【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 09月号 「科学する麻雀」から株式投資家が学んだこと

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の3回目アーカイブです。

たまに投資家さんとマージャンを打つことがありますが、凄腕の投資家さんはマージャンが強い方が多いです。
投資とマージャンの共通点とは?

以下連載をお読みください。

「科学する麻雀」から株式投資家が学んだこと

今回は、株式取引で負けないための考えの一部を紹介します。

ここ数年で、負けないためにかなり参考になったのは、麻雀で負けないためにどうすべきかを検証した『科学する麻雀』 (とつげき東北・著、講談社現代新書)」という本です。

*ここ最近新版が出たので、こちらを紹介します

やったことのない方に簡単に説明すると、麻雀とは、4人で各自14枚の牌を集めて得点を競うゲームで、集めるのが難しい組み合わせ(役)ほど得点が高くなります。ポイントは、他の3人には良い牌が集まらないようにしつつ、自分は集めなくてはいけない点で、ここに熱い駆け引きがあります。

麻雀には、格言めいたものがいくつもあります。「ピンフのみはダマ」「裏スジは危険」等、一家言お持ちの方も多いでしょう。

『科学する麻雀』では、そのような格言が実際役立つか統計を取ってみたら、ほとんどが役に立たないことを実証。それよりも、統計的に正しいことを淡々とやった方が勝率がよくなるという身も蓋もない結論を得ています。
この結論の中に、株式取引にも使える内容があったのです。それは「当たり牌を読むな、降りるならベタオリ」です。

麻雀は勝つことよりも、自分が負けないことが大事なゲームです。だから相手がリーチ(あと一牌で上がり宣言)したら、残り一枚が何かを予想し、それを振り込まないようにしつつ、自分の牌を集めていくのが常識でした。

ところが『科学する麻雀』では、リーチされたら、その回は自分が勝つのを諦め、負けないことだけに専念。確実な安全牌だけを捨てていき、それがなくなったら統計的に安全な牌を捨てるべきという提言をしています。

これを相場に置き換えると、ポジションが不利な状況になったら、挽回しようとナンピンしたり、板の状況から戻るタイミングを計るとか余計なことをしないで即損切りするということです。
以前の自分は全てのトレードでなるべく利益が出てほしいと思っていたので、少々の不利な状況では戻りを期待して我慢していたのですが、そんなやせ我慢を一切止めて、ちょっとでも不利になってきたら撤退するようにしました。

その結果どうなったか?勝率がメチャクチャ上がりました。自分は一日70〜100銘柄に注文を出し、内50〜70銘柄が約定するような取引をしています。不利なら即損切の方針に切り替えたら、利益銘柄と損銘柄の比率は2:1から3:1と格段に良くなりました。

麻雀と株式取引の共通点は、相手がおり、一回の勝負では決まらないということです。何回も同じ相手と勝負をするゲームでは、数をこなすとトータルで自然と勝てるような戦略を愚直に実行することが大切です。役満(最強の手)で一度勝っても、その後に負け続けては意味がありません。一度役満に振り込んでも、じわじわと取り返せるやり方こそ、負けない投資家に必要なのです。

じわじわと取り返せるやり方としては今号特集の株主優待、配当狙いの投資があるのですが、それはまたの機会にでも。

抜粋ここまで

当時はマージャンを統計的に分析する書籍は少なかったですが、ここ数年でたくさんの本が出ています。
せっかくなので、以下に紹介です。

3100万局の牌譜データを東大卒の麻雀研究者が徹底分析!
「統計学」のマージャン戦術 (近代麻雀戦術シリーズ)

高レート麻雀のプロと麻雀研究家が合作。理論と実践の新戦術の数々がわかる!
フリー麻雀でもネット麻雀でも使える 現代麻雀最新セオリー

麻雀を勉強すると相場でも強くなれるなんて、一石二鳥ですね。
ぜひ読んでみてください。

追伸 誰か麻雀誘ってくださいませ by 無職

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 06月号

こんにちは、ヘッタチャンです、

過去連載(日経マネー許諾済)「負けない投資家の思考法」の二回目アーカイブです。

この当時は日経平均が1万を回復して絶好調と書いてます、現時点(2018.5.16)で22,818円ですから6年でどれだけ株価が上がり、投資家が潤ったかわかります。
(後々書きますが私はあまり潤ってません爆)

日経平均10年チャート
20180522510y

ちょうど決算時期で塩漬け銘柄が発生しているので(泣)初心に戻り損きりしなくてはと思わされる記事でした。
6年前から進歩してないどころか、退歩してる気がする、今日この頃です。

以下日経マネー 2012年 06月号から転載

こんにちは、マネー・ヘッタ・チャンです。この原稿を書いている今、日経平均は久しぶりに一万円代を回復。年初からの上昇率は20%近くと、今年に入って株は絶好調です。

今回は数年ぶりの好相場なので、こういった時、負けない投資家が何をしているか、考えているかについて、書いてみることにします。

株式投資をしている方は今日までに買った銘柄下がり続けて、損切りすることもなく、塩漬けのままだったのが2月、3月の上昇でようやく値が戻ってきた方も多いでしょう。

ここで二つの選択肢があります。ひとつは利益になったところでさっさと利益を確定してしまうという選択。もうひとつはまた下がるかもしれないけれど、まだ上がるかもしれないと保有を続けるという選択。

みなさんはどちらを選ばれたでしょうか?

ようやくマイナスがなくなったと利益確定してしまう方が多いのではないでしょうか?
私なら、銘柄の選択理由(株価が割安、業績好調など)が購入時と変わっていなければ、保有を継続しつつ、損切りラインを設定します。円安などで業績が購入時よりも良くなっていれば、買い増しもします。

私は基本的にナンピン(損が出ている時に株を買いますこと、取得単価が下がる)はしませんが、利が乗っている時の買増しは、選択肢の一つとして考えます。

多くの方は

・    損切りラインでの損切り
・    利益が出ている時の買増し

が出来ません。
いや、そんなことはない、出来ると思った方、あなたは自分の会社に未来がないと感じているにも関わらず、転職活動もせず、働いていませんか? 恋人、奥さんと別れた方が良いと感じていても、次の相手を捜すことなく、何もしていなかったりしませんか?

仕事で、プライベートで出来ないことが株式投資で出来るというのはまずありません。
特に損を確定させることは、脳が非常に嫌がるよう出来ているのでなおさらです。
負けない投資家の方々は、普通の人が躊躇するようなことを平気でやる人が多いです。
彼らは深い知識の裏付けの基、自分が正しいと感じた投資に対して、まっすぐに踏み込みます。

例えば、ある銘柄が本来の価値の1/3で売られている時、自分の資産をどこまで突っ込めるか、それが期待通りにすぐ上がらなくてもどこまでも我慢できるか、そういった部分がとても試されます。

ウォーレン・バフェットであれば、1/3から半分の1/6になったら喜んでもっと買うでしょう。自分の買った株が半分になっても買増すことをためらいなく行いつつ、もし自分の目論見と違う時は、逆に全ての損を確定して手放す。また100円で買った株が150円になっても業績がまだよかったらそこからさらに買いに行く。

以上のようなことを、負けない投資家は悩まず、当たり前のように実行します。ですので、この難しさを理解した上で、同様に出来る方は、多分私よりも投資に向いていると思います。

では今回はこの辺で
また三ヶ月後にお会いしましょう

抜粋ここまで

【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 03月号

こんにちは、ヘッタチャンです、

先日ツイッターでヘッタチャンの昔の記事とか読めますかという問い合わせがあり、そういえばその辺も一度まとめたいなぁと思っていたので、それを機に、当時の担当者さんに連絡を取り、再掲載してもいいですかと尋ねたところ、了承を得られたので、昔の記事を転載します。

以下の記事は日経マネーさんに掲載していただいた「負けない投資家の思考法」という連載です。
今思うと畏れ多いタイトルです。一緒に書いてくださった夕凪さんやJACKさんは毎年負けず資産を増やしていて、みなさん資産額で遠くに行ってしまいました(苦笑)

当時考えていたことと今考えている負けない投資法はあまりかわっていないのですが、
2012年から2018年の6年の相場を思い返すに、負けないだけでなく大きく勝つ方法もまた考えておくべきだったと思います。

過去を振り返りつつ、過去連載を少しずつアップしていきますので、気長にお付き合いください。

以下日経マネー 2012年 03月号から転載

はじめまして、本誌初登場のマネー・ヘッタ・チャンと申します。
ざっくり自己紹介しますと8年間負けなしのプロ投資家、なおかつマネー童話を執筆するという二足のわらじで書いている変わり者です。
この度、「負けない投資家の思考法」で好き勝手書いて良いという許可をいただき、登場と相成りました。どうぞよろしくお願いします。

さて、負けない投資家とはなにか
まずここから考えましょう。
極端に言えば、毎年1円でも資産が増え続けていれば、負けない投資家と名乗ることは可能です。もちろんそんな人から話を聞きたいとは誰も思いませんが、世の中には、この毎年ほんの少し資産を増やしたに近い実績で「常勝」を謳う輩もいますのでご注意ください。(詳しくは拙書経済童話「ヘッテルとフエーテル」「マッチポンプ売りの少女」をお読みくださいませ)

やはり「負けない投資家」を謳うのであれば、最低でも資産数千万、出来れば資産数億円必要でしょう。
私の周りには、上記の負けない投資家さんが何人もおりますがそれらには二つのタイプがあります。

ひとつは「タイミング良く、レバレッジをかけて、引き際を誤らなかった投資家」。簡単に言うと、借金して大勝負で勝利。それから上手く現金化して、以後無理をしてない投資家さん

問題は「現金化」か「無理をしないこと」に失敗して、ピークの資産を維持できる人が少ない事。泡銭なのでなくすのも早く、ピーク時資産は数億円。でも今は何千万、何百万という方もいます。数千万残ったから良いじゃんと思うかもしれませんが、本人はピーク時を覚えてるので精神的には結構大変です

もう一方は「着実に複利で何年もかけて資産を築いてきた投資家」
このタイプは今回一緒に連載している夕凪さんやJACKさん達です。

こちらのやり方は時間は少しかかりますが、精神的な安心感は圧倒的に分があります。というのも借金大勝負はたとえ大勝しても、もう一回同じ事が出来るかが甚だ心許ないので、資産を築いても減らすのが怖くてしょうがないのですが、こちらはたとえ失敗しても、また貯金を貯めて同じ手法で挑戦出来るからです。

どの手法を選ぶかは個々人の立ち位置やお金の環境次第で、どちらが正しいというわけではありません。まずは自身の判断でどのタイプの負けない投資家になるかを考えてから、戦略を考えてましょう。

なお、私の戦略は前者と後者の混交型で、借金大勝負をしつつ、リスクを限定するため日をまたぐリスク資産はほとんど持たないようにし、そこで得た資産を合法的な節税やローリスクミドルリターンの投資(主に国の制度を使い倒す方向のものです)で減らさないようにしています。次回以降の連載でその辺を書いていけたらと思っておりますので、ご期待ください、では今回はこの辺で。ご期待に応えられたでしょうか?

抜粋ここまで

ヘッテルとフエーテル 本日より発売です

本当にご無沙汰しておりますマネー・ヘッタ・チャンです

私の初の著書ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話の発売が始まりました

おかげさまで都内で起こった先行販売がまずまず好調で、
新聞の広告にも載せてもらえることになりました

*都内の恵比寿有隣堂ではビジネス書2位になりました
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今回の本は難しくて理解しづらいと思われている金融業界の話を、
童話仕立てにし、お金の怖さを誰でもわかるように書き上げました

この本を書くきっかけは、お金の怖さを多くの人にしってほしいと思ったことです
私は証券会社のデーラーとして、ここ数年間

ライブドアバブルの盛り上がり
ライブドアショックでの悲哀
サブプライムで完全に沈黙してしまった日本市場

にずっと関わってきました

その間、知人・友人がつかの間、大金を稼ぎ、
それ以上の大金ともっと大切な人間関係を失っていくの
たくさん、本当にたくさん見てきました。

その中には、自ら命を絶った人もいます

幸い私はなんとかやりすごしましたが、それらの出来事は
僕にとって本当に辛いものでした

そういった辛い出来事が二度と起きないよう童話仕立てで
お金の知るべき事、本当の怖さを書きあらわしておきたいそう思ったのです

内容は子供でも読めるモノですが、僕はこの本で日本の金融業界を
根本から完全に変えるつもりで書きました

この本で私の伝えたいことが少しでも伝われば嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします

マネー・ヘッタ・チャン

マネー・ヘッタ・チャン、出版することになる

みなさん、こんばんわ、最近ブログの更新が如実に減っているマネー・ヘッタ・チャンです

更新が遅れて大変申し訳ありません

どうして減ってしまったかというと一部の人にはお話ししましたが、執筆と本の販促がまさに佳境でめちゃくちゃ追い詰められていたからです

実はマネー・ヘッタ・チャンの処女作

「ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話」

が11月24日に経済界さんから出ることに決まりました。

現在色々とマーケティング活動を水面下で実行中です、おいおいこのブログでも紹介していきたいと思いますので、どうぞもう少し投資のお話はお待ちください

応援よろしくお願いします