「幸福の「資本」論」-お金と幸福に関するシンプルな法則

こんにちは、ヘッタチャンです。

前回紹介した上半期一番おすすめ本、橘玲氏の「幸福の「資本」論」

前回の続きで、今回は「幸せ」とはなんなのか、氏の考えを抜粋し紹介したいと思います。
個人的に参考になり、一足先にツイッターで本書の情報をシェアした時に、一番リツイートされたのが

お金と幸福に関する次のようなシンプルな法則が導き出せます。
①年収800万円(世帯年収1500万円)までは、収入が増えるほど幸福度は増す。
②金融資産1億円までは、資産の額が増えるほど幸福度は増す。
③収入と資産が一定額を超えると幸福度は変わらなくなる。

という記述。

株本でも、一億稼いだ本が色んな所から出ています。
(最近だと、我らのJACKさんがこんな本に出ています、このシリーズおすすめです、稼ぐ人の株投資 億超えの方程式12

インフレやデフレ、円高円安で資産価値の上下はあれど、メンタルとしては、「一億で幸福度はほぼ最大になる」ようです。

ただ、私の周りの投資家さんたちを見ると、ほとんどの方は、1億は通過点に過ぎずそこから3億~5億を目指す方が多いように感じています。
だいたいそのくらい稼げば真に引退できると思うからのようですが、橘氏の言を信じるなら、実際の幸福度はあまりかわらなそうです。

また、3億以上稼いでしまい、それ以上先に行くと、ゲームの最高得点を競うような部分と、投資仲間とのコミュニケーションとしての運用に特化していく方が多いようで、数億の資産を持っていても、節約を重視し、節度を持った生活をされている方もいれば、お金を持ったから豪遊するという方ももちろんいますし、一方で築いた資産で社会貢献されている方などもいますし、投資手法と本人の性格によるところが大きいです。

個人的には、ある程度資産を築いたら、以前このブログでも紹介した「 「幸せをお金で買う」5つの授業」にあったように、経験にお金を使うことにシフトしたほうが「人生の幸福度」を増やすのによいのではと考えています。

参考
 「幸せをお金で買う」5つの授業
比較的安上がりな幸福の源 「幸せをお金で買う」5つの授業
時間とお金を交換可能なリソースと見なすことは、経済学的見地からは賢明でも、幸福の観点からは有害

下記の抜粋にもありますが、日本という国に生まれると諸外国に比べれば「おくりびと(億り人)」に、なりやすいと思うので、なった後の幸福について、考えておくことの重要性を改めて気づく一冊でした。

以下「幸福の「資本」論」より抜粋

お金の限界効用はどのように逓減するのでしょうか。これはもちろん個人によって異なりますが、アメリカでは年収7万5000ドル、日本では年収800万円を超えると幸福度はほとんど上昇しなくなることがわかっています。興味深いことに、アメリカと日本で幸福度が一定になる金額はほとんど変わりません
お金と幸福に関する次のようなシンプルな法則が導き出せます。
①年収800万円(世帯年収1500万円)までは、収入が増えるほど幸福度は増す。
②金融資産1億円までは、資産の額が増えるほど幸福度は増す。
③収入と資産が一定額を超えると幸福度は変わらなくなる。


お金持ちにケチが多いのは確かですが、それは倹約しなければお金は貯まらないからで、一種のトートロジー(同語反復命題)です。しかし彼ら/彼女たちは、節約で自己実現しようなどとは考えません。倹約のルールはたったひとつだけです。 同じ結果を得られるのなら、安ければ安いほどいい

ゆたかな先進国に生を受けたという幸運によって、私たちはみな生まれながらにして大きな人的資本を持っています。それをいかに活用するか、あるいは活用できなかったかで「経済格差」が広がっていくのです


金融取引のルールはきわめてシンプルで、たった2行で表わせます。

①利益は大きければ大きいほどいい
②同じ利益ならリスクの小さい方がいい。

これに対応するように、人的資本の投資についても次のようなルールがあります。
①収入は多ければ多いほどいい。
②同じ収入なら安定していた方がいい。
しかし人的資本には、金融取引にはないきわだった特徴があります。それが次のルールです。
③同じ収入なら(あるいは収入が少なくても)自己実現できる仕事がいい

 

抜粋ここまで

次回は、抜粋最後にある「自己実現」について、著者が「日本社会で自己実現するために知るべきこと、やるべきこと」について書いている部分を紹介できたらと考えています。
「人は社会的関係の中で、人となる」ので、お金があって孤独というのでは、ディケンズ小説の「クリスマス・キャロル」にでてくる老人のようで、なんのために資産を築いたのかとなってしまいます。

そうならないための処方箋とはなにか?お金を持ちつつ、しっかり自己実現する方法についての更新、気長にお待ちください。