トレーダーが儲けているから、その人はうまいと感じる。でも、金融市場で偶然で大儲けできることがあるのだ

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです

8月も今日でおしまいです、民主党が政権を取ったご祝儀相場は朝一時間で終了
そこからひたすら今日は下げ続けでした。

本日はまぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのかから前回の続きでまぐれで成功しているとレーダーに対するキツイ一文を紹介したいと思います

相場はある意味において1/2の丁半博打なので(厳密には違うことは土屋氏が以前ブログに書かれていましたが)、運だけでも勝てる時期というのが正直あります。

そこで大きく張って勝った人たちもそれはそれで偉いのですが、それが本当の実力なのかは不明です。

個人的には、上げ相場下げ相場も経験した上で安定した成績を残した人が本当にうまい人なのではないかと思っています

紹介文の後半にありますが、怖いのは安定して十数パーセントを出すような玄人運用者をそういったまぐれ運用者が駆逐しかねないことで、実際そういった例を見ているのでなんとかならないかなと思うしだいです

以下 「まぐれ」より抜粋

この本に出てくる間違いをそれぞれ全部犯すようなトレーダーが、どうして成功したりするんだろう?

偶然の単純な原理のおかげだ。

生存バイアスが形となって現れるケースの一つである。トレーダーが成功しているのを見ると、その人がうまいからだと思いがちだ。

たぶん私たちは因果関係をさかさまに考えてしまっているのだろう。本当は、私たちはトレーダーが儲けているのを見たから、その人はうまいのだと感じるのである。でも、金融市場ではまったくの偶然で大儲けできることがあるのだ。

カルロスもジョンも市場のサイクルに乗って儲かったクチだ。彼らがそうやって儲けられたのは、単に相場がよかったからだけではない。成功したのは、ここで書いたエピソードの時期に起きた上昇相場のありように、とても適応したやり方を彼らが身につけていたからだ。

つまり、彼らは下げを買うタイプだった。振り返ってみると、一九九二年から九八年の夏にかけて、彼ら二人が専門にしていた市場は、そういうのが一番うまくいくやり方だったのだ。

歴史上のこの特定の時期には、そういうやり方をする連中がたくさんいて業界を席巻していた。彼らはいい成績を上げ、ひょっとすると本当は彼らよりもうまいトレーダーたちを駆逐してしまった。

継続する力と仕組み化

こんばんわ、マネー・ヘッタ・チャンです

本日はここ数年間の反省を込めて思ったことを書きます

毎日相場を見ていると「こうすればいい」「これはやってはいけない」というような気づきが沢山あります
このブログを読んでくださっている方々も日々そういったものがあると思います

もし肯いた方で収益が伸びていないとしたら、問題のひとつはその気づきを実行しないことにあるでしょう

私は特に「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ディーラーだったので、半年もするとその気づきを忘れ、同じ失敗をしてまた気づくということを繰り返していました

ここ最近やっと、気づきをメモして如何に再発しないようにするかを考えるようになりました
そして、その気づきを日々の仕組みに取り入れるという視点を持つようにもなりました

システム的に難しく対処できていないものもありますが、この考えを持つようになってから損失は大幅に減りました。
正直、今年は収益的には大したことがないのですが、以前ならやられていたケースでの損失は目に見えるほど減ったのはその成果のお陰です

もしこれを読んでいる方の中に、いつも気づきを得ているけれど成果に直結していないと感じている方は、それを如何に仕組み化して日常に取り入れるかを考えてみると良いかと思います

なお、この考えに至ったのはサンクコスト時間術という本のおかげです
投資の本ではありませんが、投資にも必要な発想法を得ることが出来た貴重な本でした

+-+-+

こんばんわ、マネー・ヘッタ・チャンです

今週は総選挙の警戒感のためかいまひとつ方向性のない一週間でした
その結果月~金曜までの値動きが+-+-+となり、ほとんど動きがありませんでした

この一週間の日経平均値動き
20090824-28-225.JPG

明後日は総選挙ですが株価にどういう影響を与えるのでしょうか?

小泉氏が勝利した時のように大きく振れてくれれば面白いのですが、はてさて

メールしたら、運用成績がアップしました

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです

今日は少し投資と外れますが、運用の世界でも大事だと思ったことがあったのでコミュニケーションの話を書いてみたいと思います

実はマネー・ヘッタ・チャンがこのブログを書くことになったきっかけはネットでした。
つまりメールから始まった出会いが私をここまで導いたわけです

要約すると、ディーリングの手法についてエンジュクのとある方にメールをしたところ、一度お会いすることになり、その方から本当に色々なことを教えてもらえた結果、紆余曲折があり、今ここで書かせていただいております

運用方法を教えてくれないとか、どうせ騙されると嘆くのもいいですが、ネットの世界は少し頑張ればほぼ世界中の人につながることができます。

そういった時に必須なのは、メールでのコミュニケーション力です。

最近いろんな投資勉強会や交流会に行きますが、どんなに意気投合してもその後コンタクトがない人が結構います。

それでは、いろんな可能性を失ってしまいます。

実際私は、投資勉強会で会った方にメールをした結果、非常に気付きを得られたことがなんどもあります

そこでただメールを送るだけでなく、インパクトのあるメールを送るのにオススメの本がたった1通で人を動かすメールの仕掛けです。

著者の浅野氏のメール術を駆使した結果を紹介しますので、ぜひモチベーションをあげてこの本を手にとって見てください。

なんとこの本現在アマゾン総合ランキングで1位です!
本日までアマゾンキャンペーンもやっているようです

紹介したい言葉
まず、28 年間彼女がいなかったにもかかわらず、「結婚したい!」とインターネットで婚活を始めてから、わずか3か月で彼女を見つけて結婚できてしまった。しかも2度も!(笑)

また、ほんの数年前までは、友人もほとんどいなくて、人脈なんてゼロという状況だったのが、いまは書店のビジネス書コーナーには、僕が仲良くさせてもらっているベストセラー著者たちの本がずらっと並んでいる!

それだけじゃない。
テレビにも出演しているビジネスタレントや、年商100 億円の社長から銀座ママとまで交流できるようになった。

知人たちからは「人脈王子」なんていうふざけたあだ名まで頂戴しているほど…(汗)。
さらにさらに、いまではセミナー講師になって、経営者や著者になろうという人の前で、登壇している。とうとう「先生!」と呼ばれる身分になってしまったわけです。

これ、すべて「1通のメール」の力。
たかがメールが、婚活や人脈づくり、ビジネス…に、これほどまでに役立つとは、当の本人が一番驚いているほどです。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)

おすすめ本2 まぐれ

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです

本日はオススメ本第二段として、まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのかを紹介したいと思います

この本の内容を極論すれば、私が今ここで書いていられるのもまぐれかもしれないという視点が持てる本だと正直思っています

一時期この本はエンジュクのブロガーさんも結構取り上げているので知っている方も多いと思いますが、統計的に有意に効果が認められる期間と、人々が有効だと-つまり使えそうだと思う期間-との間には大きな隔たりがあるという認識を私に持たせてくれた非常に有意義な本だったのであえて紹介します

まずは私が立ち読みして、買おうと決断した前書きを紹介したいと思います
私はこの文章にしびれました

5頁 プロローグ

これは、運ではないもの(つまり能力)のように見え、運ではないものと受け取られているが、実際は運であるもの、そしてもっと一般的に、たまたまではないもの(つまり決まっていること)のように見え、たまたまではないものと受け取られているが実際はたまたまであるものに関する本である。

そういうものは運がいいだけのバカという姿で現れる。つまり、分不相応に幸運なおかげで成功したけれど、自分の成功は、何か他の、だいたいはとても具体的な原因のおかげだと言う人たちだ。

そういう誤解はまったく思ってもみないような分野、たとえば科学にまで顔を出す。ビジネスの世界ほどには目立たないし、はっきりもしていないけれど。政治の世界ではもう風土病のようなもので、一国の大統領が、「私が」創出した雇用、「私の」景気回復、「前任者の」インフレなどと公言したりする。

次回はまぐれより成功しているとレーダーに対するキツイ一文を紹介する予定です

トレーダーの一日 朝編

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです

お世話になっている夕凪さんから、「トレーダの1日」と題して、朝から晩までどんなことをやっているのか、それに対してどんな制限(取引や行動)がかかっているのかを知りたいというリクエストを頂いたので少し書いてみることにします

朝ディーラーが何をしているかですが、これは個々人で千差万別です。
前日から銘柄を選択して、仕掛けをしている人もいれば、寄付き寸前までゲームをしている人もいます(最近はDQ9が社内で大人気)

ちなみに私はというと、
・普段見ている投資関係のブログ
・当日の決算銘柄
・当日の各種指標などの発表
・イベント銘柄
・ここ数日気になっている銘柄
・前日の発表ニュースで直接影響がありそうなもの

を簡単なソフトを使って朝自動で出てくるようにして、見終わったら消していくようにしています

次回は制限(取引や行動)について書いていこうかと思っています

本日もお疲れ様でした

ゾーンまとめ 目指すべき最終形体について

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです

このブログを書き始めてから、ちょっとずつゾーン 相場心理学入門を読み直しているのですが、すっかり忘れていておろそかになっている所が本当にたくさんありました。

今日はそのまとめ的な部分を紹介したいと思います。

ディーラーの最終形体として、かくあるべしという部分です。

302頁 一貫性の信念を確立する

「私は一貫した勝者である」という信念の確立が最終的目標である。

しかし私がランナーになりたいと願ったときのように、あまりにも大まかで抽象的なため、一歩一歩の過程を分解しなければ実行は難しい。したがってまずは、この信念を細かく具体的な部分に分解し、そして優勢な信念として各部分を取り入れる方法を提供しようと思う。

つまり、以下の副次的信念を積み重ねて、「一貫した勝者になる」という信念を確立するのだ。

私は一貫した勝者である。なぜなら


①私は自分の優位性を客観的に確認している。

③私はすべてのトレードでリスクを前もって決めている。

③私は完壁にリスクを受け入れている。あるいはトレードを見切ることをいとわない。

④私は疑念も躊躇もなく自分の優位性に従う。

⑤私はマーケットが可能にしてくれた勝ちトレードから利益をつかみ取る。

⑥私はミスを犯すことへの自分の対応を継続的に監視している。

⑦私はこうした一貫した成功の原理の絶対的必要性を理解している。したがってけっしてそれを破らない。

これらの信念は、一貫性の七つの原理である。機能的レベルでこれらの原理を心のシステムに取り入れるため、意図的にそれに適した一連の経験を必要とする

未だに地合いによっては自己のルールを破ってしまうことがあるので、そこを今後克服していきたいと思いました。とりあえず長々と紹介してきたゾーンは本日を持って終わりにします。

次回は他の本を紹介する予定ですので、ご期待ください

確率的思考法とその瞬間のディーリング

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです

ここ最近はシステムトレードが流行っています。

システムトレードとは確率に基づいたトレードですが、あくまで確率だという認識を持つことも重要だと思います

昨年の大暴落では20年間機能していた(勝ち続けていた)ストラテジーでも役に立たないことが多数あったようです

その辺の理由をゾーン 相場心理学入門から、私がこの本で一番感銘を受けた部分として紹介したいと思います

乱暴に要約すると、「統計的に起こる可能性が高いことは、あくまで高いだけであって、起こらない可能性も当然ある。
まったく同じことが起こるということは市場参加者全員が前回とまったく同じ行動を取るということであって、それはまず起こらないのであるから、優位だといってもその瞬間瞬間に起こることには、偏見なしに対応することが必要である」といったところでしょうか

私の要約よりも本文を読んでもらったほうが良いと思うので少々長いですが、ぜひ下記を一読ください

184頁 その瞬間のトレード
確率的思考法を習得しているトレーダーは、同じ観点でマーケットに対処している。
つまりミクロレベルでは、各トレードや優位性は唯一のものであると信じている。そのトレードの本質に対する理解は、以下のようなものである。

「あるときマーケットは、過去にあったパターンとまさに同じような罫線を描いているように見える。そして優位性を判断するために用いている幾何学的計測と数学的計算は、そのときの優位性と今回の優位性がまったく同じになる可能性がある。しかし、そのときのマーケットと今回のマーケットの展開は、けっして同じではない」

なぜなら、今この瞬間に確認された特別なパターンが前回とまったく同じものになるためには、前回参加していたあらゆるトレーダーたちが今回もいなければならないからだ。

しかも、どのようなパターンにせよ、まったく同じ結果となるためには、そのトレーダーたちが前回とまったく同じように互いに影響し合っていなければならない。しかしそのような展開が起こる可能性はない。

この点をよく理解してもらいたい。非常に重要だ。なぜなら一回のトレードへの思い入れが一層弱まるからだ。マーケット動向を分析するために、いろいろなツールを利用する。そして最高の優位性をもたらすパターンを発見する。
すると分析的観点から、これらのパターンが常に数値的にも視覚的にもあらゆる面でまったく同じものであるかのように思える。

しかし、現在のパターンを形成しているトレーダー集団の一貫性は、過去にパターンを形成した集団のたった一人が異なる行動を取れば、過去のパターンとは違った現在のパターンの結果になる可能性があるのだ。

つまり、世界のどこかにいるたった一人のあるトレーダーが、将来について異なる信念を抱くと、その独特のパターンの結果は変化し、そのパターンの示していた優位性が否定される可能性があるわけだ。

これがマーケット動向の最も根本的な特徴だ。「今この瞬間」のマーケットの状況、「今この瞬間」の行動パターン、「今この瞬間」の優位性はそれぞれ、常に唯一の結果を生じ、ほかのすべてから独立しているのである。

唯一性には 「何事も起こり得る」 という意味がある。知っていること (期待や予想) もあれば、知らないこと (非凡な知覚能力でもないかぎり分からないもの) もある。既知と未知の両方の可変要素の一貫した流れは、次に何が起こるか確実には分からない確率的環境を形成しているのである。

今日あったあり得ないこと

こんばんわ、マネー・ヘッタ・チャンです

今日は会社の売買システムが止まりました、しかも場中に…

ポジションを手仕舞うことが出来ず、なんとか後場になってから復旧しましたがその間の逸失利益とか、暴落したときどうするかとかリスクマネジメントがまったくなっていないシステム会社と我が社に呆れました

とはいえ、ディーリングでもっとも起こってはならないと思われることですが、私自身は2~3年に一回はこういったシチュエーションに遭遇しています

おそらくネット証券の方が、システムの運営はしっかりしているのではないかと思った今日この頃でした

そう言う意味でも、個人とプロの垣根はどんどん低くなっていっていますね

エリートや成功者がディーラーで成功するとは限らない

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです

今日は日経平均がずるずる下げ、私の収益もずるずるとさげてしまいました。

とはいえ、当初のポジションを維持していたら、とんでもないやられになっていたことが引け後の検証でわかったので、今日はまあ損失軽微で撤退できたことで良しとしましょう

さて、本日はゾーン 相場心理学入門から、世間一般が思っているディーリング上手と実際の相違について、書いてみたいと思います

私のいる証券会社のディーリング部門は、空きがでると募集をかけて人員がすぐ補充されます。

そこにあたらに来る人は本当に千差万別でたまにとんでもないエリートや成功者がやってきます。

たとえば、非常に有名な大学を出てから、一度も働かずシステムトレードで億の収益を得たということで鳴り物入りで入った人、外資系銀行で運用部門に長らく在籍し、英語はペラペラでMBA資格を持っているという人やデイトレードで生活費を稼いでいた30代のフリーターなんかが来たこともありました

しかし、彼らは長くは続きませんでした。つまり収益を安定して上げられなかったのです

その辺の理由をわかりやすくあらわしているなと思ったのが以下の部分です

非常に多くの成功者たちが、トレードでは悲惨な結果に終わってしまう大きな理由の一つとして、まさにその成功が、自分の欲求に適応させるために社会環境を操作・支配する能力に長けていたからだと考えられる。私たちは皆、ある程度、外部環境を自分の内部環境に合わせようとする術を習得したり開発したりしている。問題はこうした技術にマーケットで通用するものはない点だ。マーケットは(自分が非常に大口のトレーダーでないかぎり)支配や操作に応じたりしない。

エリートや成功者は周囲を自分の意のままにするのにはなれていますが、状況にあわせて、自分を受け入れて対応するのには慣れていない気がしました。

ディーリングの世界では、外の世界での栄光や成功体験が害になりうるのです

それだけに人生の一発逆転劇が見れたりして面白いんですけどね