【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 09月号 「科学する麻雀」から株式投資家が学んだこと

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の3回目アーカイブです。

たまに投資家さんとマージャンを打つことがありますが、凄腕の投資家さんはマージャンが強い方が多いです。
投資とマージャンの共通点とは?

以下連載をお読みください。

「科学する麻雀」から株式投資家が学んだこと

今回は、株式取引で負けないための考えの一部を紹介します。

ここ数年で、負けないためにかなり参考になったのは、麻雀で負けないためにどうすべきかを検証した『科学する麻雀』 (とつげき東北・著、講談社現代新書)」という本です。

*ここ最近新版が出たので、こちらを紹介します

やったことのない方に簡単に説明すると、麻雀とは、4人で各自14枚の牌を集めて得点を競うゲームで、集めるのが難しい組み合わせ(役)ほど得点が高くなります。ポイントは、他の3人には良い牌が集まらないようにしつつ、自分は集めなくてはいけない点で、ここに熱い駆け引きがあります。

麻雀には、格言めいたものがいくつもあります。「ピンフのみはダマ」「裏スジは危険」等、一家言お持ちの方も多いでしょう。

『科学する麻雀』では、そのような格言が実際役立つか統計を取ってみたら、ほとんどが役に立たないことを実証。それよりも、統計的に正しいことを淡々とやった方が勝率がよくなるという身も蓋もない結論を得ています。
この結論の中に、株式取引にも使える内容があったのです。それは「当たり牌を読むな、降りるならベタオリ」です。

麻雀は勝つことよりも、自分が負けないことが大事なゲームです。だから相手がリーチ(あと一牌で上がり宣言)したら、残り一枚が何かを予想し、それを振り込まないようにしつつ、自分の牌を集めていくのが常識でした。

ところが『科学する麻雀』では、リーチされたら、その回は自分が勝つのを諦め、負けないことだけに専念。確実な安全牌だけを捨てていき、それがなくなったら統計的に安全な牌を捨てるべきという提言をしています。

これを相場に置き換えると、ポジションが不利な状況になったら、挽回しようとナンピンしたり、板の状況から戻るタイミングを計るとか余計なことをしないで即損切りするということです。
以前の自分は全てのトレードでなるべく利益が出てほしいと思っていたので、少々の不利な状況では戻りを期待して我慢していたのですが、そんなやせ我慢を一切止めて、ちょっとでも不利になってきたら撤退するようにしました。

その結果どうなったか?勝率がメチャクチャ上がりました。自分は一日70〜100銘柄に注文を出し、内50〜70銘柄が約定するような取引をしています。不利なら即損切の方針に切り替えたら、利益銘柄と損銘柄の比率は2:1から3:1と格段に良くなりました。

麻雀と株式取引の共通点は、相手がおり、一回の勝負では決まらないということです。何回も同じ相手と勝負をするゲームでは、数をこなすとトータルで自然と勝てるような戦略を愚直に実行することが大切です。役満(最強の手)で一度勝っても、その後に負け続けては意味がありません。一度役満に振り込んでも、じわじわと取り返せるやり方こそ、負けない投資家に必要なのです。

じわじわと取り返せるやり方としては今号特集の株主優待、配当狙いの投資があるのですが、それはまたの機会にでも。

抜粋ここまで

当時はマージャンを統計的に分析する書籍は少なかったですが、ここ数年でたくさんの本が出ています。
せっかくなので、以下に紹介です。

3100万局の牌譜データを東大卒の麻雀研究者が徹底分析!
「統計学」のマージャン戦術 (近代麻雀戦術シリーズ)

高レート麻雀のプロと麻雀研究家が合作。理論と実践の新戦術の数々がわかる!
フリー麻雀でもネット麻雀でも使える 現代麻雀最新セオリー

麻雀を勉強すると相場でも強くなれるなんて、一石二鳥ですね。
ぜひ読んでみてください。

追伸 誰か麻雀誘ってくださいませ by 無職

資金効率と人生効率

こんにちは、ヘッタ・チャン無職です。

この一ヶ月ディーラー時代にはできなかった投資法をいくつか実行し、またいくつか準備中です。

実際に初めてみて思うのは、以前ブログで合理的に幸せになる方法についていくつか記事を書きましたが、その辺との折り合いをどうつけるかということです。

過去記事1 「幸せをお金で買う」5つの授業
過去記事2 比較的安上がりな幸福の源 「幸せをお金で買う」5つの授業
過去記事3 時間とお金を交換可能なリソースと見なすことは、経済学的見地からは賢明でも、幸福の観点からは有害

ずっと株価をディスプレイ越しに見続けるのはもう飽きたので、あまり相場に向き合いすぎず、かつ利益が取りたいという困った野望があります。

いくつかの手法は資金をいれておけば年何回かローリスクでリターンがとれますがその間資金は拘束されます。資金効率はあまりよくないです。
いくつかの手法は相場をずっとみていれば、利益が取れますが時間が取られます。人生効率が下がります。

門外漢なので、あくまで今まで見聞きした中だと、長期投資で銘柄選択があっていれば、放っておいても利益がふくらみますが、間違えると目も当てられませんし、投資効率では、短期で回すより低い場合もあります。

その辺をどう時間配分、資金配分するか、今考え込んでます。

理想としては、不動産所得みたいに毎月キャッシュフローがありつつ、値上がり益も狙えて、ほっとたらかしなものだと、ここで書いていて気づきました。
そんな視点で投資だと、うむむむ

さて、なにをどうしましょうか。。。、もう少し日銭を稼ぎながら悩むとします。


「幸せをお金で買う」5つの授業

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 06月号

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の二回目アーカイブです。

この当時は日経平均が1万を回復して絶好調と書いてます、現時点(2018.5.16)で22,818円ですから6年でどれだけ株価が上がり、投資家が潤ったかわかります。
(後々書きますが私はあまり潤ってません爆)

日経平均10年チャート
20180522510y

ちょうど決算時期で塩漬け銘柄が発生しているので(泣)初心に戻り損きりしなくてはと思わされる記事でした。
6年前から進歩してないどころか、退歩してる気がする、今日この頃です。

以下日経マネー 2012年 06月号から転載

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです。この原稿を書いている今、日経平均は久しぶりに一万円代を回復。年初からの上昇率は20%近くと、今年に入って株は絶好調です。

今回は数年ぶりの好相場なので、こういった時、負けない投資家が何をしているか、考えているかについて、書いてみることにします。

株式投資をしている方は今日までに買った銘柄下がり続けて、損切りすることもなく、塩漬けのままだったのが2月、3月の上昇でようやく値が戻ってきた方も多いでしょう。

ここで二つの選択肢があります。ひとつは利益になったところでさっさと利益を確定してしまうという選択。もうひとつはまた下がるかもしれないけれど、まだ上がるかもしれないと保有を続けるという選択。

みなさんはどちらを選ばれたでしょうか?

ようやくマイナスがなくなったと利益確定してしまう方が多いのではないでしょうか?
私なら、銘柄の選択理由(株価が割安、業績好調など)が購入時と変わっていなければ、保有を継続しつつ、損切りラインを設定します。円安などで業績が購入時よりも良くなっていれば、買い増しもします。

私は基本的にナンピン(損が出ている時に株を買いますこと、取得単価が下がる)はしませんが、利が乗っている時の買増しは、選択肢の一つとして考えます。

多くの方は

・    損切りラインでの損切り
・    利益が出ている時の買増し

が出来ません。
いや、そんなことはない、出来ると思った方、あなたは自分の会社に未来がないと感じているにも関わらず、転職活動もせず、働いていませんか? 恋人、奥さんと別れた方が良いと感じていても、次の相手を捜すことなく、何もしていなかったりしませんか?

仕事で、プライベートで出来ないことが株式投資で出来るというのはまずありません。
特に損を確定させることは、脳が非常に嫌がるよう出来ているのでなおさらです。
負けない投資家の方々は、普通の人が躊躇するようなことを平気でやる人が多いです。
彼らは深い知識の裏付けの基、自分が正しいと感じた投資に対して、まっすぐに踏み込みます。

例えば、ある銘柄が本来の価値の1/3で売られている時、自分の資産をどこまで突っ込めるか、それが期待通りにすぐ上がらなくてもどこまでも我慢できるか、そういった部分がとても試されます。

ウォーレン・バフェットであれば、1/3から半分の1/6になったら喜んでもっと買うでしょう。自分の買った株が半分になっても買増すことをためらいなく行いつつ、もし自分の目論見と違う時は、逆に全ての損を確定して手放す。また100円で買った株が150円になっても業績がまだよかったらそこからさらに買いに行く。

以上のようなことを、負けない投資家は悩まず、当たり前のように実行します。ですので、この難しさを理解した上で、同様に出来る方は、多分私よりも投資に向いていると思います。

では今回はこの辺で
また三ヶ月後にお会いしましょう

抜粋ここまで

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門

こんにちは、ヘッタチャンです。

連休中に読んだ本の備忘録としてアップです。

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門

人口減少による人手不足で、中小企業がこれからどんどんと廃業していきます。
そんな中小企業をお値打ちに買うためには?

という非常にひかれるテーマだったので即買い

いろいろと勉強になりました。
ただ惜しむらくは、著者のすすめる手法が、気になる会社の副社長(役員)になり、2年ほど社内を見た上でオーナーとして購入を検討するなどを提案しているところ。
個人的には、お金を出して企業を買収、最適化して存続させるバフェットぽいことがしたかったのですが、やはり汗水流さなきゃという部分があったところで、不労所得を得られるまではいかなかったところ。

とは、企業分析して株を買うというところは上場か非上場かの違いしかなく、投資本としてとしても優秀でした。
以下転載です。

サラリーマンはゼロを知らない  起業して自分で事業を作ることは、ゼロからイチを生み出し、ようやくイチができたものを 10 まで自分で育てていくことです。それができる人は、本当に一握りです。天才であり、ある意味、変人です。でも、このことに気づいている人はあまりいません

意識高い系ビジネス書にありがちな新サービスで勝負みたいなきれいごとを言わないところが共感できます。

ベンチャーキャピタリストの目で見れば、飲食店はもっとも難しいビジネスの一つです。  立地の選定、資金繰り、店舗作り、商品企画、仕入れ、原価管理、製造管理、採用、人事管理、マーケティングなどなど、飲食店には経営学のあらゆる要素がすべて詰まっています。それでいて、店舗は固定されて動かすことはできず、食中毒や食い逃げなどのリスク要因は多く、利益率は非常に低い。とてもとても 素人 が安易に始めて成功できるような事業ではありません

飲食店を個人で始めたい人多いですが、廃業率など見ると私にはとてもできません。

ベンチャー企業を志向する人の中には、大企業の仕事を「面白みがない」「成長しない」「やりがいがない」などと批判する人が結構多いのですが、少々短絡的で、視野が 狭い気がします。大企業や業界大手が中小企業と何が違うかというと、業務の進め方やシステムなどの仕組みが非常に洗練されている、という点です。

素人集団のトップがプロ集団の末端で生きるか。この辺は価値観かと思いますが、学べることの違いにも意識を向けたいものです。

(中小企業を買収したらする改革として)
1 在庫を洗い出して整理する。
2 製品ごとに営業利益率を計算する。
3 赤字の顧客との取引をやめるか、値上げ交渉をする。
4 不良在庫を処分する。
5 不採算部門を止める。
6 帳票をシステム化する。
7 全仕入れ先から見積もりを取り直す。
8 部品の発注ロットを小さくする。
9 部品の納期を確認し、早い発注を抑える。
10  在庫の置き場所を最適化する。
11  運送会社と運賃の交渉をする。
12  ホームページを作り、自社の技術を公開する。
13  新規の展示会に出展し、PRしてみる。
14  業務効率化のクラウドを利用する。
15  新規営業の見込み顧客リストを作ってみる。
16  見込み顧客へパンフレットを郵送してみる。
17  見込み顧客への電話をそれぞれ3回ずつしてみる。
18  名刺管理システムを導入する。
19  勤怠管理クラウドサービスを使い、社員の生産性を可視化してみる。
20  会議を開き、社員の意見を聞き、自分の考えを社員に伝える。
21  朝礼で、前日と当日の行動管理をする。
22  週次会議で、先週と今週のPDCA管理をする。
23  月次、四半期、年度計画を立てて、実行に向けて進捗管理

こういった当たり前のことができていない中小企業に当たり前のことをするだけで利益率が上がると著者は説きます。
日本の労働生産性の低さは有名ですが、逆にチャンスでもあるわけです。

日本にある会社380万社のうち、250万社が後継者不在。社長が 60 歳以上の会社が約200万社あり、そのうち100万社が後継者不在です。そして、中規模企業の社長の約6割が「事業を何らかの形で他者に引き継ぎたい」と考えています。

大事に育てた企業です、清算するくらいならだれかに引き取ってほしい気持ち。これを大事にすると、お値段以上になるとかならないとか

買収を検討している会社が、 10 年程度で返済できないくらいの銀行からの借り入れがあり、業績の良いAという事業と、業績の悪いBという事業を運営していたとします。そして、あなたが欲しいのはA事業だけ。そんなときは会社をそのまま買うのではなく、いったん自分で別会社を作り、業績の良いA事業だけを新会社に事業譲渡して借入金を切り離し、旧会社は業績の悪いB事業と借入金とともに廃業してもらう方法もあります(これを「 第二会社方式」といいます。)

企業の美味しいところだけを買う方法の一つです。これ結構マニアックですが、さすがM&Aのプロ。参考になります。

縮小市場には、新規の参入者は登場しません。むしろ退出企業のほうが多いはずです。いつの間にか競争原理が働かなくなってきます。そこで少しだけ経営改善すれば、圧倒的に成功し、成長できる可能性が広がります。
こういったケースを「 残存者利益を獲得する」といいます。

万年低位株が黒字化して噴くときって大体残存者利益でってこと多いですよね。

業界最大手は、「 日本M&Aセンター」です。ほかに、「 M&Aキャピタルパートナーズ」、「 ストライク」といった会社があります。この3社はいずれも東証一部企業。

ここ数年株価絶好調企業ですが、こういった業界構造だったんだなと納得でした。(といってここから買えるかは別ですが)

「大廃業時代」を解決するために、経済産業省が管轄する独立行政法人中小企業基盤整備機構が母体となって、各都道府県も事業承継に力を入れています。公的支援として各都道府県に「 事業引継ぎ支援センター」が設置されており、全国の商工会議所等と連携して、地場企業のM&Aの相談とマッチング、サポートを行っています。インターネットでお住まいの都道府県名および「事業引継ぎ」と入力し検索をしてみてください。事業引継ぎ支援センターのサイトが出てくるはずです。

公的支援からの中小企業購入は結構お値打ちそうな。。?

最近始まったウェブサービスで、実際の「会社売買のマッチング」がネット上で行われる「 TRANBI」というサイトもあります。年商数百万円くらいの事業の売買もされていることから、まずはこのサイトから情報を取ってみるのも一手かもしれません

早速登録してみましたが、結構気になる企業ありました、株やってる場合じゃないかな?笑

一つの方法としておすすめなのが、大企業に勤務しているうちに、勤務先にもメリットがある形で買収対象となる会社を優遇し、業績をよくしてあげてからそこの社長になる、というやり方です。

たとえば、大手印刷会社Sの社員であるあなたは、Aという下請けの印刷会社の個人買収を検討しているとします。そのときあなたの会社は、A、B、Cという3つの下請けの印刷会社を使っていて、Aに 30%、Bに 40%、Cに 30%の仕事を分散して発注していたとします。

印刷業界は全体的に仕事の量が減っているため、工場の稼働率は3社とも落ちていて、A社とC社は赤字に 陥っており、B社はトントンだったとします。とくにA社とC社は稼働率が 50%程度にまで落ち込み、機械と人が、〝遊んで〟いるという、製造業ではもっとも好まれざる状態になっています。

そこであなたは、発注元であるS社の担当者として発注先を見直し、C社の契約を打ち切り、C社の仕事をそっくりまるごとA社に回します。するとA社の稼働率が100%に近くなって一気に黒字転換します。
その実績を手土産に、A社をあなたが個人買収すればいいのです。S社からA社に、社長として〝天下り〟するようなものです

大人の世界すぎる投資法ですが効果は絶大でしょう。
企業の発注担当はこんな夢があるんだと感心してしまいました。合法的にいろいろとできますね

とまあ、長く書きましたが非常に面白い一冊でした。おすすめです。

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 03月号

こんにちは、ヘッタチャンです、

先日ツイッターでヘッタチャンの昔の記事とか読めますかという問い合わせがあり、そういえばその辺も一度まとめたいなぁと思っていたので、それを機に、当時の担当者さんに連絡を取り、再掲載してもいいですかと尋ねたところ、了承を得られたので、昔の記事を転載します。

以下の記事は日経マネーさんに掲載していただいた「負けない投資家の思考法」という連載です。
今思うと畏れ多いタイトルです。一緒に書いてくださった夕凪さんやJACKさんは毎年負けず資産を増やしていて、みなさん資産額で遠くに行ってしまいました(苦笑)

当時考えていたことと今考えている負けない投資法はあまりかわっていないのですが、
2012年から2018年の6年の相場を思い返すに、負けないだけでなく大きく勝つ方法もまた考えておくべきだったと思います。

過去を振り返りつつ、過去連載を少しずつアップしていきますので、気長にお付き合いください。

以下日経マネー 2012年 03月号から転載

はじめまして、本誌初登場のマネー・ヘッタ・チャンと申します。
ざっくり自己紹介しますと8年間負けなしのプロ投資家、なおかつマネー童話を執筆するという二足のわらじで書いている変わり者です。
この度、「負けない投資家の思考法」で好き勝手書いて良いという許可をいただき、登場と相成りました。どうぞよろしくお願いします。

さて、負けない投資家とはなにか
まずここから考えましょう。
極端に言えば、毎年1円でも資産が増え続けていれば、負けない投資家と名乗ることは可能です。もちろんそんな人から話を聞きたいとは誰も思いませんが、世の中には、この毎年ほんの少し資産を増やしたに近い実績で「常勝」を謳う輩もいますのでご注意ください。(詳しくは拙書経済童話「ヘッテルとフエーテル」「マッチポンプ売りの少女」をお読みくださいませ)

やはり「負けない投資家」を謳うのであれば、最低でも資産数千万、出来れば資産数億円必要でしょう。
私の周りには、上記の負けない投資家さんが何人もおりますがそれらには二つのタイプがあります。

ひとつは「タイミング良く、レバレッジをかけて、引き際を誤らなかった投資家」。簡単に言うと、借金して大勝負で勝利。それから上手く現金化して、以後無理をしてない投資家さん

問題は「現金化」か「無理をしないこと」に失敗して、ピークの資産を維持できる人が少ない事。泡銭なのでなくすのも早く、ピーク時資産は数億円。でも今は何千万、何百万という方もいます。数千万残ったから良いじゃんと思うかもしれませんが、本人はピーク時を覚えてるので精神的には結構大変です

もう一方は「着実に複利で何年もかけて資産を築いてきた投資家」
このタイプは今回一緒に連載している夕凪さんやJACKさん達です。

こちらのやり方は時間は少しかかりますが、精神的な安心感は圧倒的に分があります。というのも借金大勝負はたとえ大勝しても、もう一回同じ事が出来るかが甚だ心許ないので、資産を築いても減らすのが怖くてしょうがないのですが、こちらはたとえ失敗しても、また貯金を貯めて同じ手法で挑戦出来るからです。

どの手法を選ぶかは個々人の立ち位置やお金の環境次第で、どちらが正しいというわけではありません。まずは自身の判断でどのタイプの負けない投資家になるかを考えてから、戦略を考えてましょう。

なお、私の戦略は前者と後者の混交型で、借金大勝負をしつつ、リスクを限定するため日をまたぐリスク資産はほとんど持たないようにし、そこで得た資産を合法的な節税やローリスクミドルリターンの投資(主に国の制度を使い倒す方向のものです)で減らさないようにしています。次回以降の連載でその辺を書いていけたらと思っておりますので、ご期待ください、では今回はこの辺で。ご期待に応えられたでしょうか?

抜粋ここまで

マイナス拡大。完全に逆指標に

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

今日の日経平均株価は、前日比27.26円高の21319.55円と三日ぶり上昇。
東証1部売買代金は2.6兆円。東証1部値上銘柄数は約73%と堅調

20180404225-2

今日も見事に売買が外れ。
昨日持ち越した銘柄が夜間PTSで堅調だったものの、朝ふたを開けてみるとマイナススタート。
そこで損きりしてドテン売りしたら、売りポジが逆差値で損切りさせられてから下に行くというよくある悪夢展開。

それに加えてイベント系が逆行ったり、逆張りが下まで吹っ飛んだりと今日も昨日をさらに悪化させたような展開で、手も足も出ず。
やることなすことすべて裏目でした。

仕方ないので、10時以降相場が落ち着いた後は、投資系メンタル本を読んでいたりしました。
ここまで売ら引くのも珍しいのですが、メンタルが落ち着いてないのが原因なので、座禅でも組んできます。

今日もおつかれさまでした。

今日読んでた本

ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義 (PHPビジネス新書)


ゾーン 最終章──トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスからの最後のアドバイス

今日の売買
往復売買代金 1.5億
本日利益  -32
今月累積利益 -49
ポジション 買 1.6 売 0.5

勝つ投資 負けない投資

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

ここ最近スランプなので、投資本いろいろ読んでいます。
勝つ投資 負けない投資が色々と刺さったので、気になったところをシェアしていきます。

そう考えると、バリュー投資はきちんと銘柄選別をしたところで、結局は相場全体が上がらなければ株価は上昇しない性質を持っているといえるのではないでしょうか。

また、純資産という普遍的な指標を頼りにしているため、スクリーニングなどで導き出される結果は常に一定になります。わかりやすく明確な基準で見ているだけに、誰がやっても同じになって差が付かないのです。

これは、低PERに着目した投資でも同じことがいえます。変化のない安定的な業績を出している企業は、いくらPERが低くてもなかなか投資対象にはなりません。

大事なポイントは、そのPERが将来どのように変わっていくかということです。もし今のPERが30倍でも、翌年2倍の利益を上げることができればPERは15倍に下がり、さらに倍の成長が続くなら2年後にはPERが7・5倍まで下がります

ここ最近の下げは、丁寧な銘柄分析をも吹っ飛ばす下げで、バイアンドホールドがつらい年になる可能性もありそうです。

人は、それまで見たことも聞いたこともないことに対して想像力を働かせろといってもなかなか出来るものではありません。
しかし、「歴史は繰り返す」という言葉があるように、僕達が忘れていたり知らなかったりするだけで、案外世の中に起きていることにはある特定のパターンがあったりします。  大きく飛躍した企業、爆発的に売れたヒット商品、突如ブームになったお笑い芸人など、世の中に起きているあらゆることが想像力を養う糧になり得ます。

大事なのは、それをそれとして受け取るのか、単なる事象として見過ごしてしまうのかという姿勢の問題なのです

他の本でも書きましたが、想像力に限界があるということを常に意識したいと思います、そういえば、この前想像力の欠如で99%やられしました(>_<)

成長が見込めそうな株を見つけて「何、これ安い!」と注文を出す。

ここまでは誰にでも出来ます。問題はそれを売る時です。あまり意識されていない方もいるかもしれませんが、投資の成果を評価する際には時間もコストの1つとして考えられます。

買値から2倍で売れた投資があったとしても、利食いまでに5年かかっていたとすると、1年あたりの利益は20%ということになります。

一方で、3ヶ月で10%の利益を出せた投資があれば、1年で40%のリターンが出ることになりますから、先ほどの5年で2倍よりも効率の良い投資だったという風に考えられるわけです。多くの人は損をすることが悪いことだと考えているかもしれません。

でも本当に一番ダメなのは、上がりもせず下がりもせず、ただ時間だけが経過していってしまうことなのです。目論見が明確に外れ、これは損切りした方が良いなという判断が出来るなら、また次の新しいアイデアを考えて取り返せばいいだけのことなのでそれはそれで良い

資金効率を考えるとデイトレ複利が最強なのですが、逆回転するとデイトレ逆複利が最弱になるので、考えものです。

ある銘柄がダメになったとしても、それと同じくらい優れた他の銘柄のことが頭の中にある人は、容易に乗り換えを検討できるはずです。

ところが、練りに練った唯一のアイデアが外れてしまった場合、次がないので、どうにかして今あるアイデアで押しきれないかと、その銘柄を持ち続ける理由を探してしまうのです。

そこで持ち続けた銘柄は大概においてあまり良くない結果をもたらします。もし勝てたとしても、当初の目論見通りには行かなかった以上、時間的コストを余計に払うことになるのは間違いありません。

上がらない株、含み損の株を長く持ち続けることを「塩漬けにする」といいますが、日頃から常に新鮮な投資アイデアを求めるようにしておけば、塩漬け銘柄を作るリスクは格段に抑えられるはずです。

たとえ含み益の銘柄を持っていたとしてもそのことに満足せず、もっと良い株、効率的に儲かる株があるかもしれないといつも考えながら取り組む姿勢が、失敗した時の二の矢、三の矢として機能することになるのです

これが本書で一番刺さった部分です、中期ポジは昨年まで含み益多数だったのですが、上記の考えを徹底していればと悔やまれます。

 

このように、一見良さそうなアイデアでも自分の知識や経験不足が原因でとんでもない落とし穴にハマり込んでしまうこともあります。下がっている株価に耐える時は、耐えるべきだと断定するに値する十分な裏付けが取れた時だけにした方が良いでしょう

現在、不確定で持ち越し多数銘柄があり、あまり自信がないので外していかなきゃと思う次第であります。

単なる運否天賦、コインの裏表のようなギャンブルではなく、緻密な調査と分析に裏打ちされた割のいい勝負であれば、相応のリスク量を取るべきだと僕は考えます。

なぜなら、そのような投資の機会は決していつでも巡ってくるものではないからです。今でこそアベノミクスで相場が盛り上がっていますが、3年で株価指数が2倍以上になるような大相場は、過去30年でも80年代後半のバブル相場と今回の2度しか例がありません。こういう時期に相場を張れている人は、それだけでも大変な幸運だと考えるべきです

稼ぎやすいタイミングというのは実際あるものです。人生にも相場にも。
15年前と今とでは就職学生の環境が全然違うというような。人生は不公平なものです。

真の上級者は「今はどのやり方が有効な相場なのか」を常に考えて、最適なアプローチに切り替えることができます。その相場の変化に対する嗅覚や対応力が、勝ち続けられる人とそうでない人を分け隔てる部分なのではないかと思います

私が上級者でないことがよくわかる一説です、死にたい。

トレンドを掴める人、掴めない人の決定的な違いは、「好奇心」の有無にあります。それは「何でも知りたい性」、要するに知性の問題です。学歴などはあまり関係がありません。
この要素を持っていない人は、絶対といって良いくらい、投資には向いていません。

これはプロの世界でもいえることで、なかには全く好奇心など持ち合わせていないのに、優秀な学歴を持っているというだけでファンドマネージャーの世界に入ってきてしまうサラリーマン的な人がいます。そういう人は、まず生き残ることができず、クビになっていきます。

一方で、長年にわたって生き残っているファンドマネージャーを見ると、やはり好奇心の塊のようで、常にワクワク感を持って仕事をしている人が多いです。そういう人と話していると、「そんなことまで調べているのか」と、驚いてしまうようなマニアックな情報まで調べていたりします

好奇心の枯渇が最近の悩みの種、手癖でもそこそことれてしまうんですけど成長がありません。

会社は戦争をするわけではありませんが、競争に勝たなくてはならない組織体であり、トップには似たような素養が必要になってきます。残念ながら、日本では職業としての社長業というものがなく、単にプロパー社員で一番出世した人や、親会社から天下ってきた人が社長になるシステムであるため、社長の能力が要求される基準に達していないことが多く見られます。このため、私は日本株に関しては社長と直接ミーティングをしない限り、その会社へ投資することは基本的にありません。

 

財務諸表をごく短時間でチェックするとすれば、以下のポイントでしょう。
・「損益計算書」にある売上高、営業利益に丸をつけ、それらの伸び率や営業利益率が改善しているかどうかなどを確認する
・「貸借対照表」では資産の部の棚卸在庫、売掛金に丸をつけ、これらが売上高の伸びよりも低く抑えられているか確認する
・   負債の部の短期・長期借入金、資本の部の額にも丸をつけ、ネットD/Eレシオ[(短期・長期借入金 - 資産の部の現預金)÷ 資本の部]を確認する

ネットD/Eレシオが大きいほど、財務体質が脆弱であると考えられるので、資本の部の額よりも何倍も大きな(借入金 - 現預金)を持っている会社は、不景気に弱く、増資などのリスクが高いと考えられます。
この数点をパッと確認するだけでも、やるとやらないでは大きな違いがあります。これらの客観的なデータから、その会社へ投資することがどれほどのリスクを持っているのかをイメージしておくと、それがたとえ成功しても失敗しても、経験値として勝てる投資家になるための階段を一段登ったことになります

 

中期銘柄買うときはこの辺やらなきゃと思いつつ、サボってしまったりです、パクリ投資だけはダメ絶対
最近好奇心の枯渇を感じるので、なんとかするか
引退したほうがいいか悩みます。

気力が復活する方法をまずは探してみますかね。

暴落でも底堅い銘柄の理由がJACKさんだった件w

こんにちは、ヘッタチャンです。

我らのJACKさんが新刊を出されたということで、読んでみました。

小心者が手堅く殖やす 10万円からはじめる株

今回の本に末尾にJACKさんおすすめの銘柄

JACK勝負銘柄

というコーナーがあり、10数銘柄記載されているのですが、これらのチャートを確認したところ、この相場でも全然下がってないという驚愕の事実が!

むしろ新高値とってきてる銘柄もあったり、未だにこんなに優待+配当で高利回り銘柄に気づかされたりで、初心者向けかと思ったら、ものすごくためになりました。(明日下がったら私も買おうという銘柄複数)

さすがJACKさん投資でも出版でも、着々と成果伸ばしてます。
ここ最近曲がり屋の私としては、とてもあやかりたい一冊でした。

なお全く関係ないですが、JACK alさんの名著「社会人10年目をこえたら知っておきたいキャバクラ」の紹介はこちら「IPO投資とキャバクラ投資の意外な共通点とは?

お金稼いでキャバクラいけるようになりたいヘッタ・チャンでした。

行動経済学を学ぼう ファスト&スロー②

こんにちは、ヘッタチャンです。

かなり前に紹介した「ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか」

前回記事「行動経済学を学ぼう ファスト&スロー

備忘録としてもう少し書き残しておきたい部分があったのであらためて、抜粋とその理由について書いてみます
以下抜粋と思ったこと

アドバイスは、「誰かの文章や参考資料を引用するなら、発音しやすい人が書いたものを選びなさい」というものである。
ある実験では、トルコの架空の企業について、二つの証券会社が提出した報告書に基づいて将来性を判断するよう参加者に指示した。
証券会社の名前は、一つは発音しやすいアルタン、もう一つは厄介なターフートである。二冊の報告書は、いくつかの項目で不一致を来していた。
このようなときは両者の中間をとるのが妥当と考えられるが、被験者はおおむねターフートよりアルタンを信用したという。

投資を検討している企業が複数ある場合、発音しやすいか?くだらないことと思うかもしれませんが、これも注目されるかどうかを考えるならば、考えておいた方が良いようです。

悲しいことを考えた被験者は、直感的な作業をまったく正確にこなせなくなってしまったことである。彼らの答はどれも、でたらめとほとんど変わらなかった。このように、気分は明らかにシステム1の働きを左右する。不機嫌なときや不幸なとき、私たちは直感のきらめきを失ってしまう

自分の判断でトレードを行う場合、気分がかなり重要ということが、データからもわかってきました。
(昔から投資メンタルの重要性は言われてきましたが)
効率よく仕事をするために、自分の感情を乱すものは遠くに置いておきたいものですね。

人物描写をするときに、その人の特徴を示す言葉の並び順は適当に決められることが多いが、実際には順番は重要である。ハロー効果によって最初の印象の重みが増し、あとのほうの情報はほとんど無視されることさえあるからだ

この文章を投資に替えると「投資判断をするときに、その企業の特徴を示す言葉の並び順は適当に決められることが多いが、実際には順番は重要である。ハロー効果によって最初の印象の重みが増し、あとのほうの情報はほとんど無視されることさえあるからだ」といったところでしょうか?
開示情報の最初にいいことが書いてあると悪い情報を無視しがちになりそうです。

・フレーミング効果──同じ情報も、提示の仕方がちがうだけで、ちがう感情をかき立てることが多い。
同じことを言っているにもかかわらず、「手術一カ月後の生存率は九〇%です」のほうが「手術一カ月後の死亡率は一〇%です」より心強く感じる。
同様に、冷凍肉に「九〇%無脂肪」と表示してあったら、「脂肪含有率一〇%」よりダイエットによさそうに感じる。
両者が同じ意味であることはすぐにわかるはずだが、たいていの人は表示されている通りにしか見ない。「見たものがすべて」なのである

どう表現されているかは実はかなり重要で、私の場合ですと、損失がいくらかというのがかなりネックになっています。
本来であれば、投資額の何%マイナスかが損切りの決定要件であるべきなのですが、どうしても絶対値でみてしまいます。
私の場合は一銘柄数万やられで拒否反応が出ます。結果ここ数年利益が伸びないのを痛感しています。
やるべきは、一銘柄当たりのポジション増と損切りの定率化のようです。

少数の法則の背景には、標本サイズが小さくても抽出元の母集団とよく似ているのだからかまわない、という強力なバイアスも存在する。このバイアスは、私たちが、自分が見たものの一貫性や整合性を誇張して考えやすいことに由来する。
少ない観察例から導き出した「事実」に対する研究者の過剰な信頼は、ハロー効果とも深い関係がある。ハロー効果が働くと、実際にはほとんど知らない人のことをよく知っていると考えやすいからだ

ここ最近ですと、仮想通貨で億り人が、追証の追くり人になったことがこれに該当するかと思います。
ここ1~2年の押し目で買えば、まず負けないような相場での少ない経験を過剰に信頼する危険性が顕在した形かと。自分が標本サイズの少ない法則を、信じていないか気を付けたいものです。

個人的に直接経験したこと、写真、生々しい実例などは、他人に起きた出来事、報道、統計などよりも記憶に残りやすく、利用可能性が高まる。たとえばあなた自身の訴訟で不当な判決があったら、そうした事件を新聞で読んだ場合よりも、司法制度に対する信頼は大きく揺らぐだろう。
このように、利用可能性ヒューリスティックが形成しうるバイアスはきわめて多い。この種のバイアスを防ぐことは不可能ではないが、かなり骨が折れる。
印象や直感を鵜呑みにしないようにするためには、次のような質問を自分に発してみなければならない。
「最近このあたりで起きた二、三の事件だけを理由に、一〇代の若者の窃盗が大きな社会問題だと言い切ってしまっていいのだろうか」、
あるいは
「自分の知り合いで去年インフルエンザにかかった人がいないからといって、予防接種を受ける必要がないと考えてよいのだろうか」など。
バイアスを防ぐために自分を監視し続けるのは、たしかに面倒だ。だが高い代償を伴うエラーを防げることを考えれば、この努力はする価値がある

イベント投資の方と出た話で、統計上有利なイベント投資で、2~3回逆に行き損すると、その後また勝てるようになるという話があります。
これは統計への回帰もあると思うのですが、その数回で参加者が減ることも影響を与えている気がします。
自分がバイアスに影響されていないか常に自問したいものです。

代表性を話題にするときは
「芝生はきちんと刈り込まれているし、受付嬢は有能そうで、家具はすばらしい。だがだからと言って、この会社の経営状態がいいことにはならない。取締役会が代表性に眩惑されないことを祈るよ」
「このスタートアップは順風満帆に見える。だがこの業界で成功する企業の基準率はきわめて低い。この会社が例外だとどうしてわかるんだ?」
「彼らは相変わらず同じまちがいを繰り返している。あやしげな情報に基づいて、ありそうもないことを予測しているんだ。情報が信用できないときは、基準率に依拠すべきだ」
「この報告書がきわめて批判的であることは承知している。おそらくは確たる証拠に基づいているのだろうが、ほんとうに信頼できるのか? 不確実性の存在は念頭に置くべきだろう」

株主として、経営者に会って投資判断をするという話をよく聞きますが。上記のような考え方もあります。
面談を一概に否定するわけではありませんが、頭に入れておきたい内容です。

説得力の高い原因を暗示するような統計結果であっても、長年の信念や個人的経験に根ざした信念を変えるには至らない。
その一方で、驚くべき個別の事例は強烈なインパクトを与え、心理学を教えるうえで効果的な手段となりうる。
なぜなら信念との不一致は必ず解決され、一つのストーリーとして根づくからだ。読者に個人的に呼びかける質問が本書に多く含まれているのは、このためである。
人間一般に関する驚くべき事実を知るよりも、自分自身の行動の中に驚きを発見することによって、あなたは多くを学ぶことができるだろう

教育において「長年の信念や個人的経験に根ざした信念を変える」ことはかなり難題です。
ストーリーとして統計結果を理解する方法があればなぁと思う今日この頃です。

ファスト&スローの紹介はもう少し続きますが、今日はこの辺で

【期間限定無料】専業主婦は2億円損をする

こんにちは、ヘッタチャンです

毎回本を買っている橘玲氏の新刊「専業主婦は2億円損をする」がアマゾンキンドルで期間限定無料公開中です。
この本は女性だけでなく、男性にも読んでほしい一冊だったので、内容一部を備忘録として、こちらへ。

以前紹介した「幸福の「資本」論」を女性向けに書いたという内容ですが、語り方が代わったことで、自分の心に刺さる部分も変わってくるものですね。

以前紹介記事
・幸福の「資本」論―あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」
・「幸福の「資本」論」-お金と幸福に関するシンプルな法則
・幸福の「資本」論 幸福な自己実現のために知るべきこと
・幸福の「資本」論 日本人の遺伝的特徴を前提とした人生設計

トライ&エラーをいかに、人生に負担をかけずに行うか、その辺について考えさせられました。

なお橘氏が著書でずっと語っているのは

必要なのは、「いまの社会をどう変えるか」ではなく、「この社会を前提としたうえで、どうすればいいか」を考えることです。
 このことをわかりやすくいうと、こうなります。 「みんなが幸福になる方法はないけれど、あなたが幸福になる方法はある。

これは至言だと思います


以下本書より抜粋

理想の社会などどこにもありません。ここで提案しているのは、世の中がまちがっているということを前提としたうえで、どうすればあなたが幸せになれるか、ということです

 

インドのエリート層は、子育ては乳母に、家事は家政婦に任せますから、子どもを産んだ女性はすぐに職場に復帰して、それまでと同じようにバリバリはたらきはじめます。マミートラックもなければ、産後うつになることもないでしょう。  そう考えると、日本の社会の特徴がわかります。それは、一見男女平等に見えても、「女性が子どもを産むと〝差別〟を実感する社会」なのです

 

女子高生に「なりたい仕事」を聞くと、1位が公務員で、その次にアニメやマンガ関係の仕事が来ます。これは、わたしたちが仕事になにを求めているかをとてもよく表わしています。それは、「安定」と「やりがい」です。  むずかしいのは、このふたつが両立しないことです。

 

就活のとき、「自分に向いた仕事をどうやって見つければいいかわからない」と悩むかもしれません。わたしのアドバイスは、「とりあえず就職して、向いてないと思ったら転職する」というものです

 

アメリカの調査では、「社会人になって早い時期に頻繁に転職する人は、キャリア最盛期に高賃金、高収入を得ている傾向がある」ことがわかっています。しかし考えてみれば、「転職しなければ適職に出合えない」というのは当たり前の話です

 

欧米ではいまや、適職さがしも恋人さがしも「トライ・アンド・エラー」です。それに対して日本は、新卒一括採用の終身雇用がまだ残っていて、(すくなくとも子どもができれば)結婚して生涯添い遂げることが期待されるのですから、これは「一発勝負型」です。  これはどちらがよくてどちらが悪いという話ではありませんが、社会がどんどん複雑化して未来になにが起きるかわからなくなると、「一発勝負型」の人生戦略はうまくいかなくなってきたのです

 

日本の会社ではずっと長時間の残業やサービス残業が問題になっていますが、一向にあらたまりません。なぜこんなかんたんなことができないのでしょうか。  それは、「日本の会社は残業時間で社員の昇進を決めている」からです。 「そんなバカな!」と思うかもしれません。でも就業時間を揃えると、大卒女性は男性社員と同じように昇進しているのです

 

必要なのは、「いまの社会をどう変えるか」ではなく、「この社会を前提としたうえで、どうすればいいか」を考えることです。
このことをわかりやすくいうと、こうなります。 「みんなが幸福になる方法はないけれど、あなたが幸福になる方法はある

 

難が大きいほど幸福感も大きい  お金持ちの家に生まれ、美人で頭もよく、いい大学を出て一流企業に入り、素敵な男性と結婚して、優雅で幸福な専業主婦になる──。こんな夢を見ている若い女性はたくさんいそうです。
しかし、こうした〝理想の人生〟は幸福な人生ではないことがわかっています。またもや、「なんで!?」という声が聞こえてきそうです

 

アメリカの心理学者が、深刻な病気やケガ、友人や愛するひとの死、貧困や虐待など、いろいろな逆境を体験したひとのその後を調べました。
逆境の経験がもっとも多いひとたちは、うつ状態になることが多く、健康上の問題を抱え、人生に対する満足度も低いことがわかりました。これは当たり前ですが、しかし、同じように幸福度の低いグループがもうひとつありました。それは、「逆境を経験していない」恵まれたひとたちだったのです。
うつ病のリスクが低く、健康上の問題が少なく、人生に対する満足度がもっとも高いのは、逆境を経験した数が中程度のひとたちでした。幸福になるには、つらい体験が必要なのです