七面鳥の儚い幸せ → ブラックスワン

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです

しばらく、投資関係の本の紹介をしていなかったのですが、最近出版関係の雑事も落ち着いてきたのでちょくちょくと紹介をしていこうかと思います

久々の書籍紹介で取り上げるのはブラック・スワン―不確実性とリスクの本質からの一説です

エンジュク関係の方では、読んでいる方も多いと思いますが、先月読み直してみて、あらためて紹介したいと思った良い本でした

特に昨年一昨年の暴落についての考えるのにこの本は良いです
今まで手に入れてきた情報、つまり取得できる情報で物事を判断する。その中で判断することは合理的と言えば、合理的です

でも今回紹介する七面鳥のように、今まで優しかった誰かや、今まで上手くいっていた何かが突然姿を変える可能性があることを、ほんの少しでいいから脳の片隅に置いて、保留付きの判断をする癖を付けた方がよいと思いました

今回紹介した部分と違うところでタレブは、判断の基礎にデータや統計を使うけれど、それだけに全面的に依存して何かを決めることはしないというようなことを書いています

以下の文章を読んで、私は自分の投資スタイルが七面鳥的に利益を得ていないか、考えるようになりました。このブログ読んでくださった方も、何かを考えるきっかけになったら幸いです

紹介したい言葉
88頁 七面鳥に学ぶには

どんなものであれ、観察で得られた知識には罠が仕込まれている。

七面鳥がいて、毎日エサをもらっている。エサをもらうたび、七面鳥は、人類の中でも親切な人たちがエサをくれるのだ、それが一般的に成り立つ日々の法則なのだと信じ込んでいく。政治家の連中がよく使う言葉を借りるなら、「一番の利益を考えて」くれている、というわけだ。感謝祭の前の水曜日の午後、思いもしなかったことが七面鳥に降りかかる。七面鳥の信念は覆されるだろう。

この章では、黒い白鳥問題をもともとの形で考える。過去についてわかっていることから、どうすれば将来についてわかるだろう? あるいはもっと一般的に、(有限の)わかっていることにもとづいて、(無限の)わからないことの性質がどうすればわかるだろう?

エサのことをもう一度考えよう。七面鳥は、昨日の出来事から、明日何が待っているか推し量れるだろうか? たぶんいろいろわかることはあるだろう。でも、七面鳥自身が思っているよりも、わかることはちょっと少ない。そして、その「ちょっと」で話はまったく変わってくるかもしれないのだ。

エサをくれるその手に、いつか首を絞められるかもしれない。そういう状況なら、七面鳥の問題はいつでも当てはまる。一九三〇年代のドイツ社会に溶け込んでいたユダヤ人を考えてみればいい。あるいは第1章に出てきたレバノンの話でもいい。かの地の人たちは、自分たちはお互い仲良く認め合って暮らしているような気がしていた。だから安心だと勘違いしてしまった。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)