芸能人はなぜ干されるのか? 其の弐

こんにちは、ヘッタ・チャンです。
昨日紹介した増補新版 芸能人はなぜ干されるのか?

今回紹介するのは、レコード大賞の裏側、タレント視点からの映画、テレビ業界の歴史などです。

テレビ局、映画会社はかなりの数上場していますが、彼らの歴史は、本書によると独占による搾取です。

電波利権と揶揄されますが、私企業がカルテルを作って顧客を囲い込むと資本の論理が働かないことがよくわかります。
また自浄作用がないので株価も上がらないことが多いようです。

山本富士子、森進一、小柳ルミ子、石原裕次郎など、今でもテレビで見る名前が業界で辛酸を嘗めさせられた話や、追放された何人かは映画業界からテレビ業界に活路を求め、さらに飛躍した話などタイミングや業界の変化など様々な要素に気づかされました。

以下備忘録的抜粋

こうした接待攻勢を仕掛けるのは、当然、元が取れるからだ。
当時は(レコード大)賞を獲ると、すぐにヒットチャートに反映されたし、テレビ・ラジオの出演料は 20〜 30% アップし、地方公演のギャラも2倍、3倍に跳ね上がった。
レコード会社は「グランプリ予算」を何千万円も計上し、接待工作に血道を上げていた。

レコード大賞の茶番劇は、その後も続いたが、 94 年には思わぬ番狂わせが起きた。
この年の大本命と言われたのは、バーニング所属の藤あや子『花のワルツ』。藤が所属するレコード会社は祝賀会用のパーティー会場を赤坂プリンスホテルに予約していた。
だが、大賞を受賞したのは完全にノーマークだったMr.Childrenの『innocent world』だった。

レコード大賞の権威を高めるには、審査員を一切発表せず、1万人以上の音楽関係者の投票で決める、アメリカのグラミー賞のようにすれば良いのだろう。
だが、半世紀以上の歴史がありながら、レコード大賞は本格的な改革が実現しなかった。結局のところ、レコード大賞の使命とは、芸能プロが売り出したい歌手に賞を獲らせ、TBSがある程度の視聴率を稼ぐということにすぎない

大日本活動写真協会は四社の映画を興行する全国1600余りの映画館に対し、4月1日以降、東宝系映画を上映した場合、4社の映画を供給しないことを通告した。
中略
このボイコット決議により、東宝系映画を上映する映画館は245館から 17 館にまで減少し、東宝は大打撃を受けた。
だが、そんな中でも日活から獲得した二大スター、入江たか子、高田稔共演の『良人の貞操』がヒットを飛ばした。勢いに乗った東宝は、8月までに系統館を二百数十館にまで伸ばし、ボイコットに打ち勝った

1950年代から 60 年代にかけてスクリーンで活躍した山本富士子は「日本一の美女」として、また、五社協定最大の被害者として知られる。 山本は 50 年、第1回「ミス日本」に輝き、審査員だった大映の永田社長に見出され、3年後に大映に入社した。山本は103本の映画に出演し、「日本を代表する女優」という評価を得るまでになったが、気が進まない作品であっても拒否権はなかった。
中略
新東宝が倒産したのは、山本が大映を退社する2年前の 61 年のことだった。
当時の映画界はテレビの攻勢や娯楽の多様化によって斜陽化が進行していた。
映画館入場者数はピークの 58 年で 11 億2745万人だったのが、 63 年には5億1112万人と半分以下にまで落ち込んでいた。
これに危機感を強めた5社の首脳は、五社協定の強化で難局を乗り越えようとした。
当時は石原裕次郎や三國連太郎が独立プロダクションを設立し、萬屋錦之介も同様の計画を進めていた。その矢先の山本のフリー宣言は格好の見せしめだった。
また、菊田によれば、山本の映画界パージにはもう一つ、「相手方(永田)は紳士的であろうとするために、山本君の円満退社を承認する。承認しておきながらも、その胸の中には使用人に反抗されたという不愉快さが残る……つまり、他の四会社は、その不愉快さに同感の意を表している訳なのである」として、山本と永田の間に感情的なもつれがあった
中略
映画や舞台への出演の機会を閉ざされた山本は、活動の場をテレビに移した。フリー転身後初のテレビ出演は 63 年7月7日放送のTBSドラマ『明治の女』だった。
視聴率はドラマとしては過去最高の 43% だった。山本はその後もテレビ出演を続け、やがて新歌舞伎座の松尾國三から声をかけられたことがきっかけで、舞台に活動の軸足を傾けていったが、映画には二度と出演しなかった。
映画監督の市川崑はたびたび山本に映画出演をオファーしたが、山本は頑として首を縦に振らなかった。 映画界は貴重な人材をパージし、自らの首を絞めた。その結果として斜陽化に、ますます拍車がかかっていった

1979年、芸能界史上最大のタレントの独立事件が起きた。森進一がデビュー以来 13 年間所属した渡辺プロダクションから独立したのである。
中略
この時、晋から「独立を白紙に戻し、森は渡辺プロに復帰する。半年後、渡辺プロ 50% 出資の会社を設立し、スタッフもつけて送り出す」という条件が出た。森はこれを飲みかけたが、晋に念書を書いてくれるよう求めたところ、断られたため、破談となった
中略
森の独立をあっさり認めれば雪崩現象が起きかねない。森のような不良タレントには、きついお灸を据えて他のタレントを牽制をしなければならない、というのが芸能事務所全体の考えだった。
そこで、音事協がこれを体現し、放送局に「森は使わないでしょうね」と圧力をかけていたと言われている。

「渡辺プロの秘蔵っ子」とさえ言われた(小柳)ルミ子の反逆を渡辺プロは許さなかった。
渡辺プロは絶縁状に近い挨拶状を各マスコミ、芸能関係者に送りつけ、週刊誌を使ってルミ子の人格攻撃を開始した。
中略
非常識な行状が週刊誌で暴露され、「小柳に仕事を与えるな」という内容の怪文書も出回った。 音事協からも「小柳を使うな」というお達しがテレビ局などに回っていた。色ボケを糾弾され、経済的困窮や離婚危機も囁かれたが、ルミ子は堅く口を閉ざした。


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