【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2013年 6月号 TOB価格訴訟②

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の6回目アーカイブのサブ記事とその後の結果をアップです。
2012年にTOBで上場廃止になった東宝不動産へのTOB価格訴訟の結果は?

その前に、それまでのTOB価格訴訟ではどういった結果だったかをサブ記事で紹介していますのでご覧ください

以下、当時の記事より

今回取り上げた東宝不動産以外にも過去いくつかの同様の案件がありました。

tob

訴訟の一連の流れについても補足として書いてみます。
裁判の参加には株主総会までに株主であることが必要です。そして、株主として、議決権行使に対して、反対をする必要があります。
そして、この後は自分で株主総会に参加して反対をするか、先ほど議決講師で反対をした上で欠席するかのどちらかです。

次に気になる弁護士費用についてですが。これは交渉次第ですが、一般的に着手金は経費、成功報酬十数%という条件が多いです。
依頼された弁護士は対象企業の価値を算定して、TOB価格より高い理由を訴えると言う形になります。

公開買付に応じなかった株主は争いなしとして、株主総会後にTOB価格で強制取得されますが。この価格を争う裁判をするわけです。
過去の案件では、地裁は敗訴、高裁で逆転ということもあり、終わるまで資金を固定されるのがネックですのでその辺にもご注意を

抜粋ここまで

といった手続きを経て、裁判に挑んだのですが結果は最終的には、残念ながら棄却という結果でした。

しかも地裁では一部訴えが認められ、TOB価格を100円引き上げる判決がでたものの、
続く、高裁では、手続きが公正だという理由で、地裁決定の835円を取り消し、735円とする判決となり、最高裁で高裁の判決が確定し、抗告が棄却

結果的に敗訴、また前回記事に書いた年6%の金利についても、東宝不動産が裁判中に735円分について先に支払う対抗策をとったため不発となり、目論見が外れました。
(その後、法律が変わり、支払われない方向に改正されました。)

この辺の流れは以下のリンクを参照ください。
しかし、最高裁の棄却結果とかネットで本当に出てこなかったです、なにかグーグル対策してる気が。。。(私の探し方が下手なのもありますが)

2015/3 東宝不動産の株価100円引き上げる決定、東京地裁、市場株価を重視 – 法と経済のジャーナル Asahi Judiciary

2016/3 東宝不動産、地裁決定の835円取消、735円とする決定 証券非行被害者救済ボランティアのブログ

2017/2 東宝不動産事件高裁決定許可抗告審、株主側抗告棄却 「判例研究 一般に公正と認められる手続による公開買付け後に行われた全部取得条項付種類株式の取得価格」より

その後、TOBで価格訴訟が下火になると今度は、ソレキアで起きたような対抗公開買付になるのですが、これはまた別のお話、機会があれば書いてみます。

ケインズの「雇用・利子および貨幣の一般理論」が10円で読める!!

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

自分は最近ほとんどの書籍を電子書籍(Kindle)で読んでいるのですが、たまにお値打ちすぎる価格で書籍が買えることがあります。

普段はわざわざ紹介したりしないのですが、今回のキャンペーンは今までの中でもお値打ち度が高すぎるのでシェアしてみました。

なんと名著が10円で読めます。

雇用・利子および貨幣の一般理論 ─まんがで読破─ Kindle版

これが10円で読めるとか!と 速攻でポチってしました!

なお、マンガで読破シリーズの「君主論」、「戦争論」、「罪と罰」、「死に至る病」といった歴史的名著も10円です。

このキャンペーンがいつまでかわかりませんがお気づきの方お早めに~

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2013年 3月号 敵を知り、己を知れば百戦危うからず

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の5回目アーカイブです。
当時は、勝てるときに徹底的に勝てと書いたくせに、ここ最近は惰性でトレードをしてしまったのが悔やまれます。

また最近の記事ですが、バフェットの投資法もここ数年成績が芳しくないなど、投資の世界の変遷も速度を速めている気がします。

バフェット流運用の受難 2018/8/25  日本経済新聞朝刊

当時はバフェットはやり方を変えませんでしたが、今はバフェットが投資法を変えていること。
バリュー投資の受難の時代がこんなに続くとは思いませんでした。
過去記事を検証しながら紹介するのも面白いものです。

さて、当時の記事は以下の通りです。

今回はみなさん聞きなれているであろう諺「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」から負けない投資家について考えてみたいと思います。

さて、投資家にとって、敵とはなんでしょう。まず一つは「負けない投資家」の反対「負ける投資家」です。彼らの負け方を知ることは、「人の振り見て我が振り直せ」という諺にあるように、とても有意義なことです。

・気持ちが熱くなってしまい、冷静な判断が出来なくなって損失拡大。
・上手くいきはじめるとポジションをすぐ大きな勝負を始めてしまう
・勝ったら、成果を誰かに吹聴するけれど、負けた話は全然しない
・自分の立てたストーリー以外受け入れない
・相場にお願いするようになる

…と、少し思い浮かべるだけでいくらでも出てきます。こういった負けパターンを知っておく事は重要です

さて、実は負けない投資家を目指すのであれば、もう一つ敵として知っておくべき存在がいます。それは自分より利益を出している投資家そう「もっと負けてない投資家」です。

投資をする目的は、将来の目標額達成だったり、インフレに負けない運用だったり、とりあえず増えればいいだったりと色々ありますが、それは他人と比べてやるものではありません。ですが、自分よりも「負けないことが上手い投資家」がいるのであれば、それはなぜなのか、知っておくことはとても重要です。

というのは、自分が上手く行っていると思っても、それが実は最善手ではない可能性があるからです。

とある投資法で資産を一年で二倍にし、満足している投資家がいるとします。でも、そのやり方にもう一つ二つ手を加えていたら資産は二倍どころか十倍なっていたのにといったケースはままあります。

私の話で恐縮ですが、ある時、私は某企業が公開買付(TOB)を予定しているという情報を当の企業が出しているのに気付きました。当時の私は少しだけその銘柄を買って、1.5倍にくらいにして満足していました。 ところがその情報を伝えた知人投資家はその情報を基に徹底的に調べて投資妙味ありと確信して、その銘柄に全力投資をして、大金をつかんでいました。 その情報の価値に気付かなかった私は、資産増やす機会を上手く活かせなかったのです。

投資に限らず、なんでもそうですが、勝てる時には徹底的に勝ち、負ける時は被害を最小限することを多くの人はしようしません。自分の枠の中の勝ちラインを超えてしまうとそれ以上を追わない。ある意味でそれはとても謙虚なことかもしれませんが、こと投資の世界においてはそれは悪弊です。諺でいうと「水に落ちた犬は打て」です。

とはいえ、もっと負けてない投資家にも色々なタイプがいます。ある一定の相場にはめっぽう強いけれど、ほかの相場にはとても弱い投資家もいれば、いつも一番ではないけれど、どんな相場でも負けない投資家もいます。

かのウォーレン・バフェットもITバブル全盛時には運用成績が振るわず、バフェットは終わったとまでいわれましたが、ご存じの通りそのすぐ後ITバブルは崩壊、バフェットの一徹なまでのヴァリュー投資の長期での有用性が証明されました。
つまり、もっと負けてない投資家にも「まぐれ投資家」と「本当にもっと負けてない投資家」が存在するので、自分のやり方に近い方法でもっと負けていない投資家を知ることが一番だということです。ここでまぐれ投資家のやり方を真似てしまうと目も当てられません。

負けない投資家であり続けるためには、常に自分の手法をアップデートする必要があるか、そのやり方は正しいかも考えるべきだというお話しでした。本日はこの辺で

抜粋ここまで

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 12月号 負けない投資家の時間軸は?

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の4回目アーカイブです。

負けない投資家の時間軸というタイトルで、当時持て囃されていた某ファンドについて、疑義を申し立てた記事を書こうとしたのですが、そこは没にされた思い出のある記事です。

この記事を書くに当たって、当時から今までの成績を確認したところ、某ファンドは日経平均とほぼ同じパフォーマンスでした。
チャート画像

結果については、あれこれ言いませんが、これなら日経平均買って気絶してても変わらなかったとかだけ。

個人でしっかり学んでいた方はこれ以上の数字を出された方も多いことでしょう。
自分で運用するか、アクティブファンドに預けるか、はたまた別の手を取るか、投資法は無限ですね。

さて前置きが長くなってしまいましたが、当時の連載は以下の通りです

今回は負けない投資家の時間軸について書いてみます。
投資を何百回も行えば、百戦百勝も、全戦全敗も確率的にありえません。
(インサイダーや詐欺を除く)

しかし勝率が高いというのも、実はあまり意味がありません。9割で勝っても残り1割で全資産を失う負け方をすることは、ままあることです。

私が思う「負けない投資家」は長期間、資産を増やし続ける投資家です。

では、その「長期間」をどうとらえるか、少し考えてみましょう。投資に回した資産は日々予想以上に大きく増減します。一夜で倍になることもあれば、紙くずになることもあります。

理想は毎日資産が増え続けるというもの、これが文句なくベストです。次に日々増減はするけれど、月ベースで増え続ける。これもなかなかです。次に毎年増え続けるケース。一年間で冷や冷やすることはあったけれどトータルでは年の初めより資産が増えていた。これも安心です。

で、次あたりから、ちょっと怪しくなります、数年単位でマイナスもあったけれど、まあ最終的には増えていたという形。この辺になると、タイミング次第ではマイナスになってることがあります。投資手法にもよりますが定年近くで連続してマイナスの年が続くと資産が大きく減ったところで生活費を引き出す必要に迫られ、これならずっと貯金してた方が良かったとなっては目も当てられません。

資産が大きく減ることは、人生の可能性が大きく制限されることです。何年もマイナスが続く投資法でいつか勝つかもという発想はナンセンスです。
最近まで、そういったリスクを避けつつ、長期運用の果実だけを得る方法として積立投資という名のナンピン投資法がありました

これは、一定の決まった期間ごとに一定の金額を買い増していくもので、下げ相場が続いても、どこかで上げ相場が来れば、買い下がった分、平均単価が下がるため、利益になりやすく、長い時間軸では合理的なものでした。ただ、上げ相場がいつかきてくれればという条件の中では、ですが。

日本を除く、世界経済はリーマンショックまで一時的な下げはあっても、ずっと右肩上がりだったので、毎月積立投資は良い成績でした。
ところがリーマンショック以降、日本だけでなく、欧州一部諸国や、中国などでは数年立ってもほとんど上げ相場が来ないという状況に陥りました。一時は6000を超えていた上海総合指数は、ずっと下げ続け、ついには2000を割る有様です。中国株を毎月積立てで買っている人たちは、ナンピンで損を拡大し続けています。

常識だった右方上がりの世界経済の限界。私はこれが地価は下がらないと信じた日本と重なります。当時一時的な下げと思われた土地の下落は20年たっても底入れの兆しすら見せません。世界経済がまた右肩上がりの成長に戻るか、私にはわかりませんが、負けない投資家になりたいなら、ナンピンに頼らず長期で資産が増え続ける方法を模索し続けるべきでしょう。

決して孫の代に資産が増えていればご機嫌などと考え、ナンピンで資産を塩漬けにしてはいけないのです。

抜粋ここまで

結果は、ご機嫌にナンピンした方が数年間の上がり相場で全部勝てちゃった相場になりまして、賢しげに忠告した私の方が、慎重に行きすぎて利益を取り損ねたというオチがあります(爆
相場はこういった所が面白いですね(負け惜しみ)

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 09月号 「科学する麻雀」から株式投資家が学んだこと

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の3回目アーカイブです。

たまに投資家さんとマージャンを打つことがありますが、凄腕の投資家さんはマージャンが強い方が多いです。
投資とマージャンの共通点とは?

以下連載をお読みください。

「科学する麻雀」から株式投資家が学んだこと

今回は、株式取引で負けないための考えの一部を紹介します。

ここ数年で、負けないためにかなり参考になったのは、麻雀で負けないためにどうすべきかを検証した『科学する麻雀』 (とつげき東北・著、講談社現代新書)」という本です。

*ここ最近新版が出たので、こちらを紹介します

やったことのない方に簡単に説明すると、麻雀とは、4人で各自14枚の牌を集めて得点を競うゲームで、集めるのが難しい組み合わせ(役)ほど得点が高くなります。ポイントは、他の3人には良い牌が集まらないようにしつつ、自分は集めなくてはいけない点で、ここに熱い駆け引きがあります。

麻雀には、格言めいたものがいくつもあります。「ピンフのみはダマ」「裏スジは危険」等、一家言お持ちの方も多いでしょう。

『科学する麻雀』では、そのような格言が実際役立つか統計を取ってみたら、ほとんどが役に立たないことを実証。それよりも、統計的に正しいことを淡々とやった方が勝率がよくなるという身も蓋もない結論を得ています。
この結論の中に、株式取引にも使える内容があったのです。それは「当たり牌を読むな、降りるならベタオリ」です。

麻雀は勝つことよりも、自分が負けないことが大事なゲームです。だから相手がリーチ(あと一牌で上がり宣言)したら、残り一枚が何かを予想し、それを振り込まないようにしつつ、自分の牌を集めていくのが常識でした。

ところが『科学する麻雀』では、リーチされたら、その回は自分が勝つのを諦め、負けないことだけに専念。確実な安全牌だけを捨てていき、それがなくなったら統計的に安全な牌を捨てるべきという提言をしています。

これを相場に置き換えると、ポジションが不利な状況になったら、挽回しようとナンピンしたり、板の状況から戻るタイミングを計るとか余計なことをしないで即損切りするということです。
以前の自分は全てのトレードでなるべく利益が出てほしいと思っていたので、少々の不利な状況では戻りを期待して我慢していたのですが、そんなやせ我慢を一切止めて、ちょっとでも不利になってきたら撤退するようにしました。

その結果どうなったか?勝率がメチャクチャ上がりました。自分は一日70〜100銘柄に注文を出し、内50〜70銘柄が約定するような取引をしています。不利なら即損切の方針に切り替えたら、利益銘柄と損銘柄の比率は2:1から3:1と格段に良くなりました。

麻雀と株式取引の共通点は、相手がおり、一回の勝負では決まらないということです。何回も同じ相手と勝負をするゲームでは、数をこなすとトータルで自然と勝てるような戦略を愚直に実行することが大切です。役満(最強の手)で一度勝っても、その後に負け続けては意味がありません。一度役満に振り込んでも、じわじわと取り返せるやり方こそ、負けない投資家に必要なのです。

じわじわと取り返せるやり方としては今号特集の株主優待、配当狙いの投資があるのですが、それはまたの機会にでも。

抜粋ここまで

当時はマージャンを統計的に分析する書籍は少なかったですが、ここ数年でたくさんの本が出ています。
せっかくなので、以下に紹介です。

3100万局の牌譜データを東大卒の麻雀研究者が徹底分析!
「統計学」のマージャン戦術 (近代麻雀戦術シリーズ)

高レート麻雀のプロと麻雀研究家が合作。理論と実践の新戦術の数々がわかる!
フリー麻雀でもネット麻雀でも使える 現代麻雀最新セオリー

麻雀を勉強すると相場でも強くなれるなんて、一石二鳥ですね。
ぜひ読んでみてください。

追伸 誰か麻雀誘ってくださいませ by 無職

資金効率と人生効率

こんにちは、ヘッタ・チャン無職です。

この一ヶ月ディーラー時代にはできなかった投資法をいくつか実行し、またいくつか準備中です。

実際に初めてみて思うのは、以前ブログで合理的に幸せになる方法についていくつか記事を書きましたが、その辺との折り合いをどうつけるかということです。

過去記事1 「幸せをお金で買う」5つの授業
過去記事2 比較的安上がりな幸福の源 「幸せをお金で買う」5つの授業
過去記事3 時間とお金を交換可能なリソースと見なすことは、経済学的見地からは賢明でも、幸福の観点からは有害

ずっと株価をディスプレイ越しに見続けるのはもう飽きたので、あまり相場に向き合いすぎず、かつ利益が取りたいという困った野望があります。

いくつかの手法は資金をいれておけば年何回かローリスクでリターンがとれますがその間資金は拘束されます。資金効率はあまりよくないです。
いくつかの手法は相場をずっとみていれば、利益が取れますが時間が取られます。人生効率が下がります。

門外漢なので、あくまで今まで見聞きした中だと、長期投資で銘柄選択があっていれば、放っておいても利益がふくらみますが、間違えると目も当てられませんし、投資効率では、短期で回すより低い場合もあります。

その辺をどう時間配分、資金配分するか、今考え込んでます。

理想としては、不動産所得みたいに毎月キャッシュフローがありつつ、値上がり益も狙えて、ほっとたらかしなものだと、ここで書いていて気づきました。
そんな視点で投資だと、うむむむ

さて、なにをどうしましょうか。。。、もう少し日銭を稼ぎながら悩むとします。


「幸せをお金で買う」5つの授業

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 06月号

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の二回目アーカイブです。

この当時は日経平均が1万を回復して絶好調と書いてます、現時点(2018.5.16)で22,818円ですから6年でどれだけ株価が上がり、投資家が潤ったかわかります。
(後々書きますが私はあまり潤ってません爆)

日経平均10年チャート
20180522510y

ちょうど決算時期で塩漬け銘柄が発生しているので(泣)初心に戻り損きりしなくてはと思わされる記事でした。
6年前から進歩してないどころか、退歩してる気がする、今日この頃です。

以下日経マネー 2012年 06月号から転載

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです。この原稿を書いている今、日経平均は久しぶりに一万円代を回復。年初からの上昇率は20%近くと、今年に入って株は絶好調です。

今回は数年ぶりの好相場なので、こういった時、負けない投資家が何をしているか、考えているかについて、書いてみることにします。

株式投資をしている方は今日までに買った銘柄下がり続けて、損切りすることもなく、塩漬けのままだったのが2月、3月の上昇でようやく値が戻ってきた方も多いでしょう。

ここで二つの選択肢があります。ひとつは利益になったところでさっさと利益を確定してしまうという選択。もうひとつはまた下がるかもしれないけれど、まだ上がるかもしれないと保有を続けるという選択。

みなさんはどちらを選ばれたでしょうか?

ようやくマイナスがなくなったと利益確定してしまう方が多いのではないでしょうか?
私なら、銘柄の選択理由(株価が割安、業績好調など)が購入時と変わっていなければ、保有を継続しつつ、損切りラインを設定します。円安などで業績が購入時よりも良くなっていれば、買い増しもします。

私は基本的にナンピン(損が出ている時に株を買いますこと、取得単価が下がる)はしませんが、利が乗っている時の買増しは、選択肢の一つとして考えます。

多くの方は

・    損切りラインでの損切り
・    利益が出ている時の買増し

が出来ません。
いや、そんなことはない、出来ると思った方、あなたは自分の会社に未来がないと感じているにも関わらず、転職活動もせず、働いていませんか? 恋人、奥さんと別れた方が良いと感じていても、次の相手を捜すことなく、何もしていなかったりしませんか?

仕事で、プライベートで出来ないことが株式投資で出来るというのはまずありません。
特に損を確定させることは、脳が非常に嫌がるよう出来ているのでなおさらです。
負けない投資家の方々は、普通の人が躊躇するようなことを平気でやる人が多いです。
彼らは深い知識の裏付けの基、自分が正しいと感じた投資に対して、まっすぐに踏み込みます。

例えば、ある銘柄が本来の価値の1/3で売られている時、自分の資産をどこまで突っ込めるか、それが期待通りにすぐ上がらなくてもどこまでも我慢できるか、そういった部分がとても試されます。

ウォーレン・バフェットであれば、1/3から半分の1/6になったら喜んでもっと買うでしょう。自分の買った株が半分になっても買増すことをためらいなく行いつつ、もし自分の目論見と違う時は、逆に全ての損を確定して手放す。また100円で買った株が150円になっても業績がまだよかったらそこからさらに買いに行く。

以上のようなことを、負けない投資家は悩まず、当たり前のように実行します。ですので、この難しさを理解した上で、同様に出来る方は、多分私よりも投資に向いていると思います。

では今回はこの辺で
また三ヶ月後にお会いしましょう

抜粋ここまで

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門

こんにちは、ヘッタチャンです。

連休中に読んだ本の備忘録としてアップです。

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門

人口減少による人手不足で、中小企業がこれからどんどんと廃業していきます。
そんな中小企業をお値打ちに買うためには?

という非常にひかれるテーマだったので即買い

いろいろと勉強になりました。
ただ惜しむらくは、著者のすすめる手法が、気になる会社の副社長(役員)になり、2年ほど社内を見た上でオーナーとして購入を検討するなどを提案しているところ。
個人的には、お金を出して企業を買収、最適化して存続させるバフェットぽいことがしたかったのですが、やはり汗水流さなきゃという部分があったところで、不労所得を得られるまではいかなかったところ。

とは、企業分析して株を買うというところは上場か非上場かの違いしかなく、投資本としてとしても優秀でした。
以下転載です。

サラリーマンはゼロを知らない  起業して自分で事業を作ることは、ゼロからイチを生み出し、ようやくイチができたものを 10 まで自分で育てていくことです。それができる人は、本当に一握りです。天才であり、ある意味、変人です。でも、このことに気づいている人はあまりいません

意識高い系ビジネス書にありがちな新サービスで勝負みたいなきれいごとを言わないところが共感できます。

ベンチャーキャピタリストの目で見れば、飲食店はもっとも難しいビジネスの一つです。  立地の選定、資金繰り、店舗作り、商品企画、仕入れ、原価管理、製造管理、採用、人事管理、マーケティングなどなど、飲食店には経営学のあらゆる要素がすべて詰まっています。それでいて、店舗は固定されて動かすことはできず、食中毒や食い逃げなどのリスク要因は多く、利益率は非常に低い。とてもとても 素人 が安易に始めて成功できるような事業ではありません

飲食店を個人で始めたい人多いですが、廃業率など見ると私にはとてもできません。

ベンチャー企業を志向する人の中には、大企業の仕事を「面白みがない」「成長しない」「やりがいがない」などと批判する人が結構多いのですが、少々短絡的で、視野が 狭い気がします。大企業や業界大手が中小企業と何が違うかというと、業務の進め方やシステムなどの仕組みが非常に洗練されている、という点です。

素人集団のトップがプロ集団の末端で生きるか。この辺は価値観かと思いますが、学べることの違いにも意識を向けたいものです。

(中小企業を買収したらする改革として)
1 在庫を洗い出して整理する。
2 製品ごとに営業利益率を計算する。
3 赤字の顧客との取引をやめるか、値上げ交渉をする。
4 不良在庫を処分する。
5 不採算部門を止める。
6 帳票をシステム化する。
7 全仕入れ先から見積もりを取り直す。
8 部品の発注ロットを小さくする。
9 部品の納期を確認し、早い発注を抑える。
10  在庫の置き場所を最適化する。
11  運送会社と運賃の交渉をする。
12  ホームページを作り、自社の技術を公開する。
13  新規の展示会に出展し、PRしてみる。
14  業務効率化のクラウドを利用する。
15  新規営業の見込み顧客リストを作ってみる。
16  見込み顧客へパンフレットを郵送してみる。
17  見込み顧客への電話をそれぞれ3回ずつしてみる。
18  名刺管理システムを導入する。
19  勤怠管理クラウドサービスを使い、社員の生産性を可視化してみる。
20  会議を開き、社員の意見を聞き、自分の考えを社員に伝える。
21  朝礼で、前日と当日の行動管理をする。
22  週次会議で、先週と今週のPDCA管理をする。
23  月次、四半期、年度計画を立てて、実行に向けて進捗管理

こういった当たり前のことができていない中小企業に当たり前のことをするだけで利益率が上がると著者は説きます。
日本の労働生産性の低さは有名ですが、逆にチャンスでもあるわけです。

日本にある会社380万社のうち、250万社が後継者不在。社長が 60 歳以上の会社が約200万社あり、そのうち100万社が後継者不在です。そして、中規模企業の社長の約6割が「事業を何らかの形で他者に引き継ぎたい」と考えています。

大事に育てた企業です、清算するくらいならだれかに引き取ってほしい気持ち。これを大事にすると、お値段以上になるとかならないとか

買収を検討している会社が、 10 年程度で返済できないくらいの銀行からの借り入れがあり、業績の良いAという事業と、業績の悪いBという事業を運営していたとします。そして、あなたが欲しいのはA事業だけ。そんなときは会社をそのまま買うのではなく、いったん自分で別会社を作り、業績の良いA事業だけを新会社に事業譲渡して借入金を切り離し、旧会社は業績の悪いB事業と借入金とともに廃業してもらう方法もあります(これを「 第二会社方式」といいます。)

企業の美味しいところだけを買う方法の一つです。これ結構マニアックですが、さすがM&Aのプロ。参考になります。

縮小市場には、新規の参入者は登場しません。むしろ退出企業のほうが多いはずです。いつの間にか競争原理が働かなくなってきます。そこで少しだけ経営改善すれば、圧倒的に成功し、成長できる可能性が広がります。
こういったケースを「 残存者利益を獲得する」といいます。

万年低位株が黒字化して噴くときって大体残存者利益でってこと多いですよね。

業界最大手は、「 日本M&Aセンター」です。ほかに、「 M&Aキャピタルパートナーズ」、「 ストライク」といった会社があります。この3社はいずれも東証一部企業。

ここ数年株価絶好調企業ですが、こういった業界構造だったんだなと納得でした。(といってここから買えるかは別ですが)

「大廃業時代」を解決するために、経済産業省が管轄する独立行政法人中小企業基盤整備機構が母体となって、各都道府県も事業承継に力を入れています。公的支援として各都道府県に「 事業引継ぎ支援センター」が設置されており、全国の商工会議所等と連携して、地場企業のM&Aの相談とマッチング、サポートを行っています。インターネットでお住まいの都道府県名および「事業引継ぎ」と入力し検索をしてみてください。事業引継ぎ支援センターのサイトが出てくるはずです。

公的支援からの中小企業購入は結構お値打ちそうな。。?

最近始まったウェブサービスで、実際の「会社売買のマッチング」がネット上で行われる「 TRANBI」というサイトもあります。年商数百万円くらいの事業の売買もされていることから、まずはこのサイトから情報を取ってみるのも一手かもしれません

早速登録してみましたが、結構気になる企業ありました、株やってる場合じゃないかな?笑

一つの方法としておすすめなのが、大企業に勤務しているうちに、勤務先にもメリットがある形で買収対象となる会社を優遇し、業績をよくしてあげてからそこの社長になる、というやり方です。

たとえば、大手印刷会社Sの社員であるあなたは、Aという下請けの印刷会社の個人買収を検討しているとします。そのときあなたの会社は、A、B、Cという3つの下請けの印刷会社を使っていて、Aに 30%、Bに 40%、Cに 30%の仕事を分散して発注していたとします。

印刷業界は全体的に仕事の量が減っているため、工場の稼働率は3社とも落ちていて、A社とC社は赤字に 陥っており、B社はトントンだったとします。とくにA社とC社は稼働率が 50%程度にまで落ち込み、機械と人が、〝遊んで〟いるという、製造業ではもっとも好まれざる状態になっています。

そこであなたは、発注元であるS社の担当者として発注先を見直し、C社の契約を打ち切り、C社の仕事をそっくりまるごとA社に回します。するとA社の稼働率が100%に近くなって一気に黒字転換します。
その実績を手土産に、A社をあなたが個人買収すればいいのです。S社からA社に、社長として〝天下り〟するようなものです

大人の世界すぎる投資法ですが効果は絶大でしょう。
企業の発注担当はこんな夢があるんだと感心してしまいました。合法的にいろいろとできますね

とまあ、長く書きましたが非常に面白い一冊でした。おすすめです。

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 03月号

こんにちは、ヘッタチャンです、

先日ツイッターでヘッタチャンの昔の記事とか読めますかという問い合わせがあり、そういえばその辺も一度まとめたいなぁと思っていたので、それを機に、当時の担当者さんに連絡を取り、再掲載してもいいですかと尋ねたところ、了承を得られたので、昔の記事を転載します。

以下の記事は日経マネーさんに掲載していただいた「負けない投資家の思考法」という連載です。
今思うと畏れ多いタイトルです。一緒に書いてくださった夕凪さんやJACKさんは毎年負けず資産を増やしていて、みなさん資産額で遠くに行ってしまいました(苦笑)

当時考えていたことと今考えている負けない投資法はあまりかわっていないのですが、
2012年から2018年の6年の相場を思い返すに、負けないだけでなく大きく勝つ方法もまた考えておくべきだったと思います。

過去を振り返りつつ、過去連載を少しずつアップしていきますので、気長にお付き合いください。

以下日経マネー 2012年 03月号から転載

はじめまして、本誌初登場のマネー・ヘッタ・チャンと申します。
ざっくり自己紹介しますと8年間負けなしのプロ投資家、なおかつマネー童話を執筆するという二足のわらじで書いている変わり者です。
この度、「負けない投資家の思考法」で好き勝手書いて良いという許可をいただき、登場と相成りました。どうぞよろしくお願いします。

さて、負けない投資家とはなにか
まずここから考えましょう。
極端に言えば、毎年1円でも資産が増え続けていれば、負けない投資家と名乗ることは可能です。もちろんそんな人から話を聞きたいとは誰も思いませんが、世の中には、この毎年ほんの少し資産を増やしたに近い実績で「常勝」を謳う輩もいますのでご注意ください。(詳しくは拙書経済童話「ヘッテルとフエーテル」「マッチポンプ売りの少女」をお読みくださいませ)

やはり「負けない投資家」を謳うのであれば、最低でも資産数千万、出来れば資産数億円必要でしょう。
私の周りには、上記の負けない投資家さんが何人もおりますがそれらには二つのタイプがあります。

ひとつは「タイミング良く、レバレッジをかけて、引き際を誤らなかった投資家」。簡単に言うと、借金して大勝負で勝利。それから上手く現金化して、以後無理をしてない投資家さん

問題は「現金化」か「無理をしないこと」に失敗して、ピークの資産を維持できる人が少ない事。泡銭なのでなくすのも早く、ピーク時資産は数億円。でも今は何千万、何百万という方もいます。数千万残ったから良いじゃんと思うかもしれませんが、本人はピーク時を覚えてるので精神的には結構大変です

もう一方は「着実に複利で何年もかけて資産を築いてきた投資家」
このタイプは今回一緒に連載している夕凪さんやJACKさん達です。

こちらのやり方は時間は少しかかりますが、精神的な安心感は圧倒的に分があります。というのも借金大勝負はたとえ大勝しても、もう一回同じ事が出来るかが甚だ心許ないので、資産を築いても減らすのが怖くてしょうがないのですが、こちらはたとえ失敗しても、また貯金を貯めて同じ手法で挑戦出来るからです。

どの手法を選ぶかは個々人の立ち位置やお金の環境次第で、どちらが正しいというわけではありません。まずは自身の判断でどのタイプの負けない投資家になるかを考えてから、戦略を考えてましょう。

なお、私の戦略は前者と後者の混交型で、借金大勝負をしつつ、リスクを限定するため日をまたぐリスク資産はほとんど持たないようにし、そこで得た資産を合法的な節税やローリスクミドルリターンの投資(主に国の制度を使い倒す方向のものです)で減らさないようにしています。次回以降の連載でその辺を書いていけたらと思っておりますので、ご期待ください、では今回はこの辺で。ご期待に応えられたでしょうか?

抜粋ここまで

マイナス拡大。完全に逆指標に

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

今日の日経平均株価は、前日比27.26円高の21319.55円と三日ぶり上昇。
東証1部売買代金は2.6兆円。東証1部値上銘柄数は約73%と堅調

20180404225-2

今日も見事に売買が外れ。
昨日持ち越した銘柄が夜間PTSで堅調だったものの、朝ふたを開けてみるとマイナススタート。
そこで損きりしてドテン売りしたら、売りポジが逆差値で損切りさせられてから下に行くというよくある悪夢展開。

それに加えてイベント系が逆行ったり、逆張りが下まで吹っ飛んだりと今日も昨日をさらに悪化させたような展開で、手も足も出ず。
やることなすことすべて裏目でした。

仕方ないので、10時以降相場が落ち着いた後は、投資系メンタル本を読んでいたりしました。
ここまで売ら引くのも珍しいのですが、メンタルが落ち着いてないのが原因なので、座禅でも組んできます。

今日もおつかれさまでした。

今日読んでた本

ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義 (PHPビジネス新書)


ゾーン 最終章──トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスからの最後のアドバイス

今日の売買
往復売買代金 1.5億
本日利益  -32
今月累積利益 -49
ポジション 買 1.6 売 0.5