連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2014年 6月号 ロシアから学ぶハイパーインフレ

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の10回目アーカイブのサブ記事をアップです。
ハイパーインフレという言葉が独り歩きしていますが、実際の他国のハイパーインフレを日本に換算してシミュレーションしてみた記事です。

もっともハイパーインフレ来る来る話はもう十数年の歴史がありまして一向に来る気配はありませんが。。。

当時の記事は以下の通りです。

最悪の事態「ハイパーインフレ」がどういうものなのか、1998年のロシア破綻を参考として考えてみましょう。
1997年に1ドル=6・24ルーブルだったレートは、

破綻
1ヶ月後 14.84ルーブル
1年後  25ルーブル
3年後  30ルーブル

と推移し、併せて、物価も急上昇しました。

1997年を100とすると、
1998年 184
その1年後 251
3年後   358
5年後   462

と物価は上昇しました。

これは日本だと1ドル=100円だったレートが、破綻1ヶ月後に238円、1年後に400円、3年後には480円になったという事です。

破綻前に、資産を海外ドルで一万ドルを持っていたとすると、1万ドルは一ヶ月後に約238万円に一年後には、400万円になります。

物価の上がり方も同じならば、海外資産はそれ以上に増えています。
(外貨価値400%、値上がり251%)

ただ、長く持っていれば良いというわけではなく、3年後は外貨価値の伸びが悪くなります
(外貨価値480%、値上がり360%)。

こういった事を普段からシミュレートしておくと有事の際も慌てずに行動が出来るのではないでしょうか

ハイパーインフレ

参考書籍 サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践

抜粋ここまで

この記事をきっかけに、別途インフレのお話をさせていただくことになったのでなかなか思い出深い記事です

その話をまとめたのが以下の記事です

20年ぶりのインフレ社会をどう活かすか① 歴史から儲けれるか?
20年ぶりのインフレ社会をどう活かすか② 給与の移り変わり編
20年ぶりのインフレ社会をどう活かすか③ 資産価格の推移編
20年ぶりのインフレ社会をどう活かすか④ 株価の推移編
20年ぶりのインフレ社会をどう活かすか⑤ 普通のインフレ編
20年ぶりのインフレ社会をどう活かすか⑥ スタグフレーション編
20年ぶりのインフレ社会をどう活かすか⑦ ハイパーインフレ編

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2014年 6月号 期間と目標額を決めた負けない投資法はあるのか

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の10回目アーカイブをアップです。
当時の日経マネーでの特集が(2020年までに)5000万という内容だったので、それに対して私なりの考えを書いてみました。

この4-5年間の相場で一億までは当たり前みたいなことになってますが、当時は5000万がひとつ到達点だったのだなと思うと、感慨深いものがあります。
暴落来る来る詐欺が続いていますが、そのうち来るとして、どのような考え方がいいのか、ひとつの参考になれば幸いです。

当時の記事は以下の通りです。

今回のテーマは「期間と目標額を決めた負けない投資法はあるのか」です。

結論から書くと、これはとても難しいことです。投資期間が長期になればなればなるほど、不確定な要素が乗数的に増えるからです。

リーマンショックが5年前の2009年、東日本大震災が3年前の2011年、そして今年はウクライナでの地政学リスクと中国のシャドーバンクによるチャイナリスクに焦点が当たっていて、この記事を書いている時点で、日経平均は三日で1000円近く下げ、まだ下げる気配を見せています。(14200円台。)

上記のような予測がとても難しいイベントが突発的に発生した時に資産を全て投資に回していたらどうなっていたでしょうか?

今号のテーマである「(2020年までに)5000万」を投資で達成した瞬間に、リーマンクラス級のイベントが発生してしまえば、築き上げた資産は、ものの半年で半分になってしまいます。これでは、リタイヤできると思っていたのに、また何十年も働く必要が出てきてしまいます。

かといって、投資をしないで、給料を貯蓄するだけでは、なかなか数千万ものお金を貯めることは難しいのもまた事実です。
では、どうすればいいのでしょうか?

まずは、いつまでにいくらを貯めて、引退するといった将来のある時期を自分で決めるのを止めることです。

具体的に言うならば、投資が飛び抜けて上手くいった場合から、投資がもうどうしようもないほど上手く行かなかった場合まで、何パターンかの投資設計を立てることでしょう。
リスクマネジメントの言葉を使うならば、「悲観的に準備し、楽観的に対処せよ。」というものです

この記事を読まれている方々は、20-50代の男性が多いと聞いています。目標とする金額は様々だと思いますが、目標金額を予定よりも早く達成したらどうするか、逆に達成できなかったらどうするかを考えておけば良いのです。

昨年のアベノミクスで目標金額を思ったよりずっと早く達成してしまった投資家は、時間とお金を持てあまし、結局もっと増やそうと考えて、今年の下げ相場で折角達成した目標金額を割ってしまったという人もいます。

逆にアベノミクスで株が急騰する前のボックス相場と下げ相場では、思ったほど資産が増えないどころか、じわじわと下がる株価を見て、まだまだ働かなくてはと思っていた個人投資家が沢山いました。

去年思ったより資産が増えてしまい、税金や今後の対処について頭を悩ませている投資家などもいます。

世の中の経済状況にリンクする投資法は、一年後のことですらわかりませんし、私のようにテクニカルや市場の歪みから利益を得ている投資法は、歪みがなくなったり、テクニカルが通用しなくなるタイミングだと途端に弱くなります。

どんな投資法にも一長一短があり、長期では、その一長一短が大きく反映されます。確率的に勝率が高い投資を愚直に続けつつ、市場の「あや」に巻き込まれて勝てない時もあると認識し、利益も期間を余裕を持って対処することが、本当の意味での負けない投資家につながることになるのです。
なお、「期間と目標額を決めた負けない投資法」として、唯一債券投資があるじゃないかと思われる方がおられるかもしれませんが、債券投資は企業破綻リスクとインフレリスクについては全く対応できません。

社債で金利3~5%といったものがありますが、リーマンが潰れ、東電が実質債務超過であることを思えば、これもリスクはゼロではありません。また前号に書いたように強いインフレが来た場合、長期の社債もまた実質的な価値は減ってしまうということを補足しておきます。

抜粋ここまで

というわけで、常にフルインベストもひとつのやり方だと思うのですが、私は上記の理由故資産の半分くらいは今の相場だとキャッシュになっています。

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2014年 2月号 米国の実例からみるインフレと株価

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の9回目アーカイブのサブ記事をアップです。
米国の消費者物価指数の伸びとダウ工業株30種平均株価の伸びを比較した記事です。

結論から言うと株式投資の圧勝です。
この記事を書いていた2013年から2018年までに、日経平均の伸びと物価の伸びも日経の圧勝です。
当時の書いた記事が結果的に正しかったようでほっとしています。

当時の記事は以下の通りです。

インフレが続いてきたアメリカの株価はどう動いてきたのでしょうか?

右のグラフは、ダウ平均とCPI(消費者物価指数)の動きを示したものです。
第1次世界大戦、第2次世界大戦、ベトナム戦争といった戦時に株価はボックスに停滞し、戦争が終わるとダウが何年にも渡って上昇し続けるのが見て取れます。
そして、物価の上昇率(CPI)よりも株価の上げの方がはるかに大きいのがわかるでしょう。

ダウは約15年かけて5倍になるタイミングが数回あります。

本当に恒常的なインフレが、日本に起こるのであれば、日本も同様の動きをする可能性があるのです。よく「日経平均は3万円を目指す!」とか「来年の日経平均は5千円まで暴落する」といった無責任な予想をききますが、1年というスパンではアレな予想でも、10年というスパンで見れば、それらの予想も起こりうるのです。

もしインフレが来たら場合、株価や物価がどのように動くのか、知っておき、ある程度の資産をインフレで利益が出るように分散することの重要性を右のグラフは証明しています。

インフレ

抜粋ここまで

10年以上の長期でみればここから日経平均が5万と言うこともありうるということは記憶の隅にとどめておいた方が良いかもしれませんね。

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2014年 2月号 インフレに負けない投資法

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の9回目アーカイブをアップです。
今までの連載と違って、今回の記事は、インフレに負けない投資法です。

この記事は今でもよく書いたなぁという記事です。
ある程度の資産を貯めたのであれば、その後は積極的に運用をしなくても論理的にはなんとかなるはずというのをわかりやすく書いたつもりです。

自分が今無職で積極的に投資をしなくても、それほど焦っていないのは以前この辺りを調べたからだと思っています。
皆さんの役にも立てば幸いです。

当時の記事は以下の通りです。

今回のテーマは「インフレに負けない思考法」です。

今年日経平均は50%近く上昇。円安も進み、海外でも国内でも投資をされているほとんどの方々には、良い1年だったと思われます。私の周りのもこの相場で一財産を築き上げ、世間一般から見ればもう働かなくてもいいというセミリタイヤも可能という方々がかなりおられます。

ただそういった方々が実際にセミリタイヤをするかというとさにあらず、何億、何十億とあっても投資を続けています。なぜかと聞くとインフレで資産が目減りするのが怖いと多くの方が声を揃えます。

書店を巡ると、資産運用コーナーには、「来るべきハイパーインフレに備える」とか「国家破綻の前に資産を逃がせ」と云った人々の不安を煽る本が、「アベノミクス相場で儲ける」とか「オリンピック10倍銘柄はこれだ」といった投機本と一緒に所狭しと並んでいます。

これでは、お金がいくらあっても安心出来ないのもわかります。将来の不安と、折角資産を増やせるチャンスを逃すかもしれないという二つの不安に挟まれているのです。

さて、果たしてインフレとはどういったものなのでしょうか?インフレが来ると本当に資産は目減りするのでしょうか?

失われた20年といわれる長い時間の中で私たちは物価が恒常的に上がり続けるという状態がすっかりわからなくなりました。なので過剰にインフレという言葉に反応しすぎているように思えます。

とある社会人向けセミナーで「インフレに一番弱いのはサラリーマンです!インフレに負けないためにもっと稼げるサラリーマンになる必要があるのです。そのためには、私の言うことを聞きなさい」(意訳)と何も知らない20-30代の社会人を脅して、高い受講料をせしめている会社を見ました。経済を少しでもかじっていれば、これが大嘘だというのがわかります。

むしろサラリーマンほど本来インフレに強い職種はありません。一般的なインフレでは、物価の上昇に併せて給料が上がっていくのが普通だからです。一方、年金額が決まっている年金生活者や、資産を取り崩して生活する退職者は、インフレに弱い存在です。

そういう意味で、数億あってもセミリタイアできない人たちの不安もわからないではありません。
しかし、実は歴史を遡って調べてみると恒常的なインフレでも、資産を減らさない方法というものが、とても簡単なやり方でいくつもあるのがわかります。

そのひとつが銀行の定期預金です。今は雀の涙のような銀行の預金金利ですが、本来の定期預金の金利はほぼインフレ率と連動するものでした。つまりインフレ率が5%なら、銀行の定期預金の金利も5%だったのです。なので一年もの定期預金を毎年切替えるだけで、銀行に預けているだけでも資産が減ることはなかったのです。(現在、金利が低いのは日本がインフレではなくデフレだったからで、むしろ金利がゼロでも預金の価値は上がっていたのです。)

同じような考えの商品に物価連動国債があります、これは物価が上下に連動して、元本が変わる国債で同様にインフレに強い商品です。

そして最後が日経平均かTOPIX連動のETFまたはファンド(投資信託)です。インフレになると株価があがるのが通常なので、これらのどれかを買っておけば、インフレに伴い、値段が上がり、資産の目減りを防ぐことが出来るというわけです。というよりも過去の事例ではインフレ率より良いリターンであることが多いです
(詳細は次回コラム参照)。

というわけで、単純なインフレであれば(国家破綻などは除く)、いずれかに資産を預ければ、資産価値はある程度守れるという訳なのです。では、今回はこの辺で。

抜粋ここまで

文中に出た物価連動国債ですが、日本物価連動国債ファンドはいくつか売買できますし、最近では世界物価連動のファンドも日本で買えるようになっています。
興味のある方は、どうぞ調べてみてください。

なお、以下は日本物価連動国債ファンドの2013年からのチャートです
物価連動国債ファンド

これを見る限り物価上がってませんね、当時の心配は杞憂と成りました。
もちろん今後も物価が上がらないとは限りませんが

いつの時代も不安をあおる本が売れ、それに併せて私たちは踊ってしまうものですね
(当時上記のファンドを買いました)

9月成績

こんにちは、ヘッタ・チャンです

先月の成績はざっくり170ほどでした

日経平均が大きく上げた割にはしょぼい数字です涙

停滞の原因は、イベント系の売りポジで大きく踏まされたこと。
ヘッジの買いも入れていたのですが、こちらの上げより踏み上げの方が強かったというよくあるポジ数見込み違い。

逆に大きく取れたのは公募系イベントといくつかのIPO当選。
この辺は夕凪さんと柳橋さん様々です。

ただ無職の170は前職の340の価値があるので、この辺の大きさを実感してます。
いやはや、辞められて良かったです^^

来月もどうぞよろしくお願いします。

 

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2013年 12月号  五輪の2〜3年前から株価は上がる?

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の8回目アーカイブのサブ記事をアップです。
いよいよ2020年に迫ったオリンピックですが、開催国の株価は上がるのか?というのを治当時検証してみました。

北京五輪の値動きの二の舞にならないといいなぁというのが、改めて読み直した私の感想です。

当時の記事は以下の通りです。

<a href=”https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00FPT39KY/ref=as_li_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=B00FPT39KY&amp;linkCode=as2&amp;tag=deitoredanosh-22&amp;linkId=e6f965e9d6dd98fe2ce1270aee50bb41″ target=”_blank”><img src=”//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&amp;MarketPlace=JP&amp;ASIN=B00FPT39KY&amp;ServiceVersion=20070822&amp;ID=AsinImage&amp;WS=1&amp;Format=_SL160_&amp;tag=deitoredanosh-22″ alt=”” border=”0″ /></a><img style=”border: none !important; margin: 0px !important;” src=”//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=deitoredanosh-22&amp;l=am2&amp;o=9&amp;a=B00FPT39KY” alt=”” width=”1″ height=”1″ border=”0″ />

本当に夏季五輪の開催が決まった国の株価は上がるのかどうかを調べてみました。右下のグラフがその結果です。

調べたのは2008年の北京五輪、12年のロンドン五輪、16年のリオデジャネイロ五輪の3大会。2020年の東京五輪は開催から約7年前に開催が決まったため、この三大会についても、開催の約7年前を基準に株価の推移を見ました。

<a href=”http://money.enjyuku-blog.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/gorin.jpg”><img class=”alignnone size-full wp-image-7252″ src=”http://money.enjyuku-blog.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/gorin.jpg” alt=”gorin” width=”611″ height=”439″ /></a>

3件という少ないサンプルなのですが、開催の3年前から2年前のあたりで株価の上昇が起きるように見えます。ブラジルも約2年前に当たる今、上昇しつつあります。ただこれは、この間に起きたリーマン・ショックやサブプライムショック、米国の金融緩和による世界的な株価の上昇などを一切考慮に入れず、単にチャートを見ただけの結論です。ただ、五輪開催が決まったからといって、その後の株価が右肩上がりにはならないことは一目瞭然です。

9月の日本株市場は、五輪決定を好感して株価がかなり上がりました。この効果がイギリスのように長く続くと良いのですが、はてさて。

抜粋ここまで

2013年からの日経平均とTOPIXのチャートは以下の通りです

<a href=”http://money.enjyuku-blog.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/2013-2018225TOPIX.png”><img class=”alignnone  wp-image-7253″ src=”http://money.enjyuku-blog.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/2013-2018225TOPIX.png” alt=”2013-2018225TOPIX” width=”607″ height=”263″ /></a>

うーん、この記事を書いてからでも紆余曲折はあれど上ですね。
しかし2016年半ばからの上げピッチの速さが。。。
あと2年上がると良いのですが、神のみぞ知るですね

タイムマシーンで戻りたい今日この頃です笑

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2013年 12月号 「過去から未来を予想する」ことの優位性と危険性

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の8回目アーカイブをアップです。
イベント投資の一つのやり方に過去の事例で株価がどうなったを記憶し、次に同様の事象が発生した場合どうなるかを予想するというのがあります。
ただ過去こうだったから今回も必ずそうなるわけではないということ、その辺を私がどう考えているか、書いてみています。

当時の記事は以下の通りです。

今回のテーマは「過去から未来を予想する」ことの優位性と危険性です。

2020年に東京五輪の開催が決まり、2014年4月には消費税が5%から8%にあがることが決まりました。ここで投資家として考えるべきことは、同様のことが起きた過去に、相場がどう動いたかということです。

まず、1964年の東京五輪について、開催決定から開催までの間に、株価がどう動いたか、どういった企業の業績が伸びたかを調べれば、これから7年間、どういった企業を買うべきかがわかります。すでにこの記事を書いている時点で、建設株、ホテル株などが大きく買われています。前回のオリンピックでは上場されていなかった警備会社株も期待で買われています。

次に、ここ十数年の間にオリンピックが開催された国の景気はどうだったのかという視点です。歴史ある世界的イベントとはいえ、この何十年もの間に大会の性質は変わっています。1964年当時の五輪に、エコや自然環境保護の視点は必要とされていたわけではありません。比べるならば、近い時代に開催された五輪が重要となります。

さて、五輪と相場についての詳細な分析は他に譲るとして、次に書くことが「負けない投資家の思考法」として、今回最も伝えたい部分になります。

それは「市場の値動きや企業の業績推移が、過去にあったパターンと同じようになるのが確実と思えるようなときでも、過去と今の市場の展開は、決して同じにはならない」ということです。

なぜなら、今見えているパターンが前回と全く同じものになるためには、前回起こっていたあらゆる出来事が今回も同じように起きなければならないからです。様々な会社、行政、政治、文化が、前回と全く同じように互いに影響し合っていなければ、全く同じ結果にはなりません。そんなことが起きる可能性はまずありません。

未来を分析するために、「以前はこうだったから、今回もこうだろう」と予想を立てる。これはとても大事なことです。でもその過去は、なにか一つでも異なる事件・出来事があれば、知っている過去とは違った結果になっていた可能性があります。極論すれば、あなたが赤信号を渡るか渡らないかで、世界は変わりうるのです。

つまり、世界のどこかで起こるたったひとつの出来事で、過去の五輪を根拠にした、2020年東京五輪にまつわる投資分析が否定される可能性があるわけです。
その日の引けまでにすべてのポジションを手仕舞うデイトレーダーでない限り、市場が閉じてから、再開するまでに相場に影響を与える大事件が起きてしまったら、取れる手段はほとんどありません。先物や為替、夜間取引などで対処する術もありますが、完全な対処はできないでしょう。

過去の値動きを分析し、それを元に予想したポジションを取れば、闇雲に株を買うより勝率は高くなるでしょう。でも、それはあくまで普通より有利なだけであり、必勝ではないのです。相場にはどんなことでも起こり得る、ということを肝に銘じておく必要があります。

わずか数週間の間に、世紀の大発明でエネルギー問題が解決する可能性もありますし、逆に災害やテロなどで一つの都市が壊滅することだって起こりうるのです。そうなれば、相場は大きく上下することになりますが、これを予測するのは不可能です。ポジティブな事件とネガティブな事件、どちらが起きるかは分かりません。

2011年3月11日の地震は本来なら滅多に下がらないはずの3月優待銘柄をも20%以上押し下げました。

負けない投資家になるために必要なのは、マクロ経済や個別企業を分析しても全てを読み切ることはできないと知った上で、それでも分析を、考えることを止めないことです。過去の事例を元に、勝てる確率の高い戦略を立てつつ、それが否定された場合への備えも怠らない人が、負けない投資家になれるのです。

抜粋ここまで

今年初めのVIXショックで97%やられた自分によく読ませてやりたい内容です(自爆
テールリスクをおろそかにしていたことを過去の自分が教えてくれました。。。

投資法は様々で優劣はないですが、最悪の事態のその斜め上の最悪の二乗のような出来事が起きても大丈夫なように、ポジションを取って投資をしていきたいものです、自戒を込めて

9月一般信用優待取り 32銘柄

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

無職になり、今まで出来なかった複数証券会社に口座が作れるようになったので、今までやってみたかった一般信用を使った優待取りにチャレンジしてみました。

一般信用取引を使った優待だたどり avexfreakさん過去記事より

昔は、さほど有名でもなかったこの投資法ですが、ここ数年知名度があがったことで資金効率の良い銘柄、使い勝手の良い銘柄は、年々取得が難しくなっていると聞いていましたが、その通りでした。

4801    セントラルスポーツ
7421    カッパ
7522    ワタミ
7616    コロワイド

この辺はほしかったのですが、在庫無しで撃沈。
早くから動く必要性を実感させられました。

今年から一般信用優待売買が可能な証券会社が増えたのも難しさに拍車をかけました。どこに資金いれたらいいのやら、優待初心者の私には、手探りでPCと対話しながら資金配分していました。
某証券会社では、一般信用の予約?システムに不具合が出たりで、思ったようにいかなかったり、約定金額毎に手数料の優位が証券会社が違ったりで勉強すべきこと多数でした。

ネット証券を信用取引コストで比較 ダイヤモンドザイオンラインより

とはいえ、30銘柄強取得できたので、年末にむけて、優待到着が楽しみです。

本日の現引・現渡、忘れないようにしたいものです。
*信用買の現引・その後現渡を忘れると優待がもらえないという恐ろしい罠が優待投資にはあります。

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2013年 9月号 株価が全体的に割安に放置されている時とは

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の7回目アーカイブサブ記事です。
日経平均が今年の高値圏を回復下がる下がると言われていますが、なかなか下がりません。むしろ強いです。

とはいえいつかは下がるときもあるでしょう(と思いここ数年下がるの待ちでの機会損失が色々と痛いです泣)
下がった場合にどの辺りから買い出せばいいのか?
その一つの考えを書いてみました。

当時の記事は以下の通りです。

投資のタイミングを待つ、といってもでは、いつまで待っていつ買えばいいのか?

これが投資家にとって永遠の課題ですが、ひとつの考え方として、市場全体が冷え切っている、つまり株価が全体的に割安に放置されている時に買い、市場が加熱している時、全体的に割高になっている時に売るという考え方があります。
ウォーレン・バフェットなどが得意なやり方ですが、それを調べる数字の一つがPERという割安性を測る指標です。PERとは、株価収益率のことで、“会社の利益と株価の関係”を表しています。一般的に、『PERが低ければ低いほど、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安である』と言われます。

2013225per

上のグラフは、日経平均と225予想PERを時系列に並べたものですが、今年の5~6月にPERが高くなっていたことがわかります。逆に2012年10月までPERが低く、割安に放置されていることがわかります。
(上に振り切れている時もチャンスなのですが今回は省略)

市場全体が割安に放置されている時に、その中でさらに割安に放置されている個別銘柄を複数仕込んで時を待つというのがオススメの中長期投資法のひとつです。

抜粋ここまで

五年ほど前の記事なので、その後どうなっているか調べてみました。
ちょうどその後のデータがありました

参照 日本株は割高か? プロは予想PERやGDP比で判断  マネー研究所 https://style.nikkei.com/より

おおむねその後も機能したようです。

現時点での日経225のPERは14弱と割安なので、まだ上値があるかもしれませんね。
このまま、上に行ってくれればいいのですが

ただし私が空売りしてる銘柄は別で(爆)

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2013年 9月号 負けない投資の優先順位

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の7回目アーカイブをアップです。
ツイッターやブログ、マネー雑誌を見ると、凄腕の投資家たちのきら星な運用成績がいやでも目に入ります。

そういった投資家たちにあこがれる気持ち、よくわかりますがここで一息ついて、以下の連載に目を通してみてください。
かくいう私も無職になって少し焦っている部分があったのだなぁと自分の記事を読んで気づかされた次第です。

当時の記事は以下の通りです。

前回の原稿を書いて、3ヵ月の間に日経平均は私の想定のはるか上の16,000円を付けた途端に急落、5月には13,000円を一旦割れて、この原稿を書いている時点では14,000円を境に行ったり来たりしています。

*寄稿当時のチャートはこんなでした。

sell-in-may2013_n225

画像出典 経済&マネー セルインメイ(2013年)前後の日経平均株価チャート

この近年なかった異次元の急騰と急落で、相場に入れなかった方、入ってみたものの減らしてしまった方などいらっしゃるでしょう。
最近の相場上昇で投資を始めた方、戻ってきた方も読んでいると思いますので、いま一度「負けない投資家」のゴールについて再確認しましょう。

負けない投資家の第一のゴールは「長期的な生き残り」。
そして、第二のゴールとして、あるのが「自己資金の着実な増大」。
そして第三のゴールとしてあるのが「高い利益を上げること」です。
大半の投資家は、この第三のゴールを第一におき、第一、第二のゴールを意識していません。

去年の11月から今年の5月までの相場は、玄人があまり儲からず、素人ほど儲かる相場でした。

誤解を恐れずに言えば信用取引を全力で行える「馬鹿になった人間が勝つ相場」でした。

ただご存じの通りそういったシンプルな考えの人の多くは、5月~6月にかけての強烈な下げ相場で退場するなり、復帰に時間のかかる大やけどをしてしまいました。
100万円を1億円にしたのに気付いたら、マイナス、つまり借金になってしまったという話も聞きます。

これは、高い利益を上げることを第一目標にして、「長期的な生き残り」と「自己資金を“着実”に殖やすこと」を疎かにした結果です。
まわりが儲けている話を聞くと、トレードに飛びつきたくなる気持ちは私もよくわかります。正直今年の運用成績は市場と良い勝負か少し負けで、何十倍になった方々から見れば、へたれも良い所でしょう。
ですが、今後、何カ月、何年にもわたり、マーケットは存在し続けます。今回、準備不足でリターンを上げられなくても、またチャンスが訪れるのですから、今は投資の研究に十分な時間を費せばいいだけなのです。

今の株価は、将来の日本の復活を期待して買われています。ですので、今後起こりうるのは、

①期待以上の復活 → これ以上の株価上げ
②期待通りの復活 → 今の株価
③予想以下、復活できず → 株価下落

の3つのパターンのどれかになるのですが、単純な確率論で言うと、今の株価から上に行く可能性は1/3しかありません。つまり2/3は増えません。

中長期の運用を考えるなら、今は出動するタイミングではない可能性もあるのではないか?というのが私の考えです。
自戒も込めて、上げ相場を取り損なったすべての方に伝えたいのは「準備を怠るな」ということです。

下げ相場、もみ合い相場の中で、いつか必ず来る上げ相場に備えて準備しておくことの重要性については、みなさんも身にしみて実感していることでしょう。
中長期投資では、絶好の機会が現れるのを待つことが重要になります。そして、同じくらい大事なことが「準備しておくことで衝動的に投資を避けられること」があります。
衝動的に投資してしまうと今年の5~6月のような相場では、逃げることすら難しいでしょう。

サッカーの監督が相手によって、戦略を準備するように、負けない投資家になるためには、戦略プランを事前に立てることが必要なのです。
今年まだ儲けていない方、損を出してしまった方は、「今がチャンス!10年に一度の大型相場に乗り遅れるな!!」という言葉に惑わされることなく、今年取り返すことにこだわらず、チャンスが来るまで、「長期的な生き残り」「自己資金の着実な増大」を胸に秘めて、虎視眈々と準備をして待つという選択肢もあるということを忘れないでください。

抜粋ここまで

と書いたものの、以前書いたようにここから日経平均は年末にかけてさらに上昇する展開となり、機会損失で破産なのでした泣
とはいえ、当時に戻っても私は同じ投資法をしたと思います。将来の不確定な上げ下げより受給がある程度読めるイベント投資や優位性のあるシステムトレード的投資が、私の性には合っていました。
おかげで引退までここからだいぶかかってしまいましたが(苦笑)

この文章を紹介し直すことで、今私の基本的考えから少しずれていることがわかりとても有意義になってしまいました、ありがとうございます。