生涯現役の株式トレード技術備忘録

こんにちは、ヘッタチャンです

今日は“生涯現役”の株式トレード技術の備忘録です

この本は、私も登場させていただいている「百人百色の投資法」に掲載されていた優利加氏の本です。
個人的な感触だと、ずいぶん長い間、上げ相場が続いてると思っています。(いつ終わるかはわかりませんが)

今後、本格的な下げ相場が来る前にこの本を読んでおくと、生涯現役のための心の準備ができるのでは、ないでしょうか。
また暗黙知についてもうまく説明がしてあり、私がセミナーなどで投資法を話さない理由は、この本を読むとわかってもらえると思います。

手法的な部分もメンタル的な部分も納得できるとても良い本でした

以下「“生涯現役”の株式トレード技術」引用

相場に限らず、どんなことでも、難しいことをうまく行うためのノウハウには、言葉では伝えることができない暗黙知の部分があります。そして、残念なことに、それが決定的な役割を果たしている場合が多々あります

相場は逃げないんだよ。追っかけてはいけない。待つ売買がいいんだ。待たなければならないんだよ。待つのは難しい。追うのはやさしい。誰でもできる。……ゆっくりだよ。意識的にやれよ。できてくるよ……」と。肝に銘じておきましょう

「買いポジションに有利な状態がたまたま続いたから儲けることができたこと、その人の『相場技術』が上達した結果ではないこと」を意識している人はほとんどいないと思います。
“意識していなかった”人は、おそらく、その後の調整相場で資産を減らし始めたか、保ち合い相場でジリ貧に陥ったのではないかと思います。
生涯現役を目指すなら、上げ相場でも下げ相場でも、どんな相場環境でも比較的安定的に儲けられる技術を、そして「再現性」を高める「相場技術」を向上させなければなりません。その第一歩が自分のトレーディングスタイルの決定なのです
抜粋ここまで

イベントトレーディング入門備忘録3 地震編

こんにちは、ヘッタチャンです

昨日紹介したイベントトレーディング入門備忘録追加3です

前回ブログはこちら
前々
回ブログはこちら

今回はいつか来るであろう地震の部分です。
この部分を読んでおくだけでもこの本は価値ありです。
以下引用
イベントトレーディング入門


地震時の値動き地震に限らず、自然災害によって一番痛手を受けるのは例外なく保険会社だ。この事例でも保険業界の株は6%下落した。

一方で大幅に伸びたのは建設株だ。当時の建設業界は政治家への不正献金疑惑に揺れていたが、それでも関連銘柄は日経平均に逆らう形で上昇した。

三井住友建設の株価の推移を見てほしい(図7.6)。

地震の発生後は、揉み合い状態から一気に125%も上昇した。短期間でこれだけのリターンが出れば上等だろう。しかも同社は上半期の経常利益を10.36%ほど下方修正したばかりだった。投資家にとって幸いだったのは、この銘柄はいったん上向いたあと、4日ほど足踏みしてから本格的に上昇したことだ。つまり最初のチャンスを逃しても二度目があったわけである。

201702earth

抜粋ここまで

日本で大震災が起きた場合の株価の方向可能性

弱い値動き?
損害保険会社

強い値動き?
建設関連

東日本大震災は場中に発生しました。(午後2時46分)
今でも覚えていますが、大きな揺れを感じた瞬間から、損害保険会社はあっという間に下がり、と東北地方の建設株はものすごい勢いで上昇して引けました。
(私もJ-COFFEEさんのサイトでなんとなく覚えていたので多くはないですが利益になりました)

多くの人が混乱している中で15分もない短い時間で、冷静に上がる株下がる株を判断した投資家たちがいたのです。
投資業界に身を置く人間として、少しでもそうなれたらと思わずにはいられません。

イベントトレーディング入門」の紹介はここまで
次回は別の本を紹介予定です。

イベントトレーディング入門備忘録2 感染症編

こんにちは、ヘッタチャンです

以前紹介したイベントトレーディング入門-感染症・大災害・テロ・政変を乗りこえる売買戦略
備忘録追加です

前回ブログはこちら

 

以下引用
イベントトレーディング入門

感染症のイベント時の値動き

交通機関、ホテル、小売り、旅行業者、娯楽施設はどこも客離れに苦しんだ。例によって医療機関と健康産業は大盛況だった。医療機関はインフルエンザによる欠勤者や死亡者が相次ぎ、深刻な人手不足に陥った。しかも急増する患者に対応するために施設を拡張しなければならず、看護師や清掃員や栄養士の不足はさらに深刻化した。「手とヤル気があれば、だれでも歓迎」と求人広告を出した病院まであった

 

 遺体を扱う業者が需要を伸ばす一方で、健康と公衆衛生の分野も急成長した。防護マスクのメーカーや「くしゃみは危険」と書かれた掲示物の製造元などは売り上げが倍増した。葬式や埋葬を請け負う業者も軒並み増収になったが、医療機関と同じで需要をさばき切れず、増える一方の遺体を前に墓掘りや棺職人は悲鳴を上げた。葬儀社のなかには、2000年問題のときのIT技師よろしく、通常の6倍の料金を取るところもあったという。各自治体は遺体安置所を増やすとともに職員の確保に奔走しなければならなかった。この時代、人の死が商機につながったことは議論の余地もない

 

(狂牛病感染で)今後の教訓として覚えておきたいことがいくつかある。第一に、感染症関連の情報は必ずしも正確ではないし、平等に伝わるとも限らない。
逆を言えば、きちんと予習をすませ、最新のニュースを注視していれば、市場での勝負時が分かるということだ。第二に、もっとも打撃を受ける業種に注目し、より大きな相場の動きをうかがうことだ。関連銘柄はいずれ下がるものと割り切って、いつでも売る準備をしておきたい。逆に需要の増加が見込まれる業種(この事例では鶏肉関連や漁業関連)は積極的に買い進めるのが得策だろう。ここは教科書どおりにヘッジして、牛肉と無関係の企業は買い、牛肉を主力商品としている企業は売る。

 

 

ここで出番となるのが特定のサービス業者だ。例えば宅配便のUPSやオンラインスーパーマーケットのピーポッドは飛躍的に業績を伸ばすことが予想される。それは、感染者との接触を避けたい消費者がネットショッピングを頻繁に利用し、配送業者を必要とするからだ。
その結果、オンラインショップは全般的に活況を呈するだろう。これがクリスマスシーズンなら、あるいは国民的なスポーツイベントを控えた時期だったらどうだろうか。黒死病のときと同じで不特定多数の人が集まる場所は嫌われるから、スポーツバーや競技場は閑散とし、ビールやアルコール類の売り上げも減少するはずだ。
その反対にインターネットの需要は高まるので、通信事業分野は全般的に好調だろう。さらに踏み込んで考えると、ホームエンターテインメント産業も大いに期待できる。コンテンツを提供するマイクロソフト、任天堂、ブロックバスター、ネットフリックスに加えて、薄型TVや映像機器のメーカーも大幅な黒字になるに違いない。  保険業界では生命保険に力を入れているところは打撃を受けるが、個人年金保険を主力にしている企業は救われそうだ。したがって、前者を売り、後者を買うのが究極のヘッジトレードになるが、あいにく保険会社も自身のリスク回避のために同様の手段に出ると思われる。
一般消費財セクターに目を転じると、超のつく有望業種がひとつある。1918年の事例に倣えば、葬儀事業者には対応能力を超える需要が殺到するに違いない。全米最大手の葬儀社のサービスコーポレーションインターナショナル(SCI)などは人口の激減を招く異常事態に対するヘッジとして最適だ。この場合、人の死が最大の商機になる。おしなべて遺体の後始末を請け負う業者はどこも有望だ
抜粋ここまで

インフルエンザ、狂牛病など、パンデミックが起きた場合の株価の方向可能性

弱い値動き?
交通系銘柄
ホテル・旅行銘柄
アミューズメント施設
生命保険
外食系銘柄

強い値動き?
防護マスクなどの銘柄
葬儀関連銘柄
医療関連銘柄
人材派遣
在宅ゲーム関連銘柄
運送業銘柄

イベントトレーディング入門」、イベント系好きにおすすめです。

 

イベントトレーディング入門-感染症・大災害・テロ・政変を乗りこえる売買戦略

こんにちは、ヘッタチャンです

ここ最近、読書はキンドルでするようになりました。結果、読んでいた本の内容をメモしたり、保存するのがとても効率的になったので、備忘録をネットに残しておこうと思います。

今回読んだ本はイベントトレーディング入門-感染症・大災害・テロ・政変を乗りこえる売買戦略

本書におけるイベントトレードは、225入れ替えなどの指数系のイベント投資ではなく、ある出来事をイベントといい、その場合にどのように全体として相場が動いたか、また個別株が動いたかを、まとめた一冊です。

東日本大震災時に、私は阪神大震災の相場の動きを覚えていたことで、大損を回避しました。
(といっても原発は当然想定外でそこでがっつりやられたことも付記しておきます)

愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶという言葉通り、本書におけるイベント時の値動きと、その場合どうなるかの私の考えを徒然に書いていけたらと思っています。

以下引用
イベントトレーディング入門

(インフルエンザ流行時に)交通機関、ホテル、小売り、旅行業者、娯楽施設はどこも客離れに苦しんだ。例によって医療機関と健康産業は大盛況だった。医療機関はインフルエンザによる欠勤者や死亡者が相次ぎ、深刻な人手不足に陥った。しかも急増する患者に対応するために施設を拡張しなければならず、看護師や清掃員や栄養士の不足はさらに深刻化した。「手とヤル気があれば、だれでも歓迎」と求人広告を出した病院まであった

 中略

 遺体を扱う業者が需要を伸ばす一方で、健康と公衆衛生の分野も急成長した。防護マスクのメーカーや「くしゃみは危険」と書かれた掲示物の製造元などは売り上げが倍増した。葬式や埋葬を請け負う業者も軒並み増収になったが、医療機関と同じで需要をさばき切れず、増える一方の遺体を前に墓掘りや棺職人は悲鳴を上げた。葬儀社のなかには、2000年問題のときのIT技師よろしく、通常の6倍の料金を取るところもあったという。各自治体は遺体安置所を増やすとともに職員の確保に奔走しなければならなかった。この時代、人の死が商機につながったことは議論の余地もない
抜粋ここまで

インフルエンザなど、パンデミックが起きた場合の株価の値動きの可能性

弱い値動き?
交通系銘柄
ホテル・旅行銘柄
アミューズメント施設

強い値動き?
防護マスクなどの銘柄
葬儀関連銘柄
医療関連銘柄

ここまで書いて、気づきましたが、テロや震災時に同じようになる業種群もありますね

この「イベントトレーディング入門 」、イベント系好きならかなりおすすめです

薬指の長さで儲けが変わる!?

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

先日二回にわたって紹介した「競争の科学 賢く戦い、結果を出す

過去記事
なぜ、女性投資家は儲からないのか?

女性はチャンスを確信すると、男性よりも積極的に競争に参加する。

今回は、トレードで成功できるかは、生得的な部分もかなり大きいという話を本書から紹介します。
この話は一時期投資家さんのツイッターやブログでも取り上げられたので、ご存知の方も多いかもしれません。

薬指と人差し指の長さが、社会的成功(トレーダーとしての成功なども)と関連があるという研究成果があるそうです。

薬指と人差し指の長さは、胎児の時のホルモンによって変わります。

男性ホルモンであるテストステロンに多くさらされた子は薬指が長く、
女性ホルモンのエストロゲンに多くさらされた子は薬指が短くなる

結果、薬指の長い子は、男性的でリスクを取ることに積極的に、
逆であれば女性的でリスクに対して、消極的になると(この辺は前の二つの記事とリンクします)

脳の違いが、体にまで現れるというのはすごいことですね
さて、みなさんの指はどうでしょうか?
私は運よく、わずかですが、薬指のほうが長かったです。

以下書籍抜粋

競争の科学 賢く戦い、結果を出す ポー・ブロンソン/著 実務教育出版

182 奇妙に聞こえるかもしれないが、薬指と人差し指の長さの比率は、空間認識能力、リスクテイク、自己主張のような性質と関連があることが知られている。これは、勝算に敏感な人もいれば、勝つことに集中する人もいる理由を説明する。

研究は、この2本の指の長さが、サッカーやスキーなどのスポーツにおける成功と関連していることも示唆している。ルスティチーニも、この指の長さが、人の社会的成功(金融トレーダーの利益率など)と関連があるとしている。

中略

 ルスティチーニは、競争力を生物学的要因で説明できるのは40%(あるいは60%)だという学説があると指摘している。
「科学者間で意見の違いはあるが、概ねそれは40%から60%の間である。中間をとって、50%だとしてみよう。それが、競争力に生物学的要因が占める大体の割合だと言える。つまり、全体の半分だ。他の半分は、大人になるまでにどのような体験をするかに大きく影響されている」

ここで留意したいのは、このイタリアの調査では、対象者はすでに会社を経営している起業家だったということだ。この調査の対象にはなっていないが、薬指が長く、生まれつきリスクを冒すことをいとわないが、起業家になるために必要な資質(認知能力や創造力、競争力など)を欠いていたイタリア人は数えきれないほどいるはずである。

集団での遊び、きょうだい間での競争、親とのじゃれ合いなど、この章で見てきた要因もすべて、競争能力と大きく関わっている。これらには、直接的な関係もある。指の長さとじゃれ合いには関連性があることも、早くから明らかになっている。このように、生得的な生物学的要因と幼少期の心理的要因が、相互に作用しながら、競争者の強い精神を形成していくと考えられるのである。

 つまり、子供時代に競争心を育まなければ、どれだけ薬指が長くても、起業家としての成功が保証されるわけではない。
抜粋ここまで

もちろん、今回の抜粋であるように、薬指が長いだけで、成功するわけではなく、自分の中にある競争に対する資質や認知力、行動力を磨くことも不可欠なのはいうまでもありません。

ただ前向きでやる気があれば、なんとでもできるという楽観論も否定しませんが、自分は才能が多い方なのか、少ない方なのか、目安があったほうがやる気も諦めもつくのかもしれませんね。

競争の科学 賢く戦い、結果を出す」の紹介はここまで、次回は別の本を紹介予定です

女性はチャンスを確信すると、男性よりも積極的に競争に参加する。

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

去年の紹介した「なぜ、女性投資家は儲からないのか?」という記事で、その理由の一つは、ストレスに対する快不快が男女で逆という話を紹介しました。

おさらいすると、

男性は、ストレスを受けると冷静になり、積極的に
女性は、ストレスを受けると感情的になり、消極的になる

という話です。

今回はこのお話の続きで、なぜ企業の代表者に女性が少ないのか?について、書いてみたいと思います。
日本でも海外でも、数多くの企業が上場していますが、代表のほとんどは男性です。
その理由はなぜなのか?

結論として

女性は、勝率の高いと確信したときにしか、勝負に出ないという傾向が強い

というものがあるそうです。
出世競争という不確実要素が強い戦いに、女性はめったに参加しない、こういったことがわかってきています。

著書では
「男性が戦略的でないということではなく、女性の方がコストやメリットを強く意識しているのだ。勝つ見込みが変わっても、男性が競争に参加するかどうかはあまり変化がない。だが女性が競争に参加するかどうかは、勝つ見込みと深く結びついている。女性は、勝てるかどうかに極めて敏感なのだ」

とありました。
ということは、数少ない女性が経営者の会社は、勝てるところで勝負する優良企業なのかもしれません。
投資の参考になりそうですね。

以下書籍抜粋

競争の科学 賢く戦い、結果を出す ポー・ブロンソン/著 実務教育出版

P.132 フルトンが説明する。「男性が戦略的でないということではなく、女性の方がコストやメリットを強く意識しているのだ。勝つ見込みが変わっても、男性が競争に参加するかどうかはあまり変化がない。だが女性が競争に参加するかどうかは、勝つ見込みと深く結びついている。女性は、勝てるかどうかに極めて敏感なのだ」

 フルトンの調査結果は、さまざまな社会科学のパラダイムを変えた。競争への参加率の低さだけを見て、女性は生まれつき競争力がないという主張の論拠は、不十分になった。代わりに、男性と女性が、競争に参加するうえでどのような戦略をとっているかという側面を分析する必要が出てきた。つまり、女性が勝つ見込みをどのようにとらえているか、コストとメリットをどのように天秤にかけているかだ。女性が競争に参加することは少ない。なぜなら、勝つ見込みがあるときだけ、競争するからだ。

 「女性は極めて戦略的に競争に参加するかどうかを考え、極めて慎重に行動している」フルトンは言う。

 テキサス州の裁判官を対象とした研究も、フルトンの調査結果を裏づけている。ニューヨーク州の第1審裁判所の裁判官を対象とした研究も同様だ。勝つ見込みが高いとき、女性は男性よりも積極的に競争しようとするのだ。

中略

 これも、新たなパラダイムだと言える。すなわち、女性は、チャンスがあると確信するとき、男性よりも積極的に競争に参加する。また、負けて時間を浪費することを、男性よりも強く拒絶する。
抜粋ここまで

やはり「女性と投資」は、投資の不確実性から、参加が望にくい世界なのかもしれません。
勝率の高い優待投資が女性に受けるのもよくわかります。証券業界として、その辺を踏まえた提言をしていったら、面白そうです。

この「「競争の科学 賢く戦い、結果を出す」紹介はまだつづくかもしれません。気長にお待ちください

なぜ、女性投資家は儲からないのか?

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

エンジュクでブログを書いている方々も、ツイッターや雑誌でも投資家の多くは男性です。
(優待投資などでは、女性が多い投資法もありますが)

男女の能力が同じだとしたら、この差はなんなのか?
その辺をたまに考えていたのですが、最近読んだ本「競争の科学 賢く戦い、結果を出す」わかりやすい答えが載っていたので、シェアしてみます。

結論から言うと、ストレスに対する快不快が男女で逆だからという事実がありました。

男性は、ストレスを受けると冷静になり、積極的に
女性は、ストレスを受けると感情的になり、消極的になる

この理由が正しいのであれば、ストレスの多い投資の世界に、女性が少ないのもうなずけます。
まず参加者が少なく、かつ参加しても感情的になっては、勝てるものも勝てません。

「男女の脳の差異がある」

この事を前提にどう投資を女性にも広めていくか、投資業界の末席に身を置くものとして、考えてみたいところです。

知人投資家に女性もいるので(不動産が多いです)、その辺も今度話を聞いてみようっと

以下は、その部分の抜粋

ライトホールとマザーは、初期の実験のなかで、被験者に金銭的報酬のかかった、リスクテイクがテーマのゲームを行なわせた。このゲームの肝は、ラウンドを長くプレーするほど、それまでに獲得した金を一気に失うリスクが高まることだ。これを避けるために、獲得した金をこまめに現金化し、新たなラウンドを始めるという、慎重な方法をとれる。

 被験者が実験室に入ってきて、そのままゲームを開始した場合は、ゲームの得点の男女差はわずかだった。だがまず氷水に両手を沈めてからプレーをした場合、劇的な違いが見られた。氷水でストレスを与えられた後、女性はリスクを少ししかとらなくなった。判断が遅くなり、獲得した金も減った。

 一方、男性の場合、ストレスによってパフォーマンスが向上した。男性は多くのリスクをとるようになった。しかも、そのリスクテイクの判断は賢明なものだった。獲得した金も増えた。判断も速くなった。
この実験の結果は、ドーパミンとCOMT遺伝子に関する研究から予想されるパターンを正確に示していた。すなわち、ストレスは男性を助け、女性を傷つける。
ライトホールとマザーは、今度はゲーム中の被験者の脳をスキャンしながら同じ実験を行ない、

「ストレスは男性と女性に反対の影響を及ぼす」と結論づけた。

女性の場合、ストレスを感じると、脳の感情を司る部分が活性化し、それによって意思決定が混乱していた。だが男性には、感情の高まりは見られなかった。男性は、ストレスによって冷静な判断をするようになっていたのである。

 ライトホールらは、脳の後部に位置する視覚大脳皮質に注目した。この領域は、相手の細かな表情から感情を読み取ることに関連している。女性がストレスを感じている場合、この領域は著しく活性化した。しかし男性の場合、この領域の活動は抑制されていた。 抜粋ここまで

今回紹介した「競争の科学」には、他にも投資家視点、教育者視点、ジェンダー視点で今までの常識だと考えられていたものが、いかに的外れだったかについて、いくつもの面白いエピソードがありオススメです。
また時間のあるときにこのブログでも紹介したいと思いますので、気長にお待ちください。

みなさま、良い勤労感謝の日を!

成功の可能性は実際の成功に比べて不確実であるがゆえに、より人の興味を引きやすい

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

先日紹介しただれもわかってくれない。あなたはなぜ誤解されるのか
備忘録第二弾です。

だれもわかってくれない。あなたはなぜ誤解されるのか

ファンダメンタル投資家とテクニカル投資家、そして私のようなイベント投資家など色々といるわけですが、それはそれとして、相場で人気となる銘柄が基本的に新興株が多いということは、疑いのない事実です。

なぜ割安に放置されている古い銘柄ではなく、新興株やIPOが囃し立てられるのか?期待されるのか、以下のような理由もあるかと思ったのでメモ

以下抜粋

研究者たちは、求人に応募してくる人たちの評価においても、同じパターンが見られることを発見しました。

関連する経験が二年あって「リーダーシップ能力判定テスト」で好成績を収めた人と、経験はないが「リーダーシップ潜在能力テスト」で好成績を収めた人を、実験参加者たちに評価してもらい、それぞれの候補者がどのように判断されるかを調べたのです
(どちらの候補者も学歴その他は同じくらい優れている)。

その結果、参加者たちはリーダーシップの潜在能力を持つ候補者の方が、リーダーシップ能力が実証済みの候補者よりも、新しい会社で成功すると考えました。

中略

実績よりも可能性を重視するというのはリスクを含むわけで、そもそも非合理的な判断なのに、なぜ人はそちらを選ぶのでしょう。

研究が明らかにしたところによれば、成功の可能性は実際の成功に比べて不確実であるがゆえに、より人の興味を引きやすいということのようです。人間の脳は不確実なものに出会うと、それが何なのか知ろうとして情報に注目し、情報処理をじっくり行なう傾向があります。

高い潜在的可能性を持った候補者は、評価が確定している人に比べ、評価する側をより長く深く考えさせる傾向かあります。高い可能性を持つ候補者の情報が肯定的なものである限り、この余分に行なわれた情報処理によって(無意識のうちに)、候補者の能力が全体的に肯定的なものとして認識されるわけです。 抜粋ここまで

 

まだ海のものとも山のものともつかぬニュースで株価があがるのは、人のこうした性があるからなのでしょう。

だれもわかってくれない:あなたはなぜ誤解されるのか

株があがってくれない。あなたはなぜ誤解して株を買うのか

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

今月頭に休んでいたときに読んでいた本の備忘録です。
短期投資でも、長期投資でも銘柄に惚れ込んでしまい、失敗する人を自他共にたくさんみてきたわけですが、その辺の理由がよく分かる一冊でした。

だれもわかってくれない。あなたはなぜ誤解されるのか

 

何か対する考え、または思い込みは一度生まれてしまうと、最初のイメージにとても影響を受けるというお話。
以下は、本書の1章のまとめ抜粋ですが、人間関係や投資銘柄に固執したときの感情にとても当てはまりました。投資にも人生にも以後気をつけて、役立てたいものです。

以下抜粋
★多くの場合、私たちは「認知的倹約家」です。脳は大量の情報を処理しなければならないため、できるだけ精神的エネルギーを節約します。したがって他者を理解しようとするときも、多くのショートカットや憶測を用いるのです。

★それらのショートカットの中で一番強力なのはおそらく、「確証バイアス」です。簡単に言えば、人は「見ると予想していること」を見るということです。

★「初頭効果」が働くため、あなたに対する第一印象は長く継続し、相手はあなたに関するすべてのことをそれにしたがって解釈することになります。ですから、うまくいかないことがあっでも気にしすぎないように。

★人がステレオタイプで他者を見るのは、(ふつうは)彼らが根っからの偏屈だからではありません。思い込みで他者を判断する理由は、人間の脳が、カテゴリーに関する情報を使ってそこに属するものを理解するようにできているからです。カテゴリー化の対象には人間も含まれるので、無意識のうちにステレオタイプが働きます。ですから「私は偏見で人を見ることは絶対ない」と大真面目に言う人も、自分がいつもどれほどステレオタイプを使っているか知らないだけなのです。

★一般的に、人は自分の意見や生き方にほかの人たちも同感であると思い込んでいます。ただし能力やモラルに関しては、自分は人より才能があって善良だと思い込んでいます。ですから相手にどう思われても、それはあなた個人の問題ではないということです。

 

人に理解されないと悩んでいる方、持ち株が魅力的なはずなのに上がらないと投げている方、ぜひこの3連休に読んでみてください!

だれもわかってくれない:あなたはなぜ誤解されるのか

追伸 表題は、この本のタイトルをもじったものですが、普通に本でありそうですね^^

トヨタで学んだ自分を変えるすごい時短術

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

最近株では、やられっぱなしですが、時間の使い方については良い感じになっています。
エンジュクのブログを読んで実践している方は時間の捻出に苦労していないでしょうか?

例えば、イベント投資
いつどこでどのくらいのインパクトで売買があるか
これが肝ですがこれを、実践で使うとなると、

・優待イベント 各月の銘柄でリターンの良い銘柄は何か 権利日はちゃんと末日か(ちょいちょい他の日の銘柄がある)
・指数入れ替え系イベント MSCI、FTSE、225、TOPIX どの銘柄がどのくらいのインパクトか 予想はいつから出るか?発表は?実施日は?
・公募増資、売出、IPOイベント 上記に同じ

などなど、調べることは多岐にわたります。
これに新高値銘柄をチェックしたり、システムトレードでのバックテスト、四季報銘柄のチェックなどなど、書いてたらきりがない細かい作業が連続です。

そういったやることがくさるほどある投資生活で、大事なことはいかに短時間で調べ成果を出すかです

最近ある程度自動化して、楽をしていたのですがもっと頑張らなくてはと思った本が今日紹介する「トヨタで学んだ自分を変えるすごい時短術」です

以下は、本を読んで、気になった部分の抜粋です
自働化を意識すべきなのは、テキスト入力だけではありません。たとえば、社内コミュニケーションやマネジメント、タスク管理やスケジュール管理など、従来から紙ペースでやっているような各種管理も、ITツールに置き換えて「自働化できないだろうか」と考えてみましょう。

このように、オフィスワーカーが自分の仕事に「自働化」の考え方を取り入れる場合、こういったパソコンの諸機能やショートカットキー、ITツールの活用は非常に相性がいいといえます。積極的に情報を集め、使っていきましょう。

ここまで読んで、「なんだ、そんなことか」と思った人も多いと思います。しかし、そう思った人のなかにも、辞書登録機能や置換機能、ショートカットキー・ITツールなどを使いこなせていないという人がけっこういるのではないでしょうか。

前述のとおり、トヨタの「カイゼン」は、極限までムダを省くというのが特徴です。たとえ、たった数秒の時短でも、それを積み重ねていくことで膨大な時間を創出することができるのです。1秒をバカにすることなく、こういった設定をどんどん増やし、少しずつ時間短縮を積み重ねていきましょう。

ここまで、いろいろなツールや機能のことを書いてきましたが、「自働化」に取り組む場合、まずやるべきことは、自分自身の仕事を細かく分析していくことです。
私自身、トヨタの現場で働いていたときは「ムダな動きがないか」と一挙手一投足を見られていましたから、常に頭をフル回転させながら仕事をしていました。

また、毎日仕事が終わってからは、その日の自分の動きを振り返って、「もっと効率を上げられる部分かあったのではないか?」と改善点を考えていました。 あなたも、ご自身の働き方のなかで「もっと効率よくやる方法はないか?」とぜひ振り返ってもらいたいものです。

抜粋ここまで

他にも

「トヨタには昔から「自らを必死の場所に置け」という言葉があります。「必死の状況に陥ったほうが、頭を使って工夫をするようになる」という意味ですが、当然これは時短にもあてはまることです。」

といった自分を奮い立たせる内容が多く、もっと頑張らなくては「もっと効率よくやる方法はないか?」と思わされた一冊でした。

時間がなくて、投資を勉強する時間がないという方、ぜひ本書を読んで、時間を捻出して、エンジュクの学びを活かしてみてください。

前向きになれる良い一冊オススメです!