教わるのも、教えるのも非常に難しい

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです

今月は絶不調でしたがなんとか生活していけるだけの給料は出る結果になり、やれやれといったところです

さて、今日は相場を教える、教わるについてちょっと書いてみたいと思います

一応5年もディーリングで食べていれば、何回かやりかたを教えてくださいと言われることはあります。エンジュクでもなにかやってみないかと言われ、それはとてもありがたいと思っているのですが、今のところ何かをお伝えすることは考えていません

そう思ったのは相場師スクーリング」(こちらは改訂版で旧版はこちら)に下記のような記載があるからです

以下著書より
316 この人は、どんな苦労をしてでも上手になりたい、と言っている。
また、二週間もの間、朝から晩まで、社長の売買法を検討して、これで売買しようと大決心をした。

しかし、一ヶ月もたたないうちに挫折した。
どんな苦労してでも、というのは嘘だったし、大決心したというのも嘘になった。
いとも簡単に、どんな苦労してでもとか、大決心とかいうが、みんな目先の出まかせで、教えたほうからすれば、なんといういいかげんな男だ、ということになるのだが、それは当然かもしれない。

筆者のように事務所を持っていると、こういうことは年中経験する。
いまでも、ときどき、どんな苦労でもするから相場を教えてくれ、とか、プロになりたい、そのために家内とも相談し、了解を得ているから弟子にしてくれ、とかいう人が訪ねてくる。

しかし、努力を続けた人は数えるほどしかいない。

それも、株式(林流)の狭いやりかたを強制したのではなく、
どういうやりかたがやりたいのかを開き、そういう売買法には、
この流儀と、分派としてこういう流儀かおる
さらに、別な方渋として、ちがったやりかたもあるから、どれが
自分に合うと思うか
努力を続けられるのはどの方法か

を、よく考えて選びなさい。方法によっては、(詳細を知らないので)教えられないものもあるが、やりかた、練習法、さらに教えかたまでも知っているものならば、出し惜しみせずに教えてあげる。だから、習い上手にやりなさい、と十分に考える余裕をもって決めたし始めたにもかかわらず、教カ月もたたないうちにやめてしまう、どころか反対をやって、さらに失敗を重ねてし

もう、考えられないほどの下手さが身にしみついてしまっていて、どんな方法でも、正しい達をする方法が出来ない体質になってしまっているのである。
そういう人ほど、口だけはいいことを言うのだ。

これを読むと、おそらく教えても9割の方は続けられないだろうと思うのです

何かを粛々と続けながら、守破離の気持ちを持つというのは本当に難しくて、未だ私に出来ていないことを人様に教えるなんてとんでもない。そう思って今はお断りしています

いつか、お世話になった方々に何らかの形で恩返ししたいとは思っているのですが、まだその方法が見つかっていないというのもあります

コメント回答

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです。匿名希望さんから以下のコメントを頂きましたので思うところを書いてみます

匿名希望さんコメント

しかしこんな手法で素人が10億儲けるなら
プロはいったいいくら儲けているのか
それは誰が負担しているの
考えると怖いですね。

自分の経験で言うと今回の件は、素人だからできたのだと思っています
証券会社の自己売買部門はコンプライアンスにうるさいからです

私の今までいた会社では、寄り付きや引けに関する制限や多数ありました
注文取消件数や注文を出してからの時間、下値を叩けない(アップティックルール)、
注意喚起銘柄に指定された銘柄は、その時点から売買禁止の通達があったりなどなど、書けばきりがありません

今回のような見せ玉は同じ証券会社でやったら、すぐに東証から電話がかかってきたりもします

なので、そういった制限がないセミプロだからこそできたのだと私自身は思っています

もっともそういった仕組みを熟知した元ディーラーがそういったことをやっていないかというとそれは定かではありませんが

それにして本日の日経に載っていた”「見せ玉」秒単位で再現”って誇らしげに書いてますが、私から言わせてもらえれば、それすら今までできていなかったのかとどん引きです

それより今回の早大投資サークルOBの件の課徴金がいくらになるか、そっちが気になってます。はてさて、どうなることやら

ディーラーは病気になれない

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです

円高でドル円90円が続いてます、数年前まで資産は外貨で持たなくてはと言っていたFPやら資産運用のプロの人お元気ですか?

おかげで僕はあなたたちのおかげで被害を被ってますぜorz
まあ、不勉強と言えば、不勉強だったヘッタ・チャンが悪いのですが・・・

さて、そのやられを取り返すために仕事で頑張ろうかと思ったとき、ふと気づいたのです
自分の仕事は、完全歩合制なので病気になると、その時点で収入が100%途絶えるということに

やばい、今病気になったら素寒貧です

そこでたった今必死に読んだのが「病気が消える習慣 」です

この本、本当にいい本でした、ヘッタ・チャンの習慣を変えてくれる名著ですね、これは

とりあえず読んでメモったところとその感想を紹介してみたいと思います

6頁 大切なのは病気にならないことではなく、たとえ病気になったとしても、それを「からだから消す免疫力」を作っておくこと
→ アンチ売れ筋医療本としての真骨頂、事前予防も大事だけどどう考えても著書の方が筋が通ってる
63頁 現代医療の科学的根拠も、長い目で見たら完全なものではありません。
もう一つ、新薬の弱いところは、数ヶ月から数年という短い期間でみれば有効性は確かですが、何十年先の予見までは、把握できないということです
長期的に見た場合、伝統医療に軍配が上がります

→ ここはすごい説得力で納得しました。レーシックをお医者さんがやらないのもこういった理由なんですね

105頁 (不眠症について)ジャーマンカモミールで効果が見られないようでしたら、バレリアンもしくはパッションフラワーを加えます
→ ヘッタ・チャンは不眠症気味なんですぐ買いに行きました^^

194 症例⑥の過敏性胃腸炎の治療
→ これももろにヘッタ・チャンにあてはまるので、速攻ネットでタイムやセージを買ってみました

この本は巻末にどこで買えばいいか載っているのもすごくいいです
早速アクセスして買いました♪

この本から得た学び
大切なのは病気にならないことではなく、たとえ病気になったとしても、それを「からだから消す免疫力」を作っておくこと

早稲田OB見せ玉で逮捕

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです。

ちまたを騒がせている「早大投資サークルOBら捜査へ 相場操縦容疑で東京地検」についてちょっと思うことを
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092801000860.html

日中板を毎日見ている身としては、見せ玉なんてしょっちゅうなんで、彼らはやりすぎちゃったということなんでしょう

他に逮捕するべき輩はたくさんいるだろうと突っ込みたくなっているマネー・ヘッタ・チャンの独り言でした

投資の成果は「売り」によって決まる

こんにちは、今月の利益が微妙なので一気に挽回しようと思ったわけではないですが、今朝の寄付から逆張りで買いに行って、しこたまやられたマネー・ヘッタ・チャンです

もっとも今日のような日は戻る時はしっかり取れるので、今日の損失は仕方がない部分があるのですが

さて、今日は、相場師スクーリング」(こちらは改訂版で旧版はこちら)から、売りの重要性について伝えて文章を紹介します

ヘッタ・チャンは寄付は逆張りが好きなので、今日のような日はついつい買いポジションばかりになってしまうのですが、それでは寄付ギャップダウンの寄り天井だと手も足も出ないので、もう少しなんとか売りポジションを作る癖を作らなくてはと反省した部分です

以下著書より
重要事項4
投資の成果は「売り」によって決まる
その「成果のあげかた」すなわち「売りのやりかた」の勉強をしてこそ投資家といえる
付け加えると上げ相場は買い(現物手持ち)で取り下げ相場は売り(信用売り建て)で取ると却っていながら、どうしても買いに片寄るのを是正するのも必要なことである

トランプ・ゲーム、たとえばババ抜きを生まれてはじめてする人でさえも「どうすれば勝つのですか」と聞き、手札を少なくしようと心掛け、ババを早く他人に渡そうと努力する。
下手な投資家は、いつまでも手持ちが多く、ババをつかんでも、いっこうに他人に渡そうとしない。

それは、アマチュア向きのほとんどの本や投資雑誌や講演会では「買うこと」「買う銘柄」ばかりの話題で、「売ること」については一言も触れていないことにもよる。
現物投資はマラソンと同じく、買いがスタート、売りがゴールで、そのゴールで成果が決まるのに、ゴールを無視しているのは片手落ちどころか、株式投資とはいえないのである。

株式投資は
手持ちゼロ→手持ち増加→手持ちゼロ
の繰り返しのことである。
ぜひ「売り」についての勉強をしなければならない。

オススメ本 続ける力―仕事・勉強で成功する王道

こんにちは、今日起きたら12時過ぎで、しかも昼寝までしたダメディーラー、マネー・ヘッタ・チャンです

さて、そんなダメディーラーが紹介するのは司法試験の予備校として名門と名高い伊藤塾の塾長が続ける力について書いた続ける力―仕事・勉強で成功する王道

ヘッタ・チャンはディーリングの仕事をする中で、継続すれば絶対に成果が出るとほぼわかっているのにできないことがいくつかありました

そんな時、著書にある「夢の大きさに比べて、日々の努力はきわめて「小さなこと」の積み重ねです。そのギャップにむなしさを感じてしまうこともあるでしょう」という一言と、

やろうと思ったことがなぜ出来なかったのか、また出来なかった場合どう対処すればよいかについて、この本から新しい視点を得た結果、当時より続けることのコツがわかるようになりました。

ディーリングに限らず、続けたいことがあるのに続けることが難しいと思っている人はぜひこの本を読んで、そのコツを知ってください

紹介したい言葉
30頁 何度かトライしても「原則」にできないことは、今の自分には「続けられない」ことなのだと見切ることも、場合によっては必要です

44頁 ゆっくり急げ、他人と比べても意味かない
「ゴールから発想する」「合格後を考える」、それと同じぐらい大事なのは、「フェスティナ・レンテ」(Festina Lente)というモットーです。
これはラテン語で、ローマ帝国の皇帝だったアウグストゥスが好んだと伝えられる言葉です。英語では「ハリーアップ・スローリー」=「ゆっくり急げ」という意味です。

グズグズしてはいけないが、だからといって慌ててはいけない。焦ることなく、一歩一歩前進していくことが、目標を達成するための一番の近道-私はそのように理解しています。

なりたい自分を具体的にイメージするのは、モチベーションを持続させるうえで、とても重要です。でも、遠くのゴールばかり見ていても、疲れてしまいます。

夢の大きさに比べて、日々の努力はきわめて「小さなこと」の積み重ねです。そのギャップにむなしさを感じてしまうこともあるでしょう。
ですから、最初にしっかりゴールの位置を確認したら、いったんそこから目を離して、足下だけを見て一歩一歩進むことも必要です抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)

消極的方法のほうが夢の実現の近道ではないか

こんにちは、残り3営業日でどこまで挽回できるか焦っているマネー・ヘッタ・チャンです

とはいえ、自分が儲かってないからから、優しい相場くんが挽回するチャンスをくれるはずもないので、こういった時こそいつもの売買を意識しなくてはいけないのですが

さて、今日のテーマは消極的方法についてです

栄枯盛衰は人の世のならいですが、投資の世界も同様に栄枯盛衰があります。
バリュー投資ブーム、ハイレバレッジ投資、デイトレブーム、IPO投資ブーム、FXブーム、最近ですとFCD投資がブームでしょうか

どの投資法も非常に効果が出る時とそうでない時があります。
そういった波動の中で、どう対処するべきかを、前も紹介しました「相場師スクーリング」(こちらは改訂版で旧版はこちら)から、お伝えしたいと思います

筆者のいう「消極的方法のほうが夢の実現の近道ではないか」という言葉の本当は、長年投資をしないとなかなかわかってこないのですが、ぜひ理解してほしい部分です

そしてなんだかんだいってこれも実行してゆくには、とんでもない意志の強さが必要です(汗)

以下著書より
110頁 いけないことをやらないほうが
投資講演会で「消極的方法のほうが夢の実現の近道ではないか」という話をしたことかあり、それに対して賛同の意を述べに、大手ディベロッパーの部長が事務所に来たことがある。それは、いま主題にしている「派手な売買」より、地味なことを守ったほうがよいということに関係しているので、そのことを書かなければならない。

風邪をひかないためには、皮膚を丈夫にする冷水摩擦をすればよい、といわれるが、そんな大変なことは、三日坊主で続かない。実行してゆくには、とんでもない意志の強さが必要であるし、義務感が伴うのでネクラになってしまう。

それよりも、風呂あがりには湯ざめしないようにとか、汗をかいたら下着を替えよ、というような、禁止事項をやらない、注意事項を守るほうが、風邪をひかないという目的を達する。そのほうがやさしいし、出来ることである。

相場の売買実践でも全く同じと思われる。多くの本には、こうすれば儲かる、億万長者になれる、ということが山ほど書かれており、読んだ投資家は、大決心とともに全力をあげて実行しようとする。

それも、さらに別な本のやりかたも、となるから、それこそ数えきれないほどの「やらなければならないこと」を背負い、押しつぶされそうになりながら歯をくいしばって苦しさに耐えている。

それは、積極的事項、別な言いかたをすれば「派手なこと」には挑戦意欲をかきたてられ、努力しようという気を起こすからなのだが、ちょっと待て、と考えてみよう。

あまりに目立たず、消極的ではあるが、禁止事項をやらないこと、注意事項を守ること、のほうが大儲けの夢の実現には近道なのではないだろうか。

たとえば「コシップに似たウワサで右往左往しないこと」「週足を描かないこと」などは「やるな」というのだから、やらなければよいはずで、また、「いくつもの商品や銘柄を手掛けないこと」という注意事項なんかは、守ろうとすればすぐ守れること、そのほうがやさしいし、出来るし、だから目的を達するのではないだろうか。

昨日元同僚トレーダーと飲んだときの話

こんにちは、今週は稼働日が二日しかないのに、すでにやるきがないダメディーラーのマネー・ヘッタ・チャンです

今日は昨日飲んだ元同僚ディーラーのお話をちょっと書いてみようと思います
もちろん、個人とか特定できない範囲での話ですが

昨晩の聞いた話によると、前職の証券会社に最近新しく入って来た管理職(この場合はディーラーを統括する人)が入ってきたとのこと

最初はその管理職と一緒にやってきたディーラーさんもそこそこ成績がよくてみんな喜んでいたんだけれど、そのうち調子に乗り始めて、契約内容を子飼いのディーラーだけ有利にして、今までいたディーラーには不利な契約に変えたりとか、10何年間負けなしだけど収益があまり多くない古参のディーラーさんを解雇したりと最近はやりたい放題

そんなこんなで会社の雰囲気がすっかり悪くなってしまったとのこと
その話をしてくれてディーラーさんは嫌気がさしたので、会社を辞めてしばらくは個人でトレードをしてみると言っていました

その方は結構な稼ぎ頭だったので、会社視点ではもったいないなあと

個人視点では、ディーラーで蓄えた資金を使って余計な制限なくトレードができて、なおかつ税金は10%とか羨ましすぎるwww

などと徒然に考えたのでここに書いてみました

ディーラーは個人の仕事として意味合いが強いですが、リラックスできる環境であることも実は大事なんですよーというお話でした

ではでは、よい週末を

ディーラーは節税も必要ということで、節税の本も紹介してみていいですか?

こんばんは、5連休も気づけば残り1日、ほとんど休んだ気がしないマネー・ヘッタ・チャンです

本日紹介するのは、いままでとは一風変わって節税の本です
ヘッタ・チャンは個人事業主としてディーラーをしているので、節税を意識すると可処分所得が大分変わってきます

夕凪さんもご自身のブログで節税の本を紹介されていたので、今回私もニーズがあればと、今まで読んだ節税本の中から役に立った、立ちそうだと思った本を紹介していき苦事にしました

最初に紹介するのは、節税の本を沢山書かれている大村大次郎著の著書でなぜあのサラリーマンは税金を払っていないのかです

この本は大村氏の著書の中で一番読みやすくまとまっていたので、大村氏の著書を読んだことがなく節税に興味がある人にはぜひ読んでほしい一冊です

紹介したい言葉
90頁 スポーツ施設利用料も医療費控除の対象となる
温泉療養費用と同じように、スポーツ施設の利用材も医療費控除の対象となる場合がある。今はやりのメタボリック症候群、成人病の多くは、運動不足が要因の1つといわれており、運動することは、治療の一環でもあるからだ。

もちろん、スポーツ施設を使えばどんなものでも対象となるということではない。温泉療養と同様に、医者が病気等の治療になると認めた場合である。
スポーツ施設の利用を治療と認めてもらうには、医者の証明書が必要となる。

頁不明 歯の矯正は子供のうちに
医療費控除というのは、原則として病気や怪我を治す医療費しか認められない。病気の予防や美容に関するものは、控除対象にはならないのだ。

もちろん歯の矯正も控除対象にはならないのだが、子供(未成年)の歯の矯正に限っては、医療費控除の対象となるのだ。
歯の矯正は、非常にお金がかかるものなので、子供のうちに矯正をしておけば、将来のためにもなるし、節税にもなるということである。

112頁 個人年金控除は、生命保険控除ほど知られておらず、これを活用していない人も多い。

年金の支払額が10万円以上ならば、所得税で5万円、住民税で3万5千円の所得控除が受けられ、最低税率の人でも1万円近くの節税になる。つまり、年間10万円程度の個人年金に加入していれば、年金自体の利息とは別に10%近くの利息がつくのと同じことなのだ。

昨今の低金利時代では、安全な年利10%の金融商品などは皆無なので、個人年金の有利さがわかるだろう。

老後のために貯蓄をしたり、金融商品を買ったりしている人も多いようだが、投資家のような巨額の資金運用をする人ならば別として、毎月コツコツと貯めようと思っている人ならば、個人年金が断然得だと言える。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)

この本からしようと思ったこと
個人年金で有利なものを探す → 固定金利で5年や10年ものの有利な個人年金商品を現在探し中

ヘッジをしない謎 企業財務担当はなにをしているのか?

こんばんは、マネー・ヘッタ・チャンです

金融機関も企業の年金運用部門も昨年は多くがマイナスの成績を出していることは記憶に新しいと思います。

本日は昨日に引き続き、「相場師スクーリング」(こちらは改訂版で旧版はこちら)から、10年前からなにも変わっていないヘッジをしない企業の謎とその分析を紹介したいと思います。

著書の分析と昨年で一致しない部分はありますが、本当にどこの企業も昨年から今年の株安で損失処理を行っていました。

なぜアルゼンチン債や為替デリバティブオプションといったハイリスク投資はするのに、売りでのヘッジをしなかったのかと、企業の財務担当に一度聞いてみたいものです

ちなみに私のディーリングはほとんどその日に手仕舞うというヘッジをしているので大損はほとんどありません。

以下著書より
64 近世相場史上、謎-というより、まさに悲劇的な笑い話-のひとつは、一九九〇年からの株式の暴落に際して、日本の機関投資家をはじめ、銀行および持ち株筋のすべてが全く保険ツナギをせず、ただただ下げの全行程を拱手傍観していたことである。

ほんとうに後世に語り継がれるだろう、といわれていることだが、著名な理屈っぼい投資理論の本がたくさん出版されている日本で、前記の文では「すべて」となっているが、「ごく一部、たとえばM銀行(海外の外国人ファンド・マネージャーのアドバイスを受けたといわれる)などを除いては」であるが、とにかく機関投資家も投信も、大株主も証券会社や銀行でさえも「ほとんど」危機管理も下げに対する処置もしなかったのは事実である。

知らなかったのではない。十分に知っていたはず。制度が不備だったのでもない。信用取引制度も整っていたし先物もあったし、オプションも上場されていたのに……である。

これについて、日本の国内では理由の追求も反省もほとんど行なわれなかったが、外国では若干の原因の究明が行なわれた(らしい)のだが…

①政府がなんとかしてくれる、というお上(かみ)意識、あるいは財・官の癒着によって処理できると思った。
②資本主義は複式簿記(資産の減少=資本の減少)であるという認識が希薄で、いぜん江戸時代の大幅帳のままだった。
③日本MOFは「ツナギや売りは好ましくないもの」「市場を破壊する」という特殊な考えを特っており、そういう行政指導をしたのではないか。
④ファンド・マネージャーたちは独立意識が無く、ムラ社会の共同体そのままの右へならえであったし、また右肩上がりの神話を信じていた