は自分が勝つのを諦め、負けないことだけに専念。確実な安全牌だけを捨てていき、それがなくなったら統計的に安全な牌を捨てるべきという提言をしています。

これを相場に置き換えると、ポジションが不利な状況になったら、挽回しようとナンピンしたり、板の状況から戻るタイミングを計るとか余計なことをしないで即損切りするということです。
以前の自分は全てのトレードでなるべく利益が出てほしいと思っていたので、少々の不利な状況では戻りを期待して我慢していたのですが、そんなやせ我慢を一切止めて、ちょっとでも不利になってきたら撤退するようにしました。

その結果どうなったか?勝率がメチャクチャ上がりました。自分は一日70〜100銘柄に注文を出し、内50〜70銘柄が約定するような取引をしています。不利なら即損切の方針に切り替えたら、利益銘柄と損銘柄の比率は2:1から3:1と格段に良くなりました。

麻雀と株式取引の共通点は、相手がおり、一回の勝負では決まらないということです。何回も同じ相手と勝負をするゲームでは、数をこなすとトータルで自然と勝てるような戦略を愚直に実行することが大切です。役満(最強の手)で一度勝っても、その後に負け続けては意味がありません。一度役満に振り込んでも、じわじわと取り返せるやり方こそ、負けない投資家に必要なのです。

じわじわと取り返せるやり方としては今号特集の株主優待、配当狙いの投資があるのですが、それはまたの機会にでも。

抜粋ここまで

当時はマージャンを統計的に分析する書籍は少なかったですが、ここ数年でたくさんの本が出ています。
せっかくなので、以下に紹介です。

3100万局の牌譜データを東大卒の麻雀研究者が徹底分析!
「統計学」のマージャン戦術 (近代麻雀戦術シリーズ)

高レート麻雀のプロと麻雀研究家が合作。理論と実践の新戦術の数々がわかる!
フリー麻雀でもネット麻雀でも使える 現代麻雀最新セオリー

麻雀を勉強すると相場でも強くなれるなんて、一石二鳥ですね。
ぜひ読んでみてください。

追伸 誰か麻雀誘ってくださいませ by 無職

今月売買途中経過

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

無職生活をしつつ、ちょくちょく売買をしてますが、惨憺たる有様なので、みなさまにシェアしておきます

今月1日から今日までの成績

デイトレ -40
イベント系 -94
公募とか +54(こちらは含み益なのですが。。。)

計-80

イベント系投資で痛かったのはイベント結果発表待ち銘柄が予想していなかった発表でかなり被弾したことで、-94はほぼ2銘柄のやられです。

デイトレはこつこつやられてます。
ディーラー時代とは端末が違うので、スキャルピングでのデイトレでは勝手が違く、その辺で一手遅れて損切り遅れ。。。
スイングは取ったり取られたり。ディーラー時代ほど、板を見ていないので今ひとつしっくりこなかったり。

理想は場をあまり見ず、ポジションをある程度取ったら逆指し値とトレイリングストップで利益を伸ばすやり方ですが、まだ模索中です。

公募は今月多かったので積極的に取りに行って運良く利益ですが、この辺もまだ勉強不足かなと
気長に取り返して行けたらと思います。