時間とお金を交換可能なリソースと見なすことは、経済学的見地からは賢明でも、幸福の観点からは有害

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

以前ブログで「幸せをお金で買う」5つの授業 を、紹介しました。
過去記事1 「幸せをお金で買う」5つの授業はこちら
過去記事2 比較的安上がりな幸福の源 「幸せをお金で買う」5つの授業からはこちら

前回は優待の使い方と幸福感について書きました。今回は「仕事の時間と住居」についてのお話です。

投資に成功すると時間が今よりも自由に使えるようになりますし、仕事だっていやな事をする必要ありませんし、住む場所も家のグレートだって、自分の好きな場所に好きな仕様で住むことが出来ます。

その時、意識すべき事はなにか?それが今回紹介したいエピソードです。
まずは以下の抜粋から

・ 通勤に片道1時間かかる仕事に就くと、幸福にネガティブなインパクトを与えます。しかもそのインパクトは、失業するのと同程度の強さなのです。長い通勤を受け入れることで、よい家に住み、よい仕事に就くことができても、自分の家への満足度が低下し、仕事にもそれほど満足できなくなります。そして、余暇に対する満足度も低くなります。どうやら通勤は、時間の豊さをひそかに害しているようです。

・ 通勤時間がゼロから22分になった場合の幸福度の低下を相殺するためには、通常、収入が3分の1増える必要があります。それでもやっとイーブンといった程度なのです。チューリッヒ大学の経済学者ブルーノ・S・フレイたちの研究では、昇給を追ってボスを悩ますよりも、職場の近くに引っ越せば、同じくらい幸福度を増すことができると示されています。

・ 「時は金なり、ということを忘れてはならない。労働によって1日当たり10シリングを稼ぐ人が、外国へ行くか、あるいはぼんやりして1日を過ごせば、その日の半分……は無駄になる。つまり、5シリングが消えてしまうということだ」
研究では、このフランクリンの時間に対する考え方を受け入れると幸福が損なわれることが示されています。人々が時間をお金と見なすようになると、日常生活のお金にはならない楽しみから喜びを見出すのが難しくなってしまうのです。

・ アメリカの全国的調査で、時間給で働いている人の32パーセントは、お金のためにより多くの自由な時間を差し出してもかまわないと答えていますが、固定給労働者でそう答えたのは17パーセントにとどまりました。たとえ現在、時間給でなくても、以前に時間給制で働いた経験があるとそれがいまだにあなたに影響をおよぼしています。時間給効果が消えるまでには約2年かかります。
 時間給制は、人々をもっと働かなければという気持ちにかりたてます。そればかりか、経済的にではなく、感情的な見返りのある活動をしたいという意欲をも低下させてしまうことがあるのです。時間給労働者はあまりボランティア活動に参加しません。この現象は、時間給制と固定給制の労働者の他の違いを考盧したあとでも変わりません。つまり、時間とお金を交換可能なリソースと見なすことは、経済学的見地からは賢明でも、幸福の観点からは有害なのです。

抜粋ここまで

いかがでしたでしょうか?
私は、今回紹介した部分が一番本書で刺さった場所でした。
というのも、私は完全に時間給の概念で仕事をしているからです。

私の日記を読んで頂いている方なら御存知かと思いますが、私の日々の成績は良くも悪くもとても安定しています。大きく負けることも大きく勝つこともほとんどありません。
ただ仕事として、淡々と利益を積み重ねています。

この投資法に至った理由は、私が損に対するメンタルがとても弱いからです。
投資法で、一時でも含み損を抱えるものは極力避けた結果今のスタイルに落ち着いたという経緯があります。

日々コツコツ安定して稼ぐ、耳障りは良いのですがこのやり方は、完全に日銭商売です。休んだ場合はお金が入ってきません。

その結果、私のメンタルは、本書の言葉を借りるのであれば

・ 時間をお金と見なして、日常生活のお金にはならない楽しみから喜びを見出すのが難しくなって
・ 金のためにより多くの自由な時間を差し出してもかまわないと答え
・ 経済的にではなく、感情的な見返りのある活動をしたいという意欲を低下させ
・ 時間とお金を交換可能なリソースと見なし、経済学的に賢明でも、幸福の観点からは有害

を取っていたわけです。
幸い本書に出逢えたことで、これらの悪癖を治すべく今四苦八苦しています。

エンジュクで知り合った投資家の方々の中には、これらを知ってか知らずかとても有意義に時間やお金を使っている方々がいます。
なぜ私には出来ないのだろうかと思うことがあったのですが、投資法の違いから来るメンタルの有り様の違いが、その理由だったようです。

仕事の評価が数字しかないので、積極的にまだ休みを取れるわけではないのですが、自分がどういう状況で、もっと人生を楽しむため人どのような心持ちであるべきか、気づけたという意味で、今後の仕事に対するスタンスをよくよく考えさせられました。
(結論 早く仕事やめて引退したい 笑)

というわけで、今後しっかり夏休みが取れる身体になりたいヘッタ・チャンでした。
みなさま、良い夏を!


「幸せをお金で買う」5つの授業