人間にとって最適な戦略は神の存在を信じること → 人間にとって最適な戦略は大損の存在を信じること

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです

9月に入ってさっぱりな動きの日本市場ですがいかがお過ごしでしょうか?

ヘッタ・チャンは休みを取る関係でポジションを閉じたら、見事にその後思っていた方向に進んでしまい、裏目街道まっしぐらです

なぜ予想していた方向でポジションを持ち続けなかったというと、少しでも大損の可能性があったからです

本日紹介するまぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのかの文章が端的に説明していますが、最適だと思う戦略を取る場合には、ある程度の利益を放棄する必要があります。

その代償に大きな損失を防ぐことができるからです。

逆指値で損切れ場良いじゃないかと思う方もいると思いますが、成り行きで投げた場合、思わぬ損失額になることを考えると大きなポジションではそれができないケースもあるのです

以下まぐれより

166ページ パスカルの賭け

哲学者のパスカルは、人間にとって最適な戦略は神の存在を信じることだと言った。
神が存在するなら信じる者は款われる。神が存在しなくても信じる者はなんにも失わない。同じように、私たちは知性の非対称を受け入れる必要がある。統計学や計量経済学が使える状況というのも確かにある。でも、私はそういうのに頼った人生を送りたくない。


だから私も、パスカルと同じように、こう言おう。統計学が何かの役に立つときは私も統計学を使う。それが危険なときは使わない。

積極的な賭けをするのには統計学と帰納法を使うけれど、リスクやエクスポージャーを管理するのには使わない。

驚いたことに、私が知っている中で、生き残っているトレーダーは全員そういうやり方をしているようだ。彼らはなんらかの観察結果(それには過去の歴史も含まれる)からつくったアイディアにもとづいて取引を行う。

しかし、ポパー主義の科学者と同じように、自分か間違っていた場合に払うことになる代償は、間違いなく限定されているようにする(さらに確率は過去のデータにもとづいて決めない)。

カルロスやジョンと違って、彼らは取引戦略を実行する前に、どうなったら自分の仮説が間違っていたことになるかをはっきりさせている。

また、間違いを認めることができる(カルロスもジョンも、賭けをするときもリスクを測るときも過去の歴史にもとづいていたのを思い出してほしい)。

間違っていたことがわかったら取引を手仕舞うのだ。そういうやり方をストップロスという。あらかじめ決めた、ここまできたら脱出するという場所であり、黒い白鳥に対する予防だ。これを実践している人はほとんど見ない。